今夜は、秩父の夜祭です。
先日、秩父に住んでいる一つ年下の、従兄弟のKちゃんからメールが来て、「明日は屋台の組み立てです。太鼓が鳴り賑やかになります」と書いてありました。
時々メールをくれるのですが、父が亡くなったあと、
「これからは、おじさんの代わりに、僕が、親戚のまとめ役になる」と、私に宣言していたので、それで気を使ってくれるのかなと思いましたが、どうやらそれだけではないようです。
私のblogを見て、ちょっと心に引っかかるところがあると、反応する。
先日も、私がblogに、若山牧水の短歌を書いたのをきっかけに、久しぶりにメールをくれました。
一つ下の彼が早稲田の法学部に在籍している頃は、大学紛争最盛期で、ストライキばかりで、授業などほとんどなかった時代でした。
でも、そんな中でも影響を受けた先生からの、小繁事件については、ずっと胸に残っていたようでこだわっていたり、文学にこだわっていたりしていました。
この粘り強さは、血筋か、秩父人としてのアイデンティティか・・・。
そして、そのメールのあと、幾つものエッセイを送ってくれました。
「秩父困民党と峠」「若山牧水と秩父の峠」「小繁事件と私の法的実践」など、彼は今も手広く、専門である法律の仕事を、秩父の顔役としてやりながらも、問題意識を文章にしていました。
俳句もたくさん、ありました。
俳句を始めた当初は、硬い俳句が多く、理詰めで頭で作っているという印象がありましたが、近頃のは、ゆったりした余韻があります。
ま、こうして時々、メールをくれるのも、「親戚のまとめ役」としての、彼の責任感なのかもしれません(笑)。
さて、今夜は茅場町の日本ペンクラブで「子どもの本」委員会です。
ドリアン助川先生ご指導の、朗読部から参加します。
早口言葉は、相変わらず下手ですが、大きな声を出すのって、気持ちいい!!
ドリアンさんの、あのお腹の底から響くような声を聞いていると、「ああ、すごく健康的!」と思います。
(写真は、ネットでお借りしました)