暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

小学生の記憶~父母の仲

2017-06-24 19:34:14 | 日記
小学生の頃、世田谷区に住んでいた。

7年離れた弟が生まれた。

弟は先天的に消化器に病気があって、手術が必要だった。

それは、無事に済み、予後も良かった。

だが、小学生の姉と私のためにも、母は勤めていた仕事を辞めて、専業主婦になった。


両親はもう亡くなったので、書いても良いだろうと、思い出したことがあるので、書くことにした。


何年経ったか ある日、母が小学生だった私に「新聞取ってきてよ」と玄関まで夕刊を取ってくることを頼んだ。

私が夕刊を取ってダイニングに戻ると、母が「ありがとう」と受け取ろうとした。

そのとき、私は「お父さんが先」と言って、夕刊を父に渡した。

母は「え!?」だったか、理由を聞いた。

私は、「お父さんは働いているから、お父さんから」と言った。

父は喜んで受け取った。

母は、今思うと、父に怒った。

「あなたがそう思っているからよ」

父は、「思ってないよ」

母は、「私は、働いてないのかよっ!」

と言った。

母は別の部屋に行ってしまった。

父は私たちにとってつけたように

「お母さんはみんなの世話をしたり、料理や洗濯をして働いているんだよ。」

どう言ったか詳しくは覚えていないが、そう話した。




両親は仲が良くなかった。

晩年まで仲が良くなかった。


父方の祖母も同居していたし、叔父一家も2階に住んでいたときもあった。

うち中、大人は仲が悪い最悪の環境の中で育った。

穏やかな家庭に育った人が今でもうらやましい。






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