20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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冬至でゆず湯

2019年12月23日 | Weblog

             

 昨日は、冬至で、ゆず湯に入りました。

 カボチャは、食べませんでしたが、たった5個でしたが、ゆずを入れて、ゆったりとお風呂に。

 

 子どもの頃、母がガーゼを縫った袋に、皮をむいたゆずを皮ごと入れて、湯船に浮かべていたのを、思い出しました。

 私はいつも、ゆずを洗って、そのまま丸ごと、バスタブに、ぽちゃん、ぽちゃんと。

 手抜きです。

 バスタブの中で、ゆずを擦ると、微かに香りが・・・。

 

 そういえば、祖母も、

「ゆずの入ったガーゼで、体を擦ると、肌がすべすべになる」と、言っていました。

 ゆず湯は、遠い子どもの頃の、思い出でもあります。

 

 先日、建築家として活躍している弟が「(20階の窓辺から)を、毎日、読んで、ジュンコさんが楽しく生きている姿に、触発されてるよ」と、メールをくれました。

 ああ、いとこのKちゃんも、弟も、姉も、み〜んな、見てくれているんだ。

 姉が見てくれているのを知ったのは、骨折した時です。

「あなたが骨折したことを、blogを読んで知りました。病院を教えてください」と、姉からスマホにメールが来たのです。

 

 姉弟も、いとこも、見てくれているんだ。

 そう思ったら、今年の冬至のゆず湯は、ガーゼの袋でも縫ってみようかなと。

 秩父の母が亡くなって 、すでに10年近い年月が経ちます。

 その母への祷りの気持ちを、姉弟で共有したい想いに、かられたからです。

 

 ガーゼを縫い合わせ、5分ほどで簡易な袋を作り、そこに、切ったゆずを入れ、輪ゴムで止めました。笑(速さだけは自慢ですが、手芸は苦手なので)。

 ゆずの香りは、心と体を、ほっと、和ませてくれました。

 バスタイムが、ただ、ゆずを丸ごと放り込むだけではない、芳しい香りに溢れ・・・。

   

 ゆず湯の時間は、豊潤な香りに包まれながら、あの黄金時代のようだった、子どもの頃を思い出させてくれる時間になりました。

 私たちは、父や母たちから、いくつもの力をもらい、大人になっていったのだなと、今更ながらに思います。

 それも、これも、弟からのメールのおかげです。

コメント
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