今日、オバマ氏がアメリカ大統領に正式に就任しました。
超大国アメリカのトップが、いかなる政治を行うのか世界が注目しています。
私はオバマ大統領のもとで最も期待するのは、アメリカは超大国ではなく普通の大国として国際協調主義をすすめて欲しいことです。現在のアメリカは自らが引き起こした経済危機で壊れかけています。
国力以上の肥大した軍備をもち、アメリカ国民の実際のサイフの中身以上に買い物をするという過剰消費など、すでにアメリカという国の内情が空洞化しています。
アメリカはもはや超大国ではなく、普通の大国なのかもしれない。期待が大きいだけにオバマ大統領の苦難が予想されます。
私がオバマ氏に期待するのは、
① アフガン、イラク、パレスチナ問題などを、国際協調、国連を中心に解決の方向に導くこと。
② 北東アジアにおいては6ヶ国協議を前進させ、朝鮮半島の非核化、さらには二国間安保を超えて北東アジアでの集国安全保障体制への道筋をつくること。
③ 市場万能、グローバル資本主義に国際的規制をかけ、環境重視政策の推進、物づくりを基本とするあたりまえの資本主義経済に立ち戻ること。
などです。
1月20日付の朝日新聞の編集委員の星浩さんの「政態拝見」で政治家の魅力「オバマ流」を生かせるかというコラムの中で、米コロンビア大のカーティス教授がオバマ氏について、
① 感情的にならない
② ナショナリズムを煽らない
③ 理念・政策がぶれない
④ 難しい問題を分かりやすく説明する
と評価していたという。
私たち政治家にも、ほんとうに参考となる言葉です。
オバマ氏の政治スタイルを表面的にだけマネをしても意味がないだろう。「見習うべきは国民と向き合って説得する姿勢のはず」その通りである。
昨日は早朝より後藤新事務所へ。選対のみなさんも疲れはピーク。気合いで乗り切って欲しい。
午後は吉井町に戻りあいさつまわり。
午後4時からは藤岡土木で2009年度吉井町内の道路、土木事業の今後についてレクを受けました。来週に奥多野について説明を受ける予定です。
夜は高崎平和フォーラム新年会であいさつ。