老いて楽しく

余生を楽しむ

カップヌードルミュージアム

2016-11-27 01:34:50 | 日記

 横浜にカップヌードルミュージアムが有る、ミュージアムと云うのだから製造工程は見られない、入館すると1階は広いロビーと受付が有り、正面に幅広い階段が有り、昇り口の真ん中に大きなカップヌードルがドーンと置かれ、記念撮影する人が多い。

 昭和35年~36年頃だっただろうか、小生公団住宅で独身生活をしていた頃の事である、その頃は町に食堂も少なく、まして配達してくれる弁当屋などなかった、何が何でも弁当を持って行かないと、お昼が食べられない時代だった、月間80時間の残業などざらで、私的時間が少ない、残業時夕飯は会社で支給されるので心配はなかったが、翌日の朝ご飯と弁当を帰宅後用意しなくてはならなかった。

 早朝 朝ご飯と弁当造りをしていると、白黒テレビから確かな歌詞は忘れたが「明星即席ラーメン パパと一緒に食べたいな」なんてコマーシャルが流れていた、安藤 百福さんがインスタントラーメンを世に出したころと思う、仕事で時間が無い毎日だったが、此れは余り食べた事が無かった、矢張り自分で手を掛けた物の方が旨かった。

 そのインスタントラーメンも50年以上の時を経て、大いに進化して、種類も増えた、今のインスタント食品 冷凍食品本当に旨くなった、半世紀を経て進化は大変な物だ。

 
2階に繋がる大階段、真ん中にヌードル容器の大きいのがドーンと控え、記念撮影する人が多い
 
2階もワンフロアーで広い、円卓が沢山並んでいる、左の壁際でカップヌードル容器を自動販売機で購入
 
円卓に何種類ものマジックペンが用意されていて、各自ヌードル容器に、文字 イラスト何でも書き込め、日付も書き込む、此れがオリジナルカップヌードル作りの始まり、女子高校生が、ギャーギャー大変な賑わい
 
小生「へへののもへじ」を書いた。今はあまり書かれなくなったが「このつら」と書くと天狗の顔になり、「つるさんは○○むし」とかくと人の顔になる、今の人には通じない話、
 
オリジナルカップヌードル作りのコーデネイター
 
奥に醤油 味噌 カレー等スープ味を選び、手前12個並ぶトッピングから、自分好みの5種類をえらぶ、此れでオリジナルカップヌードルが完成
 

後は密閉の蓋をして、シュリンク包装をして、ハイ  オリジナルカップヌードルの出来上がり

入館料¥500 ヌードル容器¥300、オリジナルカップヌードルは800円する、我が家の近くにはスーパーが多くあり、安売り競争が激しいが、売り出しの時は、各種味のカップヌードルが、80円から98円で売られている、10倍もするヌードルを買ってきたが、楽しませて貰った代金か、そう思えば高くない   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コンサート

2016-11-23 10:13:20 | 日記

 先日東大和市に住む同級生から、コンサート鑑賞を誘われた、時には音楽ホールで良い演奏を聴くのもいいかなと思い、誘いに乗った。
 場所は東大和市のハーモニィーホール、客席300くらいで音響効果が整ったホール、ピアノ独奏、ピアノとバイオリンの演奏など、心静かに素敵な演奏を、2時間ばかり鑑賞大いに癒された、友は姿勢を正して音楽に聞き入る、小生不謹慎にも、一時睡魔に襲われる、誘ってくれた友に失礼、以後心引き締めて聴く。

 
 館内撮影禁止、演奏者の華麗な動きなど写せなかったが、腕の動き手首から指先の、流れるような流線、鍵盤に優しく触れる、時には激しく叩き付けるような激しさ、音楽もさることながら、演奏者の女性ならではの腕から指先の流麗な動き、とても美しかった。

 バイオリン奏者とピアノの奏者の共演、バイオリン奏者の腕の動き、しなやかなキュー捌きとっても華麗だった、
 ピアノの鍵盤の楽譜を置くところに、奏者の手が映りとても良い、30分くらいの演奏に、楽譜もない、みんな頭の中に入って居るのだろう、.音楽演奏も素敵だが、腕 手首 指先の滑らかさ、時には撫でる様に、時には激しく叩き付けるように鍵盤を駆使して演奏する音楽演奏もさることながら、女性奏者のしなやかな動きも、芸術に加味されるのではないかと思う、.とってもいい演奏会に友が誘ってくれた。
 友は現役時代、校長先生を遣り、仕事上ピアノを弾き、バイオリンも遣ると云う、ボンクラな小生とは違い、色々遣って造詣が深かったのだ、70年の付き合いで初めて言った、初めから言ってくれよ、そのように付き合ったのに。

演奏が始まると、場内撮影禁止、素敵な奏者の写真が撮れなかったのは残念
 
東大和市ハーモニーホール
 
 
演奏が始まると会場内は撮影禁止
 
コンサートが4時前に終わり、東大和駅前へ、酒を飲む所はみな5時から、24時間営業のチエーン店「磯丸水産」があった、渡りに船、
 

サザエのつぼ焼きを頼んだら、今の若い人はつぼ焼きの焼き方も知らず、口を下に火に掛ける、それではうまみが皆流れ出してしまう、口を上にして焼く、泡立ったところで醤油を注ぐ,久しぶりのつぼ焼き旨かった。店員が置いて呉れたつぼ焼き、口を上に置き直す

あまり手を掛けず、醤油だけのシンプルな料理、此れが一番

三陸海岸から北海道に掛けて獲れる「ほっき貝」此れは大型貝でとても旨い、だが少し身が痩せていた,もっとふっくらした身ならば、もっとうまかった、久しぶりに壺焼きとほっき貝を食べてよかった。

 
この友と会ったらビールだけでは済まない、磯丸と云う銘柄の酒が有り、冷酒を頼む、受け皿まで満杯に注いでくれる。
 
受け皿に溢れんばかりに注いでくれる、呑べーはこれが嬉しいのだ、
 
旨い刺身が有るとの事、それも頼み、コップ酒2杯
 

とても気立ての良い店員さん、最後に愛想を振り撒いて呉れ、爺さん二人の酒宴にとっても癒される女の子、とても楽しい酒宴だった。結局今日のメインは、コンサートだったのか、飲み会っだったのか、マア固い事言わずにコンサートと友との交流、「老いて楽しく」残り少ない人生楽しまなければ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

己を知る

2016-11-17 10:18:14 | 日記
責任は重く

 道路と云う空間を4つの車輪で高速で移動する物体、即ち是を自動車と称する、高速で移動する為、時には大きな凶器となり得る。

 このところ毎日の様に、高齢者の自動車事故が報じられている、年を取ると体力 筋力 思考力 判断力 瞬発力 視野すべてに衰えが来ている、此れに認知症が加わったら、途轍もない大きな凶器に早変わりする。

 人間て不思議なもので、周りはそうであっても自分は他人と違う、運転は確りした物だと、自負する人が多い、だが人間の能力なんて、各人そんなに大きな差はない、老いれば皆総てが衰えてくる。

 今は物損事故でも、まして人身事故は高額保障を請求される、自賠責も高額を契約していると思うが、商店に車を突っ込み店を大破させたなど、店の修理 営業損失総てを保障したら、大変な金額になる、だが物損事故は金で解決できる、人身事故で怪我をさせた、最悪死亡事故など起こしたら、一生その心の重荷を死ぬ迄背負って行かねばならない、年を取って心に大変な負担が有る。

 昔仙台に暫く居住した、仙台から石巻まで仙石線が走っている、ある日踏切で車が電車に衝突、車は大破運転者は死亡、電車は脱線田んぼに落ちた、JRが遺族に請求した損害補償額は莫大なもので、遺族は田畑 家 屋敷を売り払っても足りず、孫子の代まで借金が残った。

 小生 75歳の時に家内から「車の運転を止めたら」と云われ、ショックだった、まだまだ大丈夫だし車庫に車が無いなど想像もできなかった、行動範囲は狭まり手放す気はさらさらなかったが、よくよく考えて、若し人身事故でも起こしたら、取り返しがつかないと思い、廃車を決めた。

 年間の車の経費をタクシー代に充てれば良いと思った、その後タクシーなど余り使わず、何処へ行くのも自転車、結構遠くまで自転車で用足しした、健康的でいい、今は車などなくても不便は感じない、とっても気楽だ。

 誕生日が来た時、車もないのだから、免許も返納してしまえと、所沢警察へ返納届に行った、係員何を言うかと思ったら、一度返納手続きをすると、新たに欲しくなったときには,再度試験を受けなければなりませんよと云う、当然の事スッパリ免許も返納した。

 地域に依っては車が無いと不便な所もある、だけど大きなリスクと心の重荷を背負う前に、転ばぬ先の杖 、後悔先に立たず、思い切って廃車しては。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

三菱みなとみらい技術館

2016-11-08 08:53:42 | 日記
   過日横浜みなとみらい駅に近い「三菱みなとみらい技術館」を訪れる機会が有った。

三菱重工業(株)と云えば、日本を代表する企業である、宇宙へのロケっト 航空機 船舶  自動車 深海艇 原子炉発電 あらゆる分野で技術の高さを発揮している。

 そんな先端企業の技術館を案内人付きで見学した、日本人特有の手先の器用さ、勤勉で繊細、物造りの精巧さ世界に誇る技能技術を持っている、それが証拠には、小物から医薬品 工業製品 自動車と日本製品は壊れ難く,使い易く長持ちすると、世界でも好評である。

 もっとじっくり説明と見学時間が欲しかったが、時間の制限が有り駆け足で廻ったが、楽しい見学だった。
 
一番左白い衝立の隣に小さなロケットが映っている、1955年糸川教授が飛ばした、ペンシル型ロケット、一番初期のロケット、あれから60年余今はH2Aロケット、改良ロケットH2Bが開発されて居る様だ。筑波のJAXAの展示品
 
今月2日気象観測衛星ひまわり9号を乗せた31号H2Aロケットが打ち上げ成功した、25機連続打ち上げ成功、成功率96,8%と技術の高さを誇っている。
 

MRJ 中型国産ジェット機、今アメリカフロリダ州でテスト飛行を繰り返し、安定性を確かめている、燃費が良く各国からかなりの数の注文が有るようだ、戦時中飛行機技術は,零戦をはじめ、紫電、爆撃機 飛龍 素晴らしい航空機技術を持っていたので、国産ジェット機が出るのが遅かったような気がする。、

 

大型豪華客船も手掛けるが、各種事情で大型客船は暫く撤退するようだ

 

戦時中空母も造船した,有名空母 赤城 比叡その他優秀な空母多数あったが、度重なる海戦で失った

 
巨大LPガス輸送船も手掛けている
 
複雑に絡み合った細い配管及び配線、一つ繋ぎ間違えても、ロケットは飛ばず、爆破炎上するかもしれない、大きな物体に繊細な作業。
 
.宇宙.300kmの無重力から、深海6500mの巨大水圧に耐える深海艇、世界に深海探査艇と云われるのは7艇しかないが、深海6500は深海調査に中心的役割を果たしている。
 世界でいちばん深い海溝はマリアナ海溝、10911mで、無人探査船は1万mを撮影しているが、深海12,000も計画されて居る様だ
 
ロケット噴射装置、筑波のJAXAの展示品
 
原子炉炉心部模型、宇宙ロケットから飛行機 船 深海艇 原子炉まで、あらゆる分野で技量を持つ企業に発展有れ、三菱重工業 技術館、工業  科学に興味ある人には、楽しい展示場である。
 
 
 
 
 
 
 
 

よき友は楽しき哉

2016-11-04 11:17:56 | 日記
友と酌み交わす

 このブログのタイトルは老いて楽しくである、老いて残された時間は少なく最後の人生を楽しまなくては損である。

 小生現役時代は我武者羅に働いた、それは何故か、老後に於いて経済的苦労はしたくないという気持ちが根底にあったのかもしれない、人間若い時はどんな貧乏しても、苦労しようが切り抜けられる、年を取ってはそんな事は出来ない、若い時は買ってでも苦労しろと言う、「艱難辛苦」もいとはない、漢詩にもある「艱難は汝を玉にす」苦労した人は後に、輝きを放つだろうとの意味、若い時に自分の気持ちの赴く侭、好きな事に金を使い果たせば、老後は心配だ。

 戦後高度成長期は、我々を「産業戦士」と煽てられ、一生懸命働いた、今はひと月100時間も残業を遣ると、過労だ 鬱だと騒ぐ、小生の若い頃は100時間120時間の残業は普通だった、病気になる人も居なかった、みんな嬉々として働いていた、日本復興に燃えていたのだろう。

 企業もそれにはきちんと応えていた、入社して雇用契約を結べば正社員、各社就業規則をきちんと整備し、労働基準監督署へ届け承認を得て従業員の生活を保護した、5時以降10時までの残業は2,5割増し、10時以降は深夜手当3割増し 日曜出勤は3割増し、タイムカードによってきちんと賃金は支払われ、残業代 日曜出勤代は給与の中で大きな金額を占めていた、働けば働くだけ実収入は増えていた。

 今は悪徳企業と云うかブラック企業と云うか、人をこき使うだけ使って、残業代も払わない、正社員は少なくて、派遣社員だ 契約社員だの訳の分からぬ身分の雇用契約は、政治が悪い、昔の様に雇用契約したら、皆正社員すればいい、「同一労働 同一賃金」当然の事であって、今更声を大にして言う事ではない、当たり前の事だ、政治の貧困である、安い賃金でこき使う、正規の給与が払われなければ、疲れは倍増、気持ちも萎えて働く気力もなくなり、精神的にも落ち込み。病気にもなる。

 人は正しく評価され、認められれば、遣る気が出て能力以上の物を発揮する、意欲を持ち頑張り、会社にも貢献する。

 詰まらん前述が長くなったが、若い時に意欲を持って働いたので、老後は小遣いも不自由なく、好きなだけ使い、家計にも不安はない、良き同級生 良き友 各サークルに属し、いい友達と多く交流している。

 高齢化して小食になり酒量も減退したが、ささやかなおつまみで、気心知れた友と酒を酌み交わせば、自分にない知識も話の中にあり、いい勉強にもなる、多くの人との交流は得難いものである、だが最近は物忘れが多く、聞いた噺も忘れがち。  

   
  先日近所に住む友と、近くのファミレスで一杯飲む、此の店近くて気楽なのでよく利用する。
 
   
  ささやかなおつまみ
 
   
  焼き鳥2本、ビールは大瓶5本やった、次回はワインの店へ行く事に決定
 
   
  宴の最中