「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

スタメン総入れ替えのエクアドル戦、また一つ進化した日本代表

2022年09月28日 20時14分06秒 | サッカー日本代表
ドイツ・デュッセルドルフでの日本代表の2試合、いろいろな意味で画期的だった。
少なくとも二つ、一つは欧州でのマッチメイクにおいて、準ホームタウンとしてデュッセルドルフでの開催に自信を深めたこと。
もう一つは、1戦目のアメリカ戦から、2戦目エクアドル戦でスタメンを総入れ替えしたこと、だと思う。

一つ目は、JFAが設置した欧州事務所の効果が表れた、ということ。二つ目は日本代表で、それが可能になる状況になったということ。

エクアドル戦では日本人をはるかに上回るエクアドルサポーターが詰めかけたようで、欧州らしいことだったが、欧州でプレーする選手が大多数の日本代表としては移動による、さまざまな負担が軽くなるメリットには代えられない。

エクアドル戦では攻撃陣が機能しなかったが、それを指摘するのは「ないものねだり」というものだろう。このメンバーが2つ目の日本代表として、日頃から一緒にプレーでもしていれば別だが、サブメンバーという位置づけの選手たちが突然本チャンのピッチに送り出されても、困るというものだ。

南野選手は「W杯本番では総入れ替えは難しいんじゃないか」とコメントしたそうだが、それはあり得ないことで、今回は、それができる場だったから出番のない選手たちを使ったというだけで、それがうまく機能するかどうかは、ある意味、二の次だったと思う。

森保監督は「2チームできるぐらいの戦力が必要」と言っているが2チームができる戦力が実際できれば、これはもうスペイン、ドイツ並みの戦力であり、いまは11人プラス2~3人、つまり交代カードを切れるぐらいの人数が辛うじてレギュラークラスという現状なのだ。

それでも、ここまで底上げしてきたというべきだろう。もっともっと欧州の強度、スピードにもまれて技術を発揮できるスキルを磨く必要がある。

先日書き込んだ久保建英選手の成長を見るにつけ、かくありたいと感じている。
あとはW杯代表メンバー発表になるそうだが、大きなサプライズもないだろうしW杯に関しては先が見えたというところだろう。
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Jリーグ、今年の最大の関心は川崎FのV3への挑戦

2022年09月24日 20時33分13秒 | Jリーグ・三大タイトル
カタールW杯の今年、Jリーグにも期待がある。最大の関心は川崎FのV3への挑戦だ。Jリーグ30年の歴史の中でV3を達成しているのは鹿島ただ一つ。

その鹿島は、三大タイトル獲得数でも他を圧倒しており、まさに、ここ30年での王者だ。
当フォーラムの最大の関心は、その鹿島に並び立つ実績をあげるクラブはどこになるのかという点だ。

川崎Fに関心を寄せているのは、今回V3を達成することによって、鹿島追撃の一番手に躍り出る期待があるからだ。

まだ、これまでの三大タイトル獲得数では、鹿島の19個、G大阪の8、ヴ川崎と横浜Mそして浦和の7には及ばないもののリーグチャンピオンは、鹿島の8に続いて、今回V3を果たせば5となり、4で並んでいた横浜Mを抜いて単独2位になる。

逆に横浜Mが川崎FのV3を阻止すれば、横浜Mが5となり単独2位になる。今年はその意味でも目が離せない。

私が川崎Fに関心を持つのは、過去の優勝がすべて鬼木監督のもとで持たらされた点にある。鹿島もタイトルを積みあげた時はトニーニョ・セレーゾ、オズワルド・オリベイラという長期にわたって務めた監督の時である。

やはりクラブがぶれないで監督を信頼して任せる風土がなければ、強いクラブは作れない。その意味で、川崎Fは、鬼木監督のもとでV3を達成してもらいたいし、そうすれば、それを花道に鬼木監督には次の道が待っていると思う。

問題は、ポスト鬼木ということになる。かつて風間八宏監督のもとで超高速バス回しの魅惑の攻撃サッカーを構築したあと、鬼木監督が盤石の守りを固め、川崎Fサッカーが完成形をみたが、果たして、それを引き継げる後継者がいるのかどうか。

あるいは川崎Fが内部昇格では強いクラブを維持するのは難しいと考えて外国人監督に頼るのかどうか、そこにも関心がある。

20年前、鹿島と覇を競い合った磐田が、2003年の天皇杯以降、わずか1個しかタイトルを積み上げられずJ2との昇降を繰り返すクラブになってしまったことを思うと、長きにわたり強いクラブを維持し続けることの難しさをつくづく思い知らされる。

川崎Fには、何としてもクラブが構築したサッカーを引き継いで、ぶれない監督のもとで、鹿島追撃の一番手になって欲しい。
そう願って、残るシーズンを見守りたい。
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ドイツでテストマッチ、もはや「欧州遠征」ではないシチュエーション

2022年09月24日 20時10分17秒 | サッカー日本代表
日本代表がドイツでテストマッチ。れっきとした「キリンチャレンジ」ということで、会場だけドイツにしたというだけで実質、国内でのテストマッチと同じ構図になっている。

ずいぶん前から日本代表は欧州遠征などで国際親善試合を組んできたが、以前と大きく異なるのはスタメンの大半が欧州組で、昨日行われたアメリカ戦で国内組スタメンはGK権田選手とDF酒井宏樹選手の二人だけだった。

つまり、いま欧州で国際親善試合を行っても、それは「日本代表の遠征」ではなく現地の日本人選手が集合した、そういうシチュエーショんに変わってしまった。

感慨深いことだ。10年以上前、いずれそうなればいいのに、と願ったことが現実になっている。

それはそれとして、アメリカ代表が、あまりにも戦力が劣っていて、仮想W杯対戦国などとは、とても呼べない相手だった。

まぁ、そういう相手でも、日本も久しぶりの実戦なので、いいテスト台になったという感じだろう。あとは27日のエクアドル戦、W杯開幕直前でのカナダ戦だけみたいなので、もう少し場数を踏みたいところだが、もう難しいのだろうか。

カナダ戦の前にもう1試合組めれば、まずまずの準備になると思うが。いずれにしてもドイツ、コスタリカ、スペイン相手に勝ち点を積み上げるのは大変だ。

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久保建英選手、小柄なのは変わりませんが強く、速くなりましたねぇ。

2022年09月20日 18時38分36秒 | サッカー選手応援
8月末にWOWOWに加入しましたので、スペインリーグもヨーロッパリーグも見れる状態です。月額2500円を毎月というのは少しキツいので、今月一杯で、また契約休止するつもりですけれど。

ヨーロッパで活躍する日本人選手の中で、久保建英選手の活躍が群を抜いている感じがしました。
ヨーロッパリーグのアウェーでのマンU戦、直近のスペインリーグ・エスパニョール戦、サイどを駆け上がるスピードの速いこと、速いこと。止められずに推進するので余計に感じるのかも知れませんが、止められない強さも備わったように思います。

明らかに今シーズンの久保選手は、昨シーズン以前の久保選手と全く異なるスケールアップを感じます。スタメンで出て終盤までピッチに立ち続けていることも、それを証明しています。

そこで思うのは、このままカタールW杯まで調子を維持してくれれば、本番でのプレーが楽しみです。
小柄なのは変わりませんが、もともと技術的にはハイレベルな選手ですから、それに速さと強さが加われば、よくサッカー解説者が言う「早くて強くてうまい」三拍子そろった選手、世界の舞台で十分通じる選手に成長してきた感を強く持ちました。

あとは、久保選手の孤軍奮闘に終わるのではなく、ほかの誰かがうまく絡む形になればと願うばかりです。その「ほかの誰か」がいまのところ見えない状態です。
欧州チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで戦う日本選手が増えてきましたが、これからは出場したというだけでなく、久保選手のように試合を動かせる選手が一人でも二人でも出てくることが待ち望まれます。

これも、カタールW杯開幕まであと2ケ月、楽しみにしていきたいところです。
こう書いてきますと、WOWOWの今月末契約休止は早すぎる感じがしてきました。

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さぁ、もうすぐカタールW杯の話題が増えてきますね

2022年09月20日 18時33分35秒 | サッカー日本代表
カタールW杯の日本初戦が11月23日だそうですから、あと2ケ月というところまで来ましたね。
この話題が増えてくると思いますので、少し書き込みたいと思います。

私は、日本がスペイン、ドイツと同グループになったからといって、捨てたものではないという趣旨の書き込みをしました。

つまり、現在の日本代表メンバーで特にDF陣がベストコンディションで臨めれば、それほど大崩れの心配がないと感じていたからです。

それを書いた段階で、センターバックは富安選手と板倉選手が柱になるであろうし、遠藤航選手、中山雄太選手、山根選手、旗手選手らの組み合わせがはまれば、十分、機能すると感じていました。

それに、何か違いを出せる前線の選手を配置できれば、あの2010年南アフリカW杯の時のような歓喜をもたらすことは十分可能だと思ったからです。

けれども、まず板倉選手が間に合わなければ大きな誤算となります。吉田麻也選手に頼ざるを得ないわけですが、現在の相対的な力関係では、相当厳しいことになると思います。

もう一つ、前線に違いを出せる選手の配置ということで言えば、森保監督は鈴木優麿選手を招集しないようですから、結局は勝負を打てない監督ということで、ジーコもしくはザッケローニと同じタイプということになると思います。

トルシエが高原直泰選手の離脱を受けて鈴木隆行選手を使い、岡田武史監督が中村俊輔選手をあきらめて本田圭佑選手を使った、そういう起用は、勝負師の資質によるところが大きく、日本が決勝トーナメントに進めるかどうかは、まだまだ、そういうリスクをとる選択が必要なレベルの国だと感じているのです。

これまでの選手選定、起用方法から、森保監督には勝負師的な資質はあまり見られず、極めてオーソドックス、最大公約数的なチョイスをする方ですから、組み合わせに恵まれなければグループリーグ突破は難しいということになります。

ですから、あと2ケ月に迫った、この時期、日本代表がグループリーグを突破するという期待は持たずに、代表選手発表を待つことになります。こと、ここに及んで、森保監督に、ないものねだりをしても仕方ありませんし「ご自分の信ずるままに精一杯おやりになればいいと思います」と申しあげたいと思います。

そういう前提でも、やはり代表発表や、対戦国も含めたテストマッチの状況、いろいろと情報が増えてくるでしょうし、楽しみな2ケ月になりそうです。
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ビデオテープ録画情報のデジタル変換、2002年末まで完了です。

2022年09月12日 18時39分51秒 | サッカー文化
このブログを開設したのが2012年3月、そしてテレビから録画収録してきたビデオテープのデジタル変換作業を始めたのが、その年の6月。

以来、ちょうど10年かかって2002年の年末までのビデオテープの録画情報の変換を試合ビデオ、番組ビデオを含めてすべて完了しました。

この作業、途中確か2年ぐらい中断した時期がありましたが、コロナ禍に入ってからは外出の機会が激減したこともあり変換作業に拍車がかかりました。

一方で1998年頃からはビデオテープの量が激増した時期ですし、2000年に入ってからは、さらに一段、量が増した感じで、変換すれどもすれども終わらない感じでしたが、いつか終わりは来るもので、遂にその日を迎えました。

かといって、収録したビデオテープがすべて完了したかといえば、まだまだ残っています。
しかし変換作業は、一旦区切りにしたいと思います。

思い描いている「サッカー文化フォーラム」夢追い人の完成形までは、いろいろな作業を終わらせなければなりません。

皆さんにも共有していただきたく、その作業を書きだしてみます。
・「サッカー文化フォーラム」夢追い人が進めているプロジェクトの完成形は、1993年のJリーグスタートを契機に日本に芽生えたサッカー文化、その成長と進化の姿を、さまざまなメディアで伝えられた記録を網羅して、しかも10年、20年と積み重なった記録を継続的に網羅して、あたかも万国博覧会のパビリオンのような形で、リアルな世界でも展示により、ネット空間でも既に開設している「サッカーの世界にようこそ」サイトのようなバーチャルパビリオンの形で具体化することです。

しかも、それは期間限定型ではなく、30年後、50年後も積み上げられて継承され、100年後まで引き継がれる形にすることが最終形です。

・そのパビリオンは次の4つから構成されます。
①映像データ、雑誌・新聞データを網羅的に整理した「データパビリオン」。一口にデータパビリオンと片付けてしまいますが、そのデータ量の膨大さに圧倒されてしまうでしょう。冒頭に申し上げた映像のデジタル化、2002年までの分だけでもサイトにアップし終わるのが、いつになるか見当もつきません。映像だけではなく、雑誌・新聞のデータがそのあと待っています。

映像データは、多少なりとも内容を感じていただきたいと思い、YouTubeを通じて15分以内に編集したものを公開し、それと「データパビリオン」の各データ表の該当項目をリンクさせて、これまで約130本の動画を公開したところで、ある著作権者から削除要請があり、YouTubeのアカウント停止処分というペナルティを受けたため、その部分のみならず130本すべてご覧いただくことができなくなりました。前々回の書き込みをお読みいただいた方は覚えていらっしゃることと思います。

当方では、著作権侵害をしてまで公開しようという考えはありませんので、著作権の許諾手続きをとりたいのですが、いまのところ、どこにどうすれば可能になるのかわからない状況です。
このあと、この問題にも力を入れなければなりません。データ表だけあっても、どういう中身の動画なのかわかってこそ、はじめて展示パビリオンだと思いますので。

②1993年以前から萌芽し始めた日本サッカーの流れを、世界とのかかわりを含めて、年ごとに、あるいは、チームごと、試合ごと、人物ごとの切り口で紹介していく「ヒストリーパビリオン」。

③サッカーの世界を彩るフォトグラフ、サウンド、アートそしてサッカーライターといった書き手、さらにはメディアを舞台にサッカー文化を発信し続けるタレントなどの生き生きとした姿を紹介する「アートギャラリー」。

④そして最後は「サッカーを愛するが故に、その時その時に感じた驚き、憤り、理不尽さといったことを網羅して、将来にわたる検証の材料としていただくための「サッカー文化フォーラムセミナールーム」。

このプロジェクトはサイト上のバーチャルなものだけでなく、リアルな展示館としても完成させたいと思っています。
しかし、現実には、2つの難題が当方の前に立ちはだかっています。
一つは、寿命という名の時間的なリミットです。このプログで、時々、現役最年長のジャーナリストとしてFIFAからも顕彰された神戸在住の賀川浩さんのことを取り上げます。

当方の作業を進める上での良きお手本、目標が賀川さんだからです。賀川さんがご健在でご活躍されていればいるほど頑張れます。あと20年近くは頑張りたいということになります。

もう一つの難題は、資金的な制約です。ネット上のパビリオンは何とか構築できるかも知れませんが、リアルなパビリオンは、果たして作れるのかどうか、作ってもその維持・継続はどうするのか、何もイメージが持てません。

当方の一番の弱点は、誰も仲間の方ができないまま作業していることです。志を引き継いで、ご自分の人生を、このプロジェクトに賭けてくださる仲間の方がいないまま現在に至っています。

仲間づくりの方法もわからず、どうしていいかわからず、ただ、このブログで声を出してるだけという状態です。
いつかは、どなたかが名乗り出てくださるに違いないという願望だけは捨てないでおります。
何か、参考になる情報、参考になるアドバイス、参考になる何かを、いただければと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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