老いて楽しく

余生を楽しむ

奢れる自民党

2015-06-30 15:26:32 | 日記

 先日国会内で何とか研究会とかで議員さんや有識者らが、とんでもない発言、あきれるやら腹が立つやら、数を頼んだ自民党少し慢心しているのではないか、発言してしまった後更迭や厳重注意しても、発せられた言葉は消えない、単独多数の政党の奢りに他ならない。

 安全保障関連法案、質問に首相は応えていない、何かはぐらかされた様な答弁が多い。
災害が起きると自衛隊の若者が身を呈して救助活動に励んでいる、あの真剣な活動に取り組んでいる若者を、一人たりとも 支援活動だか戦争だか知らないが、そんなものに巻き込んで犠牲者を出してはいけない。

 憲法学者の大多数の人が違憲を唱え、多くの学識経験者も法案反対を叫んでいる、それでも首相は決める時にはキチット決めさせて貰うと云っている、世論調査でも75%以上の人が法案反対を唱えている、この法案ができる事によって戦争を抑止できると云っている、そんなことはあり得ない。

 自衛隊員の息子を持つお母さん、自衛隊員の夫を持つ奥さん、戦争に行って戦死して帰ってきて、国の為に良く頑張った、国民を守って呉れた立派な死だと喜んで迎え入れますか、自衛隊のリスクの増大はだれしも認めている所、そんな悲しい再開で良いのですか、今こそお母さん奥さん大事な人を守るために、立ちあがりましょう。

 終戦までは徴兵制度で、当時5銭の赤く染めた葉書が招集令状だった、その葉書が届くと指定の部隊へ入隊しなければいけない、当時物資が不足していたので、召集令状が届くとその家庭に餅米と酒が特別に配給された、入営当日 日の丸 日章旗 入営者の名前を書いた大きな幟場を立て、親類縁者近隣の人が集まり祝宴を張り赤飯を食べて祝った、いざ出立の時は万歳三唱して近隣の駅まで行列をして見送った、家族にすれば今生の別れになるかもしれない、哀しい出征を何所に喜ぶ親がいるだろう、そんな光景は戦争が激しくなった昭和18年頃には、日常茶飯事に見てきた。
 出征兵士壮行会で象徴されるのは、昭和18年10月21日、それ迄兵役を免除うされていた大学生が免除を解かれ、25,000人の学徒が降りしきる雨の中、国立競技場で行進し出征して行ったのである、これも1人の宰相の心で決まった、戦地へ向か子供を笑顔で万歳して送るのも、世間態で、今生の別れになる事を予想して心では泣いていただろう、現実を見てきたから言える事で、戦争を知らない人が若者を戦地へ追いやることは絶対阻止すべきである。


露天風呂

2015-06-18 03:46:19 | 日記
 

 

 もう10年近く前になるか、西武系のお寺に勤務した事が有る、その時に掬水亭の6階展望レストラン「天外天」で暮れなずむ多摩湖を眺めながら、次から次へと出てくる中華料理に舌鼓みを打ち酒を飲んだ事が何回か有った。

 それから10年余りが過ぎ掬水亭の事も全く脳裏から離れていた、最近友から掬水亭の風呂に誘われた、郊外ホテルの風呂なので、今流行りのスーパー銭湯と違って、各種湯船を楽しむものではないと思っていた、だが大きな内風呂 ガラス張りの向こうには露天風呂 90度少々の結構熱めのサウナ サウナに付き物の水風呂はなく(暑く熱した体を水風呂で急速に冷やすと、心臓疾患のある人 年寄りには危険)それでか水風呂はなく、冷水シャワーが有る、それの方が体に優しいか。
 体が火照り汗腺が全開して熱した体を水風呂に浸けると、一気に汗腺が縮む、此の体が引き締まる快感が水風呂に飛び込む醍醐味だろう、それがないのは少し残念、露天風呂の柵越しには、緑が目一杯に広がり、その先には多摩湖の湖水が目に優しい。

 その入浴の帰りフロント前の土産売り場に、秩父の「きゃらぶき」と「蕗味噌」を売っていた、生産者にも依るが、秩父の佃煮は総じて旨い、家内に土産に買っていく、好物の佃煮を旨いと喜ぶ。

 有る日家内がまたキャラブキと蕗味噌を買って来てくれと言う、折角電車賃を使って買いに行くなら、風呂へ入って来ようと、日帰り入浴は12時から始まる、12時少し前に入館、一番風呂に飛び込む、大風呂のジャグジーで全身マッサージ、露天風呂で柵越しの景色を眺め、ゆったりと露天ぶろに浸かり天を仰げば梅雨の晴れ間の雲の流れをな眺めて居たら、少し浸かり過ぎ、外の空気で体を冷やしサウナに入る、始め噴き出す汗は何故かぬるっとしている、広がった汗腺から老廃物が噴出したのだろう、それが過ぎるとさらっとした汗になる、サラッと冷水シャワーを浴び肌を引き締めて帰途に付く。

 12時に入浴  帰る迄誰も入浴客は居なかった、掬水亭ホテルの風呂を独り占め、此の風呂を独占するのもいい気分だ、往復時間を入れても僅か3時間ばかりのレジャーだった
が、爽快な気分になれた。

 尚 掬水亭とは皆様ご存じでしょうが、東京と埼玉の県境にある狭山丘陵の一角、「西武園遊園地」に隣接し、風光明媚な小高い所に位置する、多摩湖を見下ろし、冬の空気が澄んだ日は富士山を遠望できる、素敵なロケーション、我が家からは駅数にして4駅と近いのだが、何と2回乗り換え3路線を使う、近くに有りてちょっと不便な所。

 
人の好き不好きに依るが、我が家では好んで食べ、温かいご飯に1品付け足すには良い
 
緑に囲まれ静かな雰囲気の中、ゆったりと気持ちよく浸れる
 
ジャグジーもあり奥にはサウナ室も
 
サウナ室90度くらいか少し熱め、普通湯船に浸かり、ジャグジーで全身リラックスして、サウナでたっぷり汗をかき、隣にある冷水シャワーで一気に火照った体を冷やす、全身が引き締まり、何とも爽快な気分になれる
 
内風呂から露天風呂と柵越しに多摩湖の一部が見える
 
サウナで火照った体を冷水シャワーで冷やし、一休みして少しぬるめの露天風呂に浸かる
 
柵の向こうには緑に囲まれた多摩湖が眺望できる
 
盛岡市の中心部に「不来方城」と言うお城が有る、決して「ふらいほう」とは読まないで欲しい、「こずかたじょう」と読む、石川啄木が若い時に此のこずかたじょうの芝に寝転んで詠んだ句が有る。
「こずかたの お城の草に 寝転びて 空に吸われし 十九の心」と詠んでいる。
 小生も露天風呂に浸かりながら、梅雨の合間の雲を眺め、ふと啄木の句を思い出した
 
 
 
 
 
 
 
 

朋遠方より来る

2015-06-07 15:50:00 | 日記

朋遠方より来る、亦楽しからずや

 「朋遠方より来る、亦楽しからずや」(朋とは同じ先生に就いて学んだ友を云う、その学友が遠方から久し振りに訪ねて来て、その後年月を経て学び進んだ学問を語り合い、楽しく嬉しかった)と言う論語だ。

 小生如き凡人は「友遠方より来る、亦楽しからずや」と解釈する、遠くに住んで居る友が久し振りに訪ねてきた、一献酌み交わし、積る話を楽しんだと解釈する、そこが非凡な人と凡人の違いか。

 昨日有るサークルを通して10数年来親しくしている人と、一杯酌み交わした、「近しき友と 一献傾け、亦楽しからずや」同じサークルに属していても、心の解け合う人とそうでない人が居る、年齢も近く話に共通点が有ると打ち解け易い。

 早朝まで強い雨降りが6時前に上がり、8時頃には晴天、風もあり陽気も涼しく湿度も低い、酒を飲むには最適な日だ、その友人に電話する「今日何も予定ない」と聞く「きょうはあいてるよ」との返事、即座に話は決まり、友人宅近くの手打ちうどんが旨い「ちとせ」に11時半に行く。
 
 注文を取りに来た仲居さんに「昼間から酒を飲ましてくれる」と聞く「どうぞどうぞ」と言う、日本酒好きな友ビール小ジョッキと2合徳利を頼み、お通しが付いてくる、先ずは健康を祝し乾杯、友は飯能に住む孫が此の秋結婚する、四国に住む男の孫と今年社会人になった孫娘の写真を見せてくれる、ひとしきりかわいい孫の話になる、
その話に嫌な顔をしたら相手も凋んでしまう、気に染まらない話でも、にこやかに相槌打って聞く事が肝要、若き時代の思い出、仕事に熱中した話、現在80歳半ばで杖も突かず、矍鑠と歩く健康を喜び、話しは尽きず。

 刺し身3点盛りは生きが良く、友は新鮮で旨いと喜ぶ、今は流通が良くなり海なし県の埼玉もうまい魚が食える、厚焼き卵に大根卸の辛みが合う、アナゴの天ぷらは衣はサクッととアナゴはふわふわ、うどん屋の天麩羅は旨いものだ、2合徳利3本と旨い料理で腹一杯、年のせいか小食なった二人、旨い手打ちうどんは全く入らない。

 仲居さんが「御年輩の男の友達同士がお酒を酌み交わすのは良いですネ」と言って呉れた、「昼間から酒を飲んで悪爺さん」と友が、「そんな事ありません老後を楽しむ姿を見ていて微笑ましい」羨ましいとも言って呉れた、男同士静かに談笑し、他の客に迷惑を掛けることなく、程良く酩酊して大人しく楽しい会話、楽しい一時だった。 
 
料理が来る前、突出しをつまんで取り敢えず乾杯、友孫の写真を見せ、孫の話がひとしきり、素直に成人した孫が非常にかわいいのだろう、暫くは孫の話の聞き役
 
特選刺身3点盛りが来る、海なし県の埼玉でもこんな新鮮な魚が食べられる、と感嘆しきり、今は流通機構が良くなりほんとに新鮮な物が食べられるようになった
 
うどん屋 蕎麦屋には天麩羅は欠かせない、天麩羅専門店に引けを取らない旨い天麩羅を食せる、奥のアナゴ天は、衣がカリッとアナゴはふわっと、卸の効いた天つゆでたべる、えも言えぬいい味、手前の厚焼き卵もほんのり良い甘味に卸大根が味を引き立たせる、
 
旨い料理に楽しい会話、思わず酒もすすみ、2合徳利3本を重ね、程良く酩酊チョットいい気持、あっという間の2時間半、二人とももう余り食べられる年ではなく、酒の肴で腹一杯
 
手打ちうどんでは所沢市内でも有名なうどん店、一杯飲んだ後飴色に輝くうどんを食べる目的だったが、小食になった今、酒とおつまみで満腹、うどんが入る余地は全くなく、饂飩は次回に期待して食べに来よう