各地の蕎麦1 |
東に旨い蕎麦が有り、西に名物蕎麦が有ると聞いて、西走東奔する程の蕎麦マニアではないし通でもない、以前はそんな金もなければ暇もなかった、今は金も暇も有るが体力も食欲も減退した、体力 食欲が有ってもそこまで遣る程の酔狂でもない。 以前は車、鉄道 ツアー旅行によく行った、そんな旅行途中で出会った各地の美味い蕎麦を紹介しようと思う。 各地其々の食べ方が有るが蕎麦そのものの本質が違う訳ではないので、そう大きくは変わらないと思うが、その土地の寒暖の差、土壌でも香り味が違うのだろうが、小生そこまで繊細に香り味を見分けれる程敏感な舌 鼻を持ち合わせていない、アッこれは美味いと直感的に感じるだけだ。 各地で旨いと感じた蕎麦は印象に残っているものである、そんな記憶に残る蕎麦をいくつか紹介しよう。 |
北海道も良い蕎麦が収穫され、旨い蕎麦が有るらしいが、利尻 礼文を含め4回旅行しているが、北海道と言うとついラーメンを連想し、個人旅行にしても、ツアー旅行にしても北海道は海鮮料理に目が行ってしまい、結局北海道では旨い蕎麦を食べた記憶が全くない。 |
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青森 雲谷(もや)峠蕎麦 十和田から浅虫温泉へ向かう途中、青森湾を望む雲谷(もや)峠に差し掛かり、そこに一軒の蕎麦を主した茶屋風食堂が有った、年寄り夫婦が経営をしていて、正直なところ料理にはあまり期待はしていなかったが、こうゆう年寄りが打つ蕎麦は年季が入っていて旨いかもしれないと思い、当時若かったので大盛り蕎麦を頼んだ、これが思惑的中、腰の有る旨い蕎麦に、青森湾で獲れた魚介 昆布等で取った蕎麦汁が絶品、蕎麦湯で割った蕎麦汁の味が未だに忘れられない。 今から40年以上前の事で、此の画像は当時の物でない事をお断りしておく。 |
岩手 わんこ蕎麦 小岩井牧場から盛岡の「不来方(こずかた)城」へ行った時に、一度は経験しようと思い、わんこそばに挑戦した、少量の汁に一口の蕎麦、椀が空になるや否や脇から、「はいよ」とか「それ」と掛け声と共に椀に蕎麦が放り込まれる、慣れないと薬味を入れる暇もない、途中からおばちゃんの掛け声も変わってくる、「それいけ」「まだまだ」と催促される、兎に角椀に蓋を被せない限り、延々と蕎麦を放り込まれる、蕎麦を椀に入れられ、口へ運ぶ前に蓋を右手の持って、蕎麦を口に入れたら素早く蓋をしなければならない、20数杯食べただろうか、見ていると20杯位だと少ない方だ、食べるのに追われて蕎麦 蕎麦汁の味は旨かったのかどうか全く記憶がない。 |
岩手 中尊寺トロロ蕎麦 |
東京 深大寺蕎麦 戦後間もなくやっと復興の兆しが見え、物資も少し出回る様になった頃、友人3~4人で深大寺へ遊びに行った、 丁度祭りだったか、境内から周辺道路には露店が出ていた、深大寺そばを食い、露店を冷やかして歩いていたところ、コカコーラと言う始めてみる瓶入りの得体の知れない飲料を売っていた、聞いてみるとアメリカの飲み物と言う、若気の至りと興味で皆で飲んでみる、甘味は有るが何か薬臭い感じで、「ヤンキー」てこんな物が好きなんだといと言いながら、みんな飲んで仕舞った、此の時深大寺蕎麦とコカコーラとの初めての出会いだった。 その後深大寺を訪れる機会もなく、一昨年ウォ―キングの会で数十年ぶりに深大寺を参拝した、ここへ来て蕎麦を食わない手はない、久し振りだったので「大盛り」を注文、富士山を思わせる高さだった、旨かったが、帰りの歩行では腹が重かった。 次回は秩父から信州その他を紹介しようと思う。 |