ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: アレコレ

2018-04-04 22:43:09 | 日記
2018年4月4日(Wed.) 今日から雨が期待できそうなので、種蒔きをしてきました、落花生とエダマメです。 畑での作業を終えて帰ってきて、何気なくベランダのクロアゲハのサナギがいる段ボール箱を覗いてみると、立派に羽根を広げたクロアゲハがいるではありませんか。 時刻は15時頃、明け方の発見とは違うので驚いた次第です、 夕方までそっと観察していましたが、飛び立つ気配がないまま暗闇に包まれてしまいました。 このまま一夜を箱の中で過ごすつもりのようです。 もちろん、箱のフタはオープンした状態にしてありますので、いつでも自由に飛翔できるようにしてあります。 明朝には飛び立つことでしょう、アイサツすることもなしに・・・。(無事に巣立ってくれればそれで良いのです。)

変わりまして、畑のジャガイモの様子です。 およそ2週間前に種芋を植えましたが、30~40%で芽が出かかっています。 ここ2・3日でさらに発芽することでしょう。 しかし、今週末から朝は冷え込む予報が出ていますので、遅霜に警戒しています。 なので、発芽が確認できたところには土を被せてきました。 そして、芽引きをするのは10日後くらいでしょうか。 ジャガイモは毎年数十kgは収穫していますが、100%利用できていますので、今年も願わくば、100kg(?)の収量を期待しています。

次はゴールデン・ウィーク前後に、サツマイモを植えつける予定で、こちらも100kg程度の収量を期待しています。 サツマイモも熟成期間を経てから食べるようにしていますが、多くは干しイモにしています。 蒸したり干したりの作業は手間ですが、完全な有機栽培・無農薬栽培で作っていますので、安心して子供達にも送ってやることができます(オーガニックです)。

育てたり、成長を見守ったり、また、安全なものを食すことができる楽しみとか安心感などは、手間隙やコストとは比較できない価値があるようにシバシバ感じます。 安かろう悪かろうの疑いがあるものは避けたいですね、特に子供たちに対しては・・・、我が家のことだけでなく。

遺伝子組み換え食材などを使用した食品は避けるべきですし、それは除草剤成分のグリホーサート(発癌性物質とも言われている)などが残留しているからです。 また、ネオチコチノイド(通商、ネオニクス)が含まれた殺虫剤は受粉中であるミツバチや蝶なども死滅させてしまい、結果、虫を餌にしている鳥類も激減している実態があります。 こうした大量生産やコスト重視の生産方式は、大きな犠牲を対価として支払うことにもなりかねないことが明らかになってきていますので、少しでも危惧するのであれば、安全・安心を確保できるもの・ことを選択すべきでしょう(我が家ではそうしてきています)。



話題を変えます。 防衛省で、またまた文書隠蔽もどきの事案が発生したと速報が流されています(本日、夕方)。 防衛省内部では1年も前にその存在(文書)が確認されていたにも拘らず、そして、当時の国会では、それが 「ない」 と明言されていたものが存在していたと判明したにも拘らず、その事実を国会や国民に開示しなかったと言うことです。 もう、これは、隠蔽や虚偽・詐欺と同様で、こと全国民に対する背信行為に他ならず、重大犯罪と断じるべきものと考えます。

森友問題の公文書改竄(財務省)や、加計問題でも類似の問題も指摘されているし、この防衛省での隠蔽など、今さら指摘するまでもなく、安倍政治や極右自民党の意図的な犯罪行為と見なすべきでしょう。 特に内閣人事局による猟官制度によってもたらされた結果であって、言い換えれば、安倍政権による独裁政治の結果でもあるのです。 もう、全く、民主主義が破壊されています、根底から。



一方で、自民党内に安倍政権を批判するかのような閣僚経験者などもいるようですが、これらは自民党にもまだ望みは残ると思わせる策謀・策動・陽動作戦であって、結局、自民党を支持する国民を確保しようとしているように見えます。 さらに片方では、野党を分散させて、主流になりつつある立憲民主党に力が集まることを避けようとする策謀も見受けられます。 この意味するところは、小選挙区制によって支持比率が30%であったとしても議席を確保すことができ、全体では過半数の議席確保によって、後は思いのままの好き放題・やりたい放題。 数の力で強引に押し切る今の自民党の姿をキープすることにつながるわけです。

こうした手法は、1930年代に実際に行われた手法であり、スペイン戦争(内戦)などでも、情報操作や歪曲などが公然と行われてきています。 まさに安倍政権のやってることは殆どこれに類するものと俯瞰できます。 ジョージ・オーウェルが警鐘をならし、その後、オーウェリアンとか、オーウェリズムと称されている言葉は、こうしたことへの警告(民主主義の否定)として受け止めるべきではないでしょうか。



このようなことを語っていると、左翼勢力と指摘する連中も居るようですが、それは全く違っています。 レーニンやスターリンが目指した社会主義国家は独裁国家に陥ってしまいましたし、中国共産党や毛沢東も独裁の道を辿り、国民に多大な犠牲を強いる結果になりました。 なので、極右でもなく、極左でもなく、独裁でもなく、もちろん専制政治でもなく、少数による寡頭政治でもなく、良識ある・信頼たる国民を代表する真の政治家による公平・公正な社会を望んでいるだけで、これは多くの普通の人々の思いと同様であろうと推量しています。

安倍政治や極右自民党とは決別すべきです、即刻。 (改憲など論外、平和憲法は死守すべきです。)

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