「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

五輪サッカー男子代表は、6試合の権利を得ました。9年前の悔しさを晴らすため。

2021年07月31日 21時06分22秒 | サッカー日本代表
五輪サッカー男子準々決勝、ニュージーランド戦が終わりました。0-0のままPK戦にもつれ込みましたが、PK戦そのものはGK・谷晃生選手の活躍もあり4人目の吉田麻也選手で決着をつける、いい終わり方でした。

試合後インタビューでキャプテンの吉田麻也選手が、次のスペイン戦のことを問われて「ロンドンの時も準決勝で当たったメキシコに大会前にテストマッチで勝っていたのに敗れた。同じ悔しさを味わいたくないので、しっかりと準備したい」と話していました。

このチームには、吉田麻也選手、酒井宏樹選手と、その悔しさを知る選手が二人いるので、今回は他の選手たちにそのことを相当伝えていると思います。当ブログも9年前、準決勝で敗れ3位決定戦でも敗れてしまったことを2012年8月11日の書き込みで「どうか、この悔しさを継承して欲しい」と次のように書きました。

「なでしこジャパンは前回五輪で「ベスト4に残りながら自分たちだけがメダルを持って帰れなかった」と悔しがりました。その悔しさの大きさ、深さが今回につながっています。男子の場合、次回五輪のチームは別のメンバーになってしまいますので、その悔しさの継承は難しいでしょうけれど、難しいで済ませていては、いつまでも進化できないでしょう。」

この時書いた、次のリオ五輪でもオーバーエイジは3人招集されましたが、ロンドン五輪の悔しさを継承する形にはなりませんでした。そして今回、まさにロンドン五輪の悔しさを継承して、進化するかどうかのところまで来ました。
いわばリベンジの権利は得たことになります。

私たちは、このチームから6試合応援できる贈り物をもらいました。至福のあと2試合もしっかりと応援し「ロンドン五輪の悔しさを晴らす」ところを見届けたいと思います。

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東京五輪男女サッカー12試合応援実現ならず。なでしこ戦場に散る。

2021年07月30日 21時25分57秒 | サッカー日本代表
昨日の書き込みで「東京五輪男女サッカー代表の全12試合応援達成について書けることを祈って応援しましょう」と書きました。
さきほど、なでしこジャパンがスウェーデンとの準々決勝に臨み1-3で敗れました。
これで、12試合応援は実現しませんが、なでしこジャパンの戦いは精一杯だったように思います。まさに敢闘むなしく戦場に散った感じでした。

私は敗因を一言で言うなら「いま、なでしこジャパンはこれが精一杯、これ以上は望めないチーム」と感じました。戦術やパフォーマンスなど個々の問題ではなく、いま作れるチームとして最大の力を発揮して出た結果だと感じました。

地元開催という重荷を背負って戦ったイレブンに「地元開催だからメダルを」と安易に求めるほうが間違っていたのであり、当ブログが期待した「東京五輪男女サッカー12試合応援」も安易な考えからであり猛省する必要があります。

そうした期待を背負わされたエース・岩渕真奈選手が、グループリーグを突破した試合のインタビューで「いままでに感じたことのなかったプレッシャーもあって」と吐露したのは痛々しい限りでした。

これも地元開催の大会でエースを担うことになった巡り合わせがそうさせたのであり、彼女はそういう宿命を背負った、そういう星の下に生まれたと受け入れて、このあとの人生の糧にして欲しいものです。こういう経験によって彼女は成長こそすれ、決してマイナスになる経験ではなかったと思います。

今回のなでしこの戦いを見ていて、次のワールドカップ、次の五輪への期待が大きく膨らんできました。今回、多くの若手が経験を積みました。前線からDFまで、満遍なく出場機会を得て世界の舞台を経験しました。

これは高倉監督がアンダー世代からずっと育ててきた選手たちであり、高倉監督の本当の勝負の舞台は次のワールドカップではないでしょうか。
次のワールドカップではメンバーの世代交代が、いわば完了して、キャプテン・熊谷選手、10番・岩渕選手、FW・田中美南選手、MF・中島選手といった年齢層の選手は若手選手にとって代わられると思います。

今回の結果によって高倉監督は、仮に慰留されても辞任するのではないかと思いますので、新たな監督には高倉監督を超える力量を持った方を据える必要があると思います。これだけの才能と経験を積んだ若手選手たちを最適な組み合わせで仕上げてくれれば、次のワールドカップでは、必ずもっと上に行けるように思います。

おそらく海外クラブ未経験の何人かは海外で経験を積む道を選ぶことでしょう。それによってチーム全体の経験値も高まります。
なでしこジャパンの今後に期待しましょう。
お疲れ様、今大会のなでしこジャパン。サッカーを愛する者への至福の贈り物をありがとうございました。




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サッカーを愛する者への至福の贈り物に浸っています

2021年07月29日 20時42分26秒 | サッカー日本代表
いろいろな意見が交錯する中、東京オリンピックが行われています。
世界的にも、もちろん日本国内でも、いろいろな意味で長く語り継がれる大会になることだけは確かです。

そんな中、我がサッカー五輪代表は、男子、女子ともにグループリーグを突破しました。
7月21日、五輪開会式に先立つこと2日前から、なでしこジャパンが先陣を切って戦いが始まり今日まで9日間で男女ともに3試合、合わせて6試合を応援できました。

このあとの試合は男女とも最大で3試合の可能性を持っています。それが実現すれば合計12試合、応援できるわけです。
これが「サッカーを愛する者への至福の贈り物」なのです。

以前、一度だけ経験があります。そう9年前のロンドン五輪、なでしこジャパンは銀メダル、男子代表はベスト4、この時も合計12試合を応援することができたのです。

当ブログの2012年8月20日の書き込みで「オリンピックで自国のサッカーを12試合応援できる至福の喜び」というタイトルで、その気持ちをつづっています。その中から抜粋して再録したいと思います。少し長くなりますが、9年後のいまも同じ思いですので。

「日本という私たちの国は、サッカー競技において男女とも快進撃を続け、結果、男女合わせて12試合を応援できるという至福の喜びを味わえた世界で唯一の国です。男女ともサッカー競技に出場している国でさえ珍しいのに、その男女とも6試合できるところまで勝ち残っているのです。こういう例が過去に例があったのかどうか、わかりませんが、どれほど幸福なことか。

こうした功績は、本来でしたら男女合わせて「国民栄誉賞」とか「日本スポーツ賞」「日本プロスポーツ大賞」レベルの快挙ですが、おそらく、そこまで誰も顕彰しようと声をあげないでしょう。

少なくとも、我が「サッカー文化フォーラム」は、いつの日か顕彰できる体制が整いましたら、過去に遡ってでも功績を讃えるつもりです。ロンドンオリンピック開会前から、大会最終盤の明日朝まで、長い間勝ち残ってくれて、日本国中を歓喜させてくれた男女サッカー。サッカーを愛する私たちにとって、これほど贅沢なオリンピックが過去にあったでしょうか?

ありがとうございます、なでしこジャパン。そして、今一度、気持ちを奮い起し、国を背負って三位決定戦という戦場に立ってください、男子代表。」

これが9年前の書き込みです。そして、今回また、その可能性を目指してくれるのです。
日本の「サッカーを愛する人々」は、今年も男女サッカー代表からの至福の贈り物に浸っているのです。

次に書き込む時も「12試合応援達成」と書けることを祈って応援しましょう。
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カタールW杯アジア最終予選「不気味な中国」の本当の意味

2021年07月02日 19時10分43秒 | サッカー日本代表
昨日の書き込みでは、単純に日本がオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同じグループとなったと書きました。
組み合わせが決まるまで、いろいろなメディアが「中国は不気味だ」という趣旨の論評を出していて、その主な理由として、外国人選手の帰化を認めたことで、帰化選手を5人も代表に召集したことをあげています。

ところが本日のweb版「夕刊フジ」に衝撃的な記事が配信されました。
「国際サッカー連盟(FIFA)との蜜月関係を背景にした、きな臭い動きに注意を払う必要もある。FIFAの経営はいまや中国マネーなしではありえず、本大会出場は双方にとっての悲願だ。」という部分です。

これを読んで、私は間違いなく、その力学が働くと感じました。こういう力学に基づいて、どんな手段を使ってでも中国出場が実現されるようになります。ということは、この組のどこかが犠牲になる可能性が高くなりました。

「どんな手段を使ってでも」というのは、これまでもありました。
2002年日韓共催W杯、その決定そのものがマネーやロビィイングなどにより通常とは別の力学が働き、日本単独開催が葬られました。つまり犠牲になったのは日本です。

そして、その2002年大会では、イタリアやスペインといった韓国と対戦したチームが理不尽なジャッジの影響を受け犠牲になりました。
今回の中国がらみでもレフェリングが影響するでしょう。日本vs中国の笛を吹くのはアラブ系の人になるでしょうから。

要は、その笛が試合を左右するほどまでにならないような試合をしなければならないのですが、大変です。これは。
もし日本がW杯出場を逃すようなことになった場合は「中国マネーなしではありえなくなっFIFAの差金」によるものとあきらめなければならないでしょう。

全部が全部インチキではないので、FIFAワールドカップはエキサイティングなのですが、時として、このようなことが起こり得るのかFIFAの怖いところで、絶対的には信じられないということです。
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BS-日テレ「ブンデスリーガ マンスリーセレクション」は来季どうなるのでしょう?

2021年07月01日 18時27分41秒 | 世界のサッカー
書き込みする前に、タイトルをそのままgoogle検索してみましたが、何も答えは出てきませんでした。

海外リーグといえば、ラ・リーガのスペインリーグあるいは、今季欧州CLのファイナリストがともに戦うプレミアリーグが最高峰に位置づけられ、ついつい、その情報に目が行きますが、考えてみれば日本人選手が多くのチームに所属しているブンデスリーガを番組にするのも当然かも知れません。

BS-日テレ「ブンデスリーガ マンスリーセレクション」は、6月27日の放送をもって今季分の放送が終わったようです。ゲストに呼ばれた遠藤航選手が名波浩さんに促され「来季も放送よろしくお願いします」とリクエストしていましたが、どうなるのでしょう。

今季の放送は、何が面白いかといえば名波浩さんと播戸竜二さんのトークにMCの高柳愛実さんがほどよく絡んで、楽しい番組に仕上がったことでしょう。

その名波浩さんは松本山雅の監督に就任しましたから、当分は出演しないでしょう。名波さんという人のトークは、誰と組んでも絶妙の仕上がりにできるところが素晴らしく、ある意味、替えが効かない人でもあります。

「ブンデスリーガ マンスリーセレクション」は来季どうなるのでしょう? と感じたのは、その部分が気になったからで、番組制作サイドも同様の気持ちでいるのではないでしょうか。どうなるのか要チェックです。
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いよいよカタールW杯アジア最終予選の時、到来!!

2021年07月01日 18時13分50秒 | サッカー日本代表
カタールワールドカップアジア最終予選の組み合わせ抽選会の結果速報が入ってきました。
日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同じグループとなったとのことです。

マッチスケジュールも発表され、日本は9月2日の初戦でオマーンとホームで対戦した後、同7日にアウェーで中国と対戦。10月には早くも7日のサウジアラビアとのアウェー戦、同12日のオーストラリアとのホーム戦という大勝負を控えるとのことです。

その後は11月11日にベトナム戦(アウェー)、同16日にオマーン戦(アウェー)、22年1月27日に中国戦(ホーム)、2月1日にサウジアラビア戦(ホーム)、3月24日にオーストラリア戦(アウェー)、同29日にベトナム戦(ホーム)が組まれたとのことです。

いよいよです。

あいだにオリッピックが入りますが、その熱狂が覚めるか覚めないかのうちに9月を迎え、すぐです。

今日の抽選会までに、いろいろな論評がありました。オーストラリアと同組がいいのか韓国のほうがていいのか、とか・・。
どの試合も楽な試合など一つもありません。これまでもそうでしたし、これから、ますます厳しくなる一方です。
1試合1試合、全力で戦い勝ち抜く以外に道はありません。

まだメンバーは固まっていませんがオリンピックを戦った選手たちからの合流も含めて、決まれば、おそらく「武者震い」が出るに違いありません。
その時を待ちましょう。
まずはオリンピックですね。
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