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IWC脱退 なぜ

2018-12-23 11:13:54 | 日記
短慮は敗北
 

戦前から戦中 戦後にかけて、鯨はよく食べられた、当時国民の大きな栄養源だった、鯨料理はどこでも売られていて、庶民的な食品だった。

鯨を利用した商品も豊富で、赤身の刺身 クジラかつ 竜田揚げ 鯨のベーコン 脂身の脂を抜いて晒した晒クジラ、酢味噌か少し辛子を混ぜた酢味噌和えも旨い、尻尾に近いところの「尾身」など脂がのって鮪のトロに匹敵する、小生まだ子供だったが、父親が晩酌の時肴にしてよく食べていた、旨そうなので、時々ちょっかいを出してご相伴にあずかる。

今の何でも有る食品豊富の時と違って、戦前 戦中 戦後の食糧難時代、国民の大きな栄養源だった、自分でも戦後成人して酒が飲めるようになった時、鯨料理はよく食べた。
当時の日本は捕鯨技術もさることながら、世界の海で捕鯨に活躍捕鯨大国だった。

乱獲もあったのか鯨資源が減少して、IWC(世界捕鯨委員会)が発足して、捕鯨が大きく制限された、当然国内から鯨を提供する店が大きく減少した。

昔仙台へ赴任中、仙台の北にある女川町は、捕鯨の港で街中に鯨料理店が多くあり、堪能させて貰った、鯨は捨てるところなく全て活用できる貴重な資源だ。

日本は「調査捕鯨」と称して南極海 日本近海で捕鯨をしている、幸い鯨資源も増えてきたようだ。
先日のIWCで日本は脱退を決めているようだ、脱退したところで無制限に鯨を捕れる訳ではない、国民がもっと鯨を供給しろと要求しているわけでもない、そこここに鯨専門店もあり満足している。

捕鯨条約を脱退する意義はどこにあるのだろう、世界から孤立するリスクを背負う程重要なことか、少し短慮にすぎないか、もっと話し合い日本の立場を主張して相手国を説得するすることはできないか、時間は掛かるけど。

捕鯨とこれとは少し違うかもしれないが、戦前 野村 来栖両大使が「国際連盟」脱退を宣言して、日本は世界から孤立して国内は疲弊、第2次世界大戦へと繋がり、敗戦という大きな試練に直面した

 
鯨の刺身 美味今でも食べたい ある資料から拝借
 
鯨の尾身 鮪のトロを上回るかも絶品だ ある資料から拝借
 

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