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スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

正師範を目指して新体詩「散る日 金井直」

2020-07-25 09:00:00 | 新体詩吟詠

私は公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。

日本吟道学院では年に2回昇段審査があります。

現在私は「師範」ですが、上位に「正師範」があります。

令和2年下期(12月)の昇段審査に挑戦する為修練開始しました。

修練開始直後の吟詠を紹介します。

審査当日までどこまで修練できるか、楽しみたいと思います。

この様子をご覧になった方が、少しでも詩吟へ

参加してもらえるとうれしいな~と思って、ブログで発信しています。

 

昇段審査練習(「散る日」金井直)「スマート詩吟は面白い」そして「福祉吟詠は楽しい」
 
 
 

散る日 金井直

桜の花が散る

惜しげもなく 己を捨てる すばらしさ

うれい顔が それを眺める

いま見たときから 散りはじめたような はなやかさ

見ている あいだに 散り果ててしまいそうな 風情

こんなに 豊かな心が どこにあろう

だれにも 見られないうちから 散っているのだ

そしてまた

落花に酔った者たちが 去ったのちも

最果に 向かって 散りつづけて いるのだ

散りつづけて いるのだ

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金子みすず詩集から一つの吟詠「こだまでしょうか」

2020-05-30 09:00:00 | 新体詩吟詠

新型コロナウイルス蔓延に対して、一人ひとりが自粛・注意を

はかり乗り切りたいものです。いつも通りブログは発信します。

自宅で自粛中に金子みすずの詩集を引っ張り出し、朗読以外に

今回は自分で吟譜を付記して吟詠にチャレンジしました。

詩文は以下の「こだまでしょうか」です。

こだまでしょうか  金子みすゞ

「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
 「ばか」っていうと 「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。

そうして、あとで さみしくなって、
 「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、いいえ、誰でも。 

次は吟詠をどうぞ

 https://youtu.be/Q7wDLMV2FfY

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金子みすず詩集から一つの吟詠「雀のかあさん」

2020-05-23 09:00:00 | 新体詩吟詠

新型コロナウイルス蔓延に対して、一人ひとりが自粛・注意を

はかり乗り切りたいものです。いつも通りブログは発信します。

自宅で自粛中に金子みすずの詩集を引っ張り出し朗読後、

自分で吟譜を付記して吟詠にチャレンジしました。

詩文は以下の「雀のかあさん」です。

雀のかあさん 金子みすず

子供が 子すずめ つかまえた
その子の かあさん わらってた
雀の かあさん それ見てた
お屋根で なかずに それ見てた

 次は吟詠をどうぞ 

またお会いしましょう。

 

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H30年師範会の「一葉日記抄 樋口一葉」が吟詠納めでした。

2019-01-12 09:00:00 | 新体詩吟詠

私は、公益社団法人日本吟道学院認可修神会所属の指方順龍といいます。

私の段位は十段(最高位は総伝)で師範格(最高位は範師格)です。

修神会では毎月1回師範会が開催されています。

昨年の平成30年12月では、第1巻と第4巻から、最も自分で好きな詞を吟じること、

がテーマでした。20数名の師範が最初に吟題を登録しましたが、同じ吟題はありませんでした。

私は「一葉日記抄 樋口一葉」を吟じました。

この吟で昨年一年の詩吟も終り、更にまた新年の詩吟が始まりました。

詩文

一葉日記抄  樋口一葉

長いたつきに いたわるかいもあらし吹く

一葉の桐のはかなくも 散らせ給いて今ははや

只かしのみのひとりなる 思うに甲斐なきまずしきに

洗いざらしの針目衣 むねよりかくる前だれに

紅白粉という年を 絶えぬ思いの結び髪

朝な夕なに手にはとる 其のくしのはを入れもせず

二八の春をいたずらに すぐさするかとさまざまに

思いきたればいとどしく なやむ思いに暮れ近き

かねの響もしらぬなるべし

では3分間の独吟をお聴き下さい

 

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12月の吟詠:渡辺吟神集から「母さんの歌」を紹介します

2018-12-22 09:00:00 | 新体詩吟詠

吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。

最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の

前書きの基、「万人幸福之詩」等、多数の吟譜が纏められています。

私も座右に置いて、機会ある毎に修練しています。

昨年は、「万人幸福之詩」を紹介しました。

今年は歌入り吟詠の紹介で今月は「母さんの歌を紹介します。

私自身、歌・カラオケは上手くはありませんので、大きな心でお聞き下さい。

1.歌詞と詩文

母さんの歌 渡邊吟神

 歌  かあさんが  夜なべして

    手袋あんでくれた

    木枯らしふいちゃ 冷たかろうと

    せっせとあんだだよ 

    ふるさとの便りは届く

    いろりのにおいがした

木枯し黄昏 水車は巡り

老母は炉辺に独り 糸を編む

 帰らんか 帰らんか 故郷の空  

汽笛一声 北斗瞬く

 

2.吟詠をどうぞ

 

今回は吟詠伴奏にカノン(風景叙情)を使用しました。ご感想は?

 平成30年12月の吟詠は渡辺吟神集から「歌入り 母さんの歌」を紹介しました。

私の故郷は長崎県大村市の田舎で、元気にしている母への

懐かしい想いから、吟詠に更なる感情移入が出来ました。

昨年の「今月の吟詠」は、渡辺吟神集から「人生の教訓」をテーマに取り上げました。

本年は新しいテーマのシリーズとして「歌謡入り吟詠」に挑戦しました。

では来年も是非お付き合い下さい。

ではまたお会いしましょう。

 

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