暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

時の経つ速さにとまどう

2018-01-25 18:22:48 | 日記

母の七回忌と、父の十三回忌の法事が近づき、振り返ると弟に最後に会ったのは、母の三回忌の時だと気づく。

なんて時の経つのは速いことだろうか。

  


特に、仕事を辞めてから、夫の年金で気ままに生活するようになってから、速さを痛感する。

御嶽山の噴火が4年前だとか、ドラマの「コード・ブルー」が前のシリーズは8年前の2010年だとか・・・。

え? そんなに前のこと?


「明治維新から150年」とテレビで言っているが、私が小学生の頃は、「明治100年」と言っていた。

さかんに、「明治は遠くなりにけり」と放送していた。

テレビでは、慶応生まれの人も出てきた。


子どもの頃は、「戦後20年」と言っていたから、20年前を振り返れば、戦争していたわけだ。

いま、音楽番組で 30年前の歌をやっていても、ちっとも古くない。

映像もきれいだ。


こんなに人の一生が短いとは、誰も教えてくれなかった。

長い長い人生を歩むのだろうと思っていた。

やり直しもあまり効かないのが一生なんだということも、知らなかった。

やり直せるともいえるが、若いころに就かないとなれない職業もある。

若い時期に出直せば、何も問題なく新たな一歩が踏み出せることも、40,50代になってからではできないこともある。

他のことに意識を向けて、こっちのことに注力するからいいんだ、と 多少諦めて生きるしか、行く道はないかもしれない。


病気のことも、あのころ、こうしておけば良かった、と 夫も腎臓のことでは、悔いがあり、いまさら打つ手もない。

時間の巻き直しもできなければ、若い人と同じこともできないのだ。


いまは、社会で働かなくてよいという、待ち望んだ日々を送っているので、若いころ働いては病気になり、元気が出ては働き、という30年ほどを過ごしてきたので、穏やかに過ごしていられるというご褒美をようやくもらったことに 感謝すべきなんだろうと思う。

コメント
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