暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

ビデオテープをDVDにする

2016-12-30 22:45:58 | 日記
録画と言えばビデオだったころ、自分の部屋用にテレビデオを置いて、好きな番組を録画して観ていた。

父は日頃から撮影しては編集し、実家にはものすごい量のビデオテープがあった。

11月に、うちにあるビデオをDVD化して、これからも見られるようにしようと思った。

テレビデオがあるうちはビデオでも見られるが、テープは劣化するし、カビも生える。

問題のないビデオなら、1本398円でDVD化してくれる業者を見つけた。

ネットで、一番大きく取り上げているところかもしれない。

 
 ⇊   
 


作業の工程の途中で、カビがあると1本4000円くらい別に費用がかかる。

そのテープはダビングしなくてよい、というなら、追加料金はなくビデオが返却されるシステムになっている。


カビが生えているのは、ある1本であることは知っていた。

それは、いつも撮影してばかりいて、画面に登場することが少ない亡くなった父が人に撮影してもらったものだ。

鎌倉に老人会でバスをチャーターして、母も一緒に日帰り旅行に行ったときのだった。

父が映っているテープというのは少ないので、カビの処理代を奮発して、それもDVD化してもらうことにした。

4月頃に完成して届くはずのものが、発注してから、ひと月半で届いた。


7本頼んだうち、1本は、ノイズが多くて、違う機種でも観てみたが、ダビングは無理だと判断したということで、6本が届き、1本分は精算されることになった。

実家に山とあったビデオテープは、母が処分したものと、母も亡くなって、実家の戸棚に整理して保管していたものも、結局は処分することになり、実家を売りに出す前に、室内の荷物を30数万ですべて処分してもらうときに、一緒に廃棄してもらった。

中から、数本は持ち帰ったが、ビデオのままであった時期には、ほとんど見ることはなかった。

昔の自分が映っているものは、あまり見たいものではないし、自家製ビデオを見る習慣は私にはないのだ。

子どももいないし、自分の若いころの映像は見たくないし。


そういうわけで、6本だけDVDとなって、手元に戻った。

持っていても観ないかもしれないが、突然、母や父や、幼かった甥、姪の姿を観たくなることもあるかもしれないと思った。
コメント
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