「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

当フォーラム保存の映像・活字情報記録を引き継いでくださる方、ご連絡ください。

2024年06月26日 20時34分34秒 | サッカー文化
前回の書き込みが3月28日でしたが、同じタイトルで、あらためて呼びかけさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

・当「サッカー文化フォーラム」夢追い人が、30数年前に見た夢は、次のようなものでした。

・1993年にJリーグがスタートすることになり、日本にも「サッカー文化」という新たな文化が育っていくのではないかという期待が湧きました。
このスタートの段階に、誰もやらない何かに挑戦して、やり遂げたいという夢をみたのです。

・Jリーグのスタートによって「サッカー文化」が芽生え、日々成長・進化して発展していくとすれば、その一部始終を「記録として残す」ことに取り組もう、その記録は後年、必ず日の目を見るに違いないと考えました。

・やるからには「徹底的に」と考え、最初は「Jリーグの全試合録画・保存」「サッカー専門誌のバックナンバー購入・保存」「スポーツ紙の購入・保存」という3分野の記録保存から始まりました。

・次第に「サッカー関連の番組映像の録画・保存」「ワールドカップなど関心の高い大会の録画・保存」「サッカー関連書籍の購入・保存」「日本代表の活躍など特集冊子の入手・保存」など「サッカーに関すること全般の記録収集・保存」に広がりました。

・10年、20年と、その記録・保存を続けていくうちに、特にアナログ時代の(映像も紙媒体も)記録は、保存の重要性が増していることを実感しました。

・ですから、録画作業も、活字媒体の点検も、文字どおり来る日も来る日も続けました。試合だけでなく番組系も含めた国内で放送されている、あらゆるサッカー関連の映像録画から、サッカー関連の紙媒体の文字情報まで、およそサッカー情報と思われるものを全て網羅的に収集・保存する作業は、日本広しといえども誰も手掛けていないと考えながら、自分だけは続けるんだと言い聞かせて続けました。

・一方で、当初はすべてアナログ資料でしたから、保存しているダンボール箱の数が増えるだけで、デジタル化により減量を図らないと記録・保存の継続性も危うくなりました。

・そこで、ここ10年間は、ビデオ映像とスポーツ紙のデジタル変換化に集中しました。サッカー専門誌のデジタル化は、まだ準備作業段階です。

・Jリーグスタートから30年が経過した最近は、新規の記録・保存を自分がしなくても、ネット上で入手できる時代になったと実感しており、2023年1月上旬以降、映像記録を終了しました。

・ビデオテープの画像は1TB~4TBのHDD20台ほどに収まっています。
このアナログ時代の映像というのは、特に保存価値が高いということを、年々時間が経つにつれ感じています。

・画像のHDDへの取り込み作業は、ビデオテープからの変換作業だけでなく、スカパー録画映像やブルーレイレコーダー録画映像など、チューナー付きHDDに紐づいてしまっている画像を、パソコン再生可能画像に変換してHDDに収め直すという形でも行っています。紐づいたままでは共有できないからです。

・こうしたHDDへの変換作業と並行して、個別のテープ内容を「ファイルメーカー」というデータベースソフトに入力する作業も行っています。その個別データベースによって、全体数量がいくらになっているのかカウントできます。

データの内訳は、
①Jリーグ関係(三大タイトル、ACL、日本リーグ時代含む)が3679タイトル(2024年6月現在)
②Jリーグを除く国内チーム試合関係(男女日本代表、男女五輪代表、アンダーカテゴリー代表、大学、高校、中学、小学生各全国大会等)が1323タイトル(2024年6月現在)
③海外チーム試合関係(W杯、各大陸別大会、海外クラブ関係等)が2146タイトル(2024年6月現在)
④サッカー番組関係(スーパーサッカー、やべっちFC、FOOT×BRAIN等の定期番組、各クラブ応援番組、サッカー特集番組、ドキュメンタリー番組のうちサッカーがテーマのもの、スポーツ番組のうちサッカー関連部分、バラエティ番組でサッカー選手やサッカーがテーマのもの等)が5385タイトル(2024年6月現在)
⑤合計12,533タイトル(2024年6月現在)です。

またスポーツ新聞をスキャナーでPDFに保存する作業も進めています。1990年頃から収集を始め2020年頃まで続けてから、A3版スキャナーでPDFに変換する作業を開始、2012年まで完了しました。A3版1枚のカラー画像は約1.6MB程度の容量ですが、取り込み済の容量が32.3GBですので、A3版にして20000枚ほど取り込んでいます。

サッカー専門誌はスキャナー取り込みの前処理として、綴じ込んでいるホチキスを外して残したいページだけを選び出す作業を進めており、サッカーマガジン、サッカーダイジェスト、ストライカーの3誌からの選び出し作業を完了しました。最近、スキャナーでPDFに保存する作業も始まりました。

スポーツ紙とサッカー専門誌を合わせて、現在まで取り込んだ量は、A3版1枚のカラー画像が約1.6MB程度の容量、取り込み済の容量が32.3GBですので、A3版にして約20000枚ほど取り込んだ計算になります。

おそらく最終的には50000枚ぐらいにはなると思います。

ほかにサッカーai誌や、W杯特集冊子、Jリーグイヤーブック、そしてハードカバーの書籍類が現品のまま保存されています。これらはスキャナー取り込みをせずに現品のままにしておこうと考えています。

したがって最盛期には小さな賃貸住宅1戸分一杯の荷物だった物量も、現在は4畳半1部屋においてあるスチール製書架(幅90cm高さ180cm奥行25cm)6台に、すべて収納できる量まで減りました。


・以上のように、1993年のJリーグスタートをもって萌芽した、日本のサッカー文化が成長・進化・発展してきた歳月を、克明に、かつ網羅的に記録し続け、保存するという30年以上前に描いた夢は終わりに近づいていると思います。

・これまで記録・保存してきた資料は「日本のサッカー文化遺産」と言えるのではないかと思います。この資料を引き継いで継承していただき、100年先まで繋ぎ伝えていこうという志をもった方を探したいと考えるようになりました。

・ぜひ、このHDDに収めてある情報資産と現品資産を保管・管理・活用していただきながら、100年後まで継承して引き継いでいって欲しいのです。引き継いでいただける方が見つかり、引き継ぎができたところで、当「夢追い人」の役割を終わらせていただきます。

当然のことながら、引き継いでいただける方には、無償でお譲りします。引き継いでいただいた方は、時には自由に閲覧していただき、時には自由に有効活用していただいて構いません。

もし、そういう方に引き継げなければ、この4畳半のサッカー情報資産は、私の死亡によって資産として残らず、単なる廃棄物になってしまいます。
そうはしたくないのです。

この「サッカー文化フォーラム」夢追い人が見た夢を、引き継いで継承していただきたく、志をもった方が声をかけてくださるのをお待ちしています。

何かお考え、心当たり、あるいはお問い合わせでも構いません。何かある方は、ぜひご連絡ください。
お待ちしております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする