「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

「ZONE」誌第2号、宮本特別編集長の面目躍如です。

2013年12月27日 21時51分16秒 | サッカー文化

いつの間にか「ZONE」誌第2号が店頭に並んでいた。

創刊号と比べて、これほど劇的に変わるとは想像だにしませんでした。創刊号では、ただ宮本特別編集長の巻頭メッセージだけがインパクトを持って迫ってきたものの、ほかは何の変哲もない内容でした。

当サッカー文化フォーラムが「ZONE」誌創刊号に関して用意した後続の原稿は「ZONE誌は欧州サッカーに逃げてしまった」です。それもそのはず、日本サッカーの将来に向けて大いなるオピニオン誌だったはずの「サッカーマガジン」誌が月刊化になったとたん、その1冊目には日本代表もJリーグも跡形もなくなくなっていたのですから。

ですから第2号を待ち望むといった感じでは当然ありません。そうしているうち書店にダイジェスト誌を求めに行ったら「おや、ZONE誌も出たんだ」ということです。

けれども第2号、見事に裏切ってくれました。何が・・・。

いいほうに期待を裏切ってくれたのです。

宮本特別編集長は「ベテランの力」という題で巻頭言を書き、メイン企画は「オーバー30」でしたが、当フォーラムは、そのあとの企画「賢い選手の育て方」のほうに心を奪われました。スペイン、イングランド、ベルギーそして国内の育成指導者に光を当てた内容です。

この中で特に海外の育成に関する話題は宮本特別編集長のサゼッションなくして仕上がらない内容でしょう。それだけインサイト情報にあふれているように感じました。

創刊号ではわからなかった行き先、第2号ではきっきりと「サッカー文化誌」を志向していることがわかりました。

当フォーラムもどのような形でコラボしていくか、時あたかも2014年、新年を迎える時期、いいテーマをいただきました。

最後に、唯一残った週刊サッカー専門誌「サッカーダイジェスト」に一言意見を。

イエローカード的な気持ちです。何がイエローカードか。価格です。

間違っても、えげつないことをやらないでください、ダイジェストさん。

価格の推移を書いてみます。12/10号が450円、12/17号は500円、12/24号500円、12/31号も500円です、ところが1/7・1/14合併号は600円です。

これでもし、1/21号が450円に戻るなら、当サッカーフォーラムはイエローカードを出そうとしたことを謝罪します。500円でも許容範囲だと思いますので何も言いません。けれども550円以上でしたら「価格改定」を公示していただき、理由を説明してください。

サッカーダイジェストさんは、いまや週刊専門誌の砦です。それだけ敬意も持っています。けれども、それに乗じて価格をいつの間にか意のままに、みたいなことは、ぜひおやめください。

とまぁ、最後に少し刺々しい話しになりましたが、これも当フォーラムの使命につきご勘弁願います。

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冬の移籍市場がやってきて、本田と香川は・・・。

2013年12月22日 21時05分18秒 | サッカー日本代表

さる9月7日のブログで、本田圭祐選手と香川真司選手のことを冬の移籍市場で話題になりそう選手ということで書いた。正確にはもう一人、柿谷曜一朗選手も話題になるのではと書いたのだが、柿谷選手は来年のワールドカップ次第ということになりそうだ。

そして、いよいよ冬の移籍市場がやってきた。まだ移籍市場はスタートしていないが、本田選手は結論が出ており、香川選手も話題にならないで済みそうだ。

香川選手の場合は、絶対とは言えない状況で、試合毎に一喜一憂する起用が続きそうなので、憂いを抱く起用の翌日はすぐ「やはり放出か」とか「移籍くすぶる」といった報道になる。

年の瀬も迫る12月27日のネット情報は「香川、高まる放出可能性 4戦不出場もチームは3連勝」といった具合だ。

9月7日のブログで、私は次のように書いた。

「私は、この夏の移籍市場でさっさとスペインに移籍すればよかったと思う。もし、そう動いてもマンUは引き留めなかったと思う。むろん、ファーガソンに仁義を切るというプロセスは必要だろうが、それでもファーガソンは香川の気持ちを大事にしてくれたと思う。

しかし、彼は日本人だ。彼にはそんなことはできない、考えもつかない。しかし、現実は冷酷だ。とにかく向こう半年、彼は冷や飯を食わなければならないだろう。これはトップチームの宿命だ。マンUがこの先、よほどつまずいて、モイーズが、ありとあらゆることを試さなければならない場面が来て、その時チャンスを得た香川が目の覚めるような活躍をする、そういうシナリオでも来ない限り、マンUでの香川に先はない。

したがって、彼も本田と同じ、冬の移籍市場に活路を見出すほかない状況にある」と。

この半年、最初の頃は、古巣のドルトムントが欲しかったという報道がみられた。いまはもうドルトムントの戦力は整ったらしく、その線は消えたという報道だ。

来年になればワールドカップイヤーなので、試合慣れの半年を送らないと代表としても由々しきことになる。もうマンチェスター・Uにこだわる時期は終わったと思う。自分からスペインを希望して移籍して、試合に出続けることを選択して欲しい。

一方の本田圭祐、楽しみだ。早くミランのユニフォームをまとってイタリア語を口走りながらピッチを疾走してもらいたい。

先日、インテルとのミラノダービーを観ていたらフリーキックはバロテッリが蹴っていた。本田が入って2~3度はバロテッリと交代で蹴り合うだろうから、その2~3度のあいだに文句なしのゴールを直接決める必要がある。名門クラブでの宿命だ。でも本田の気持ちの強さは折り紙つきだ。自然と彼がピッチの王様になるだろう。

そして3月には長友とのダービーだ。これこそまさに日本のサッカーファンの夢の一つが叶う場面だ。場合によっては長友がこのあいだのようにキャプテンマークを巻いてマッチアップするかも知れない。

あらためて凄いとしかいいようのない場面が想像される。

かつて、カズ、三浦知良がイタリアに渡ってから20年、ヒデ、中田英寿がイタリアにわたってから15年、とうとうビッグクラブで二人の日本人選手がダービーマッチを戦う時が来た。偉大な先達のレールを辿り、進化させてきた日本サッカーの結晶がピッチで躍動するのだ。

あぁ、なんと愉しきかなサッカー、なんと痛快かなフットボール。

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