「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

高校年代の過酷な競技環境をJFAは放置しないで!!

2018年08月21日 20時42分39秒 | サッカー選手応援
今日、8月21日、夏の甲子園大会決勝が行われ、あれよあれよと勝ち上がってきた秋田・金足農高が残念ながら横綱ともいうべき大阪桐蔭に大敗してしまいました。

そして、また一人、将来ある選手か、肩や肘が壊れはしないかと心配になる状況に置かれました。高校野球では何年も前から指摘されていながら、未だに改善されていませんが、同じことは高校スポーツ全般に言える問題です。

今年の高校総体サッカー決勝でも過酷な競技環境がもたらした出来事があったようで、NumberWeb 8月20日のレポートに、安藤隆人さんの記事が掲載されています。

題して「酷暑の中の高校総体サッカー決勝 山梨学院vs桐光学園で何があった⁉︎」

前日の午前11時からの準決勝を戦った両チーム、また同じ午前11時からの炎天下の下での決勝だつたそうで、今年の異常なまでの暑さを思うと、それだけでも十分過酷な状況でしたが、安藤さんが嘆いたのは、前日の準決勝が、すんなり終わった試合ではなく、雷雨模様だったことから、山梨学院が約1時間半の中断による間延び、桐光学園に至っては、中断間延びのため、試合終了が17時20分だったそうです。

それでいて決勝は、翌日午前11時から。これでは、まともな試合にならないどころか、選手たちを非常に危険な状況にして試合をさせたことになります。

それでも、レポートを書いた安藤さんは「大会の運営関係者の問題ではなく、動かしがたい日程そのものが問題」と指摘しています。

つまり、高校総体全体として、動かせない日程に縛られているようなのです。

しかし、五輪大会でも、いま開催されているアジア大会でもサッカー競技は大会前から先行して始まります。サッカーという競技は、それほど過酷だというのが、世界の共通認識です。

ここは、J F Aの出番でしょう。高校総体の日程をはみ出して、ゆとりを持たせた日程をくめるよう尽力すべきです。そして、いずれはJ F Aが旗振り役になって、他の競技環境も改善していくようにして欲しいものです。

では、また。
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2019アジアカップ日本代表メンバーを占う

2018年08月21日 12時40分52秒 | サッカー選手応援
前の書き込みで、森保監督の今後4年間のことを書きましたが、まず最初の試金石、来年すぐ開催されるアジアカップを、何としてもベスト4以上の成績で終わるにはどうすればいいか、考えたいと思います。

ロシアW杯が終わって半年後の大会ですから、それほど大幅なメンバーの入れ替えは考えられません。
W杯をもって代表引退を発表した長谷部誠キャプテンや、現役を続けながらカンボジア代表監督に就任することになったという本田圭佑選手など、何人かのオッさんメンバーの名前がなくなるだけで、主力の多くがアジアカップでも中心になると思います。

あとは、森保監督の色が、スタメン起用選手やフォーメーションに、どのように出るかです。

もっとも、そこの違いによっては、チームとして機能するか、しないか変わってきますし、まったく別のチームになってしまい、バラバラになって瓦解する怖さもあるのが、監督交代の怖さでもあります。

森保監督という人は、選手を同じ方向に向かせることに長けた人ですから、チーム作りで大きな失敗をする心配は、あまりありませんが、秋のテストマッチは試金石になります。

さぁ、それでは、どんな選手構成になるでしょうか?
考えられる招集メンバーをあげていきましょうか。

後ろのほうから。

GK 東口順昭、西川周作、中村航輔 3名
DF 吉田麻也、昌子源、植田直通、酒井宏樹、酒井高徳、長友佑都、遠藤航、車屋紳太郎 、富安健洋 9名
M F 山口蛍、井手口陽介、青山敏弘、大島僚太、柴崎岳
原口元気、宇佐美貴史、香川真司、森岡亮太 9名
FW 大迫勇也、乾貴士、武藤嘉紀、久保裕也、小林悠、浅野琢磨、南野拓実、中島翔哉、鈴木優磨、西村拓真 10名
以上31名

どうでしょう。誰か決定的な漏れがないでしょうか?

FWには、私の独断と偏見で、ちゃっかり国内組の新顔を二人押しこんでいます。私なりに育てたい選手です。

このほか、小林祐希選手とか、堂安律選手とか、関根貴大選手など海外でプレーする選手で、いつ呼ばれてもいい選手もいますし、国内組にも成長著しい選手が大勢います。

これだけの選手が絶好調で集まってくれれば、監督もうれしい悲鳴でしょうけれど、なかなか、そううまくいかないものです。

そして、この中から、どういうスタメンを組むかです。

GKは置いといて、DFですが、W杯メンバーが不動のスタメンでしょう。
長友、吉田、昌子、酒井宏樹。
M Fは、山口蛍、柴崎、原口、香川、乾。
そして、ワントップに大迫。

やはり、全体的にもW杯メンバー中心がしっくりきますし、それほど、オッさんメンバーでもなさそうです。あとは、今年秋からアジアカップ本番までに、若手選手がどれだけ食い込んできてくれるかに期待したいところです。

久保裕也選手、浅野琢磨選手、南野拓実選手、中島翔哉選手、井手口陽介選手、植田直通選手などロシアW杯メンバーにあと一歩届かなかった選手たちには、なんとしてもレギュラーを奪うという強い気持ちで臨んで欲しいものです。

そうでなければ、絶対4年後は見えて来ません。森保監督も、そこは厳しく求めていくに違いありません。

また、森保監督が誰をキャプテンに指名するかも注目です。私は4年後を見据えて、柴崎岳選手を育てるべきだと思います。

そうやって森保色を出して欲しいと思います。

半年後のアジアカップ、なんとなく戦えそうな気がしてきました。
では、このへんで。
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どうなるのでしょう、森保日本代表監督の4年間

2018年08月21日 11時56分53秒 | サッカー選手応援
思いがけない感動と期待をもたらしてくれた西野監督が退任して、新監督に五輪代表監督の森保監督が選任されました。

選任されたあとの最初の国際大会が、U-21代表で臨むアジア大会ということで、これから先、五輪代表も日本代表も森保監督が率いることになります。

この人選には、いろいろな意見があります。いずれはフル代表監督の一番手と目されていましたし、私も2年前からそのように推してきました。

また、2年後に東京五輪が行なわれ、そこで活躍した選手を4年後のカタールW杯につなげるシナリオも描けるという考え方もあります。

1998年のW杯後に就任したトルシエ監督がU-19代表監督も兼任して1999年のワールドユース選手権準優勝という快挙を成し遂げ、その勢いで多くのワールドユース世代を引き上げて戦った2000年シドニー五輪でもペスト8、さらには同年秋のアジアカップも制して、最後の仕上げのように2002年日韓W杯で見事グループリーグ突破を果たした、あのシナリオの再現を、というわけです。

けれども、どうでしょう。私は、この時期の森保代表監督就任に、少し懐疑的なのです。あの1998年から2002年にかけての4年間を、これからの4年間で再現できる道筋が、どうも見えてこないと言ってもいいかも知れません。

まず主要大会の流れが、あの時とは違います。このあと年が明けてすぐアジアカップ2019があります。これをどう戦うか、なかなか難しいところです。ロシアW杯にコーチとして帯同していた森保監督は、現在の日本代表選手のおおかたの力は把握できたことと思います。

そのあたりから、自分ならこういうスタメンを構成したいという考えが浮かんでいればいいのですが、どうでしょう。

おそらくロシアW杯に選出された23人から、何人かのベテランが抜けて香川真司選手より若いメンバーが中心になるのではないかと思います。(長友選手だけは例外かもしれませんが・・)

まぁ、このアジア大会については、あまり参考にならないというか、参考にしないで、年明けすぐのアジアカップで何としても結果を出してもらうことを考えていきましょうか。

では、次のテーマは2019アジアカップ日本代表を占う、で決まりですね。


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明暗くっきり、トーレスとイニエスタ

2018年08月21日 07時51分18秒 | サッカー選手応援
ほぼ、同じ時期にJリーグに参戦した2人のスペインの至宝、フェルナンド・トーレスとアンドレアス・イニエスタ。

デビューから約1ケ月が過ぎて、2人の明暗がくっきりと分かれてきました。

かたや、ストライカーとしてゴール量産を期待されているトーレスがノーゴール。かたやファンタジスタの役割で加入したイニエスタが連続ゴール。

これが、このまま続くのか、このあと違った展開が来るのか占ってみましょう。

私は、この状況を、以前も見たことがあるような気がします。いつなのかと思い巡らせてみて、
1993年Jリーグスタート時のリネカーとジーコの明暗と似ているとわかりました。

その時のリネカーとジーコの状況を分析してみると、トーレスとイニエスタの今後も見えてくるかも知れません。

あの時のリネカーとジーコも、世界のスーパースターがJリーグに参戦してくれたということで、Jリーグ人気の大きな要素となりました。この2人にリトバルスキーを加えたトリオが、いわば大看板だったと思います。

現在もトーレスとイニエスタにポドルスキを加えたトリオが大看板ということを考えますと、25年目にして、また同じ状況が巡ってきたのも、何かの縁でしょう。

さて、リネカーとジーコ、大きな違いは二つあったと思います。一つは相棒の存在。ジーコには点をとってもくれるし自分にもボールを出してくれるアルシンドという心強い子分がいました。片やリネカーは最前線で一人ぼっち、ゴールを決めるチームとしての形もなく孤立無援そのものでした。

もう一つの違いはクラブの考え方です。ジーコは単なる助っ人、単なるネームバリューで呼ばれたのではなくクラブの長期的なビジョンのもと、プロ意識を注入してもらいたいという明確なミッションを託された存在です。

一方のリネカー。クラブでそのような思いを託したという形跡は見当たりません。親会社の資金力にモノを言わせて大枚をはたいて獲得した大物助っ人というイメージです。

いかがでしょう? ここまで書くと、何となくトーレスとイニエスタが置かれた立場と似ている感じがしませんか?

片やイニエスタ。ポドルスキという相棒と競演を始めた途端の連続ゴールです。そしてイニエスタに託されたミッションも、ジーコ以上に単にクラブだけに影響を及ぼすというだけではなく、日本サッカー全体にまで、効果をもたらす存在として呼ばれた選手です。

片やトーレス。移籍金自体はイニエスタよりはるかに少ないそうですが、それでもJリーグの小さなクラブにとっては、他の何人もの選手獲得予算をつぎこんでの買い物です。近年オーナーになった実業家の「とにかくビッグネームを獲りたい」という願望が実現した獲得のようです。

鳥栖がどうしてトーレスを獲れるようなクラブになったのかを窺い知れるようなレポートを、サッカーライターの藤江直人氏が2つ寄稿していますので、ご紹介しておきます。
2017.03.06「続々大物獲得に名乗り、地方クラブ鳥栖が営業収益28億円超えの理由とは」
2017.07.16「推定年俸5億円、34歳の F・トーレスは鳥栖にどんなメリットをもたらすのか?」

話しはトーレスに戻りますが、残念なことにチームには彼に点を取らせてくれるようなラストパスを出せる相棒もいなければ、トーレスを徹底的に活かすチーム戦術も、今のところ見当たりません。

となると、今シーズンの残りの期間、2人の行く末が、なんとなく見えるように思うのです。スーパースターというのは、いかにスーパーでも、一人ぽっちでは、なかなか輝けないものです。

貴公子フェルナンド・トーレスが悲しげな表情ばかり目立つ悲運の貴公子にならないことを祈るばかりですが・・・・。

では、また。
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