もう随分昔の譬え話である、「煙と馬鹿程高い所を好む」と言われた、確かに煙は微細粒子で天高く何所までも登り、何れは胡散霧消してしまう、人間が高い所を好むのに何故「馬鹿」と言う言葉出たのか理解に苦しむ、人間を冒涜した言葉と思っている。 古来より人間は高い所を好む、昔の武将が戦争を行えば、小高き丘に本陣を敷き、戦況を俯瞰して作戦を練った、高い所から見てこそ戦況が掴めるのである、後年には各大名も山に石垣と天守閣を築き、大所高所から領内を眺め、安寧と庶民の暮らしの安全を図ってきた、矢張り高い所から物事を眺める事に依って,良い判断が得られるのだろう。 近年に於いては建築技術も格段に向上、超高層ビル、超高層建築物が続々と建築され、各建築物に展望台が設置され、数百メートル高空から街並みを眺望する事が普通になった、東京タワー サンシャイン60の展望台、スカイツリーの展望台、行列をして高い所への登る、 近年に於いては宇宙から地球を眺める時代になった、冒頭の言葉を発した人の感性を疑う。 先日 ウォーキングの会で、東京都庁45階の展望台へ行く機会が有った、1階から45階まで45秒で上昇する、1階1秒の早さで有る、発進時も停止時も何も感じない程スムーズそして超高速運転、日本のエレベーター技術も世界最先端を行く。 |
新宿駅を出て大ガードを括り、昔の淀橋浄水所跡地の超高層ビル群を左手に見て通過、少し行った右手に「成子天神社」がある、つい最近塗装を終えたと見えて、鳥居 社殿の朱色が鮮やか、ビルの谷間にひっそりと鮮やかな朱色を際立たせている、古き由緒ある天満宮で有る。 |
皆お賽銭を上げ健康と長寿を祈る |
天神境内に50貫以上の力石が奉納されていた、昔の人はこれを軽々担ぎあげていた、怪力の人が多かった。 |
東京都庁45階202メートルから眺望、高所から眺望を楽しむのは、冬の乾燥した時期に限る、3月では、湿度が高く靄っていた。 |
都庁45階の展望台には各種土産店が並び、土産店を眺めたり、都内の眺望を楽しんだり思い思いに過ごす。 |
明治神宮へ都庁の方から入る口は西門?と言うのか、瘤つき欅古木が迎えてくれる。 |
明治神宮拝殿前の門、青銅の屋根が重厚さを醸し出す。 |
四方に門を構える、拝殿前広場、 |
大正九年創建時に植樹された楠、夫婦楠として、参拝者の信仰厚く、明治記念館結婚式場と共に人気がある。 |
上記御神木の根本 |
元日初詣で参拝者で埋め尽くされる参道、普段の日でも参拝者が引きも切らず。 |
昨年11月に紅葉真っ盛りの秩父御嶽山にある、東郷神社を参拝したが、今回も代々木参宮橋近くの東郷神社を参拝した、明治の大提督は各所に足跡を残している、結婚式場としても人気あり。 |
小じんまりした東郷神社庭園 |
小生の家から電車で飯能は極く身近、だが天覧山や能仁寺、飯能河原を訪れるのは数年か数十年に一度、時折秩父へ行く時の通過点に過ぎなかった、依って池袋や都心へ出るより遠い感じがしていた、疎遠による遠距離感かも知れない。 10年前から飯能雛飾り展が開かれていたが全く関心がなかった、だが今年は何故か心引かれ行ってみようと思った、どうせ行くなら好天が良い。 |
「絹甚」の店蔵、1階の屋根の両端に有る「防火壁」「梲(うだつ)」自家にこれを作れるのは相当なお金持ちでなければ作れない、これを作れない人を「梲が上がらない」と言った。
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強い風の中吊るし雛が揺れていた |
立派なお宮作りの中に内裏さまが |
昭和30年代 戦後間もなくの雛段、戦争で疲弊した日本でこんな立派な雛段が作られた |
昭和初期の豪華な雛段 ガラス越しで反射してしまった |
パッチワーク風の子供の雛まつり衣装、子供の幸せを祈り、おめでたい布を縫い合わせ代々の子供に着せた衣装 |
明治30年代のお雛様 瓜実顔が特徴 |
昭和初期の雛段 |
平成になると顔立ちも大分変ってくる |
吊るし雛 |
豪華なお宮風雛飾り |