「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

南野選手、汚名挽回したね、値千金のボールキープ。

2019年01月29日 00時18分27秒 | サッカー選手応援
アジアカップ天王山、準決勝イラン戦。
ここまで期待を裏切る結果になっていた南野選手、気落ちすることなく攻め続けた姿勢が、後半11分、値千金のプレーを生み出しました。

そのプレーを含めて、大迫の2得点をもたらした主役は南野選手です。
明日のスポーツ紙も一面すべて「大迫」の文字が躍るのは仕方ないのですが、あのヒリヒリするような0-0の均衡を破る先制点をもたらした南野選手の、あのボールキープをキチンと評価してくれることを求めます。

原口選手も、私の懸念が聞こえたかのようなタテへの仕掛けで、イランの息の根を止めるゴール。まるで浦和に入団した頃のようなゴールでした。

森保監督も、信念を貫いて結果も掴んだ感じです。あれだけ固定メンバーにこだわって戦い続け、負けた時の猛烈な批判も織り込んだ上で勝利を掴むのですから、これ以上、批判を黙らせる結果はありません。

そのかわり、というか案の定というか、遠藤航選手、酒井宏樹選手が壊れてしまいました。たまたま同じぐらいの力のある選手を交代できたから良かったですが、センターバック2枚のどちらかあたりまで壊れたら大変でした。

今回、本チャンの大会を初めて戦う森保監督のマネジメントというものを、私たちも初めて知ることになりました。ですから、ある意味「そうなんですかぁ、森保さ〜ん」という感じもあります。

こういう大会になれば、一人や二人壊れることも「あり」の采配を振るうんだ、ということです。柔和な表情をしている方ですが、相当苛烈な指揮官のようです。私などは、表情に騙されているところがあります。

さぁ、決勝は金曜の夜、テレビ視聴率が少し高くなりそうな状況になりました。
未だ負けなし。驚異的な船出の森保ジャパン。大坂なおみ選手に続く快進撃か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーのビデオ画像、紙媒体情報、パソコン取り込み再開です。

2019年01月28日 21時20分09秒 | サッカー情報
いまを去ること6年半まえ、それまでビデオテープとDVDディスクに録画してきた試合映像、番組映像をパソコンに取り込む作業を開始しました。

そして1998年分までの取り込みを進め、その取り込みデータは5200タイトルに積み上がりました。とはいえテレビ放送のデジタル化で、録画をH D Dに切り替えた2011年まで12年分を残したまま、2015年夏以降、作業を中断してしまいました。

理由は明快。日々食べていくためにH D D化作業に時間を費やせなくなったからです。そして今年、年が明けた2019年1月から、作業を再開しました。

3年半ぶりの再開です。

再開するといっても、すぐ始められるわけではありません。ビデオデッキ、映像をビデオからパソコン動画に変換するビデオキャプチャー、そして専用パソコン、さらには動画を収納するH D D、これらを揃え動作確認を終えて実際に開始するまで3週間かかりました。

他のことをせずに、かかりきりでやれは、数日で開始できたのですが、機材一つ買うにも、動作確認が不調で製造元のカスタマーサポートから答えをもらうにも、それだけで数日費やし、あっという間に3週間です。

それでも始まると、各ビデオに記録されていた映像が生き生きと蘇り、一人笑みを浮かべています。それぞれの選手が、指導者が、解説者が、そしてキャスターたちが、皆、若々しく画面に映し出されるからです。

今回の再開においては、もう一つ作業を始めました。それは新聞・雑誌といった紙媒体情報をスキャナーにかけて、やはりパソコンデータに取り込むという作業です。これが始められるようになったのは、 A3版用紙対応のプリンタ価格が手の届くところまで下がったからです。

年末のバーゲン時期を狙って、とうとうプリンタを仕入れました。 A3版用紙対応ですから機材自体も大きく、作業スペースをキチンと確保しての購入でした。

これを使うと、スポーツ紙の一面見出しの上半分をスキャンできますし、サッカー専門誌の見開きページをスキャンできます。紙媒体の保管量も膨大です。なにしろ1993年のJリーグスタート以来、ほとんど手付かずでしたから、これから、この山を崩していけるかと思うとワクワクします。

ビデオテープからH D Dへの変換、新聞・雑誌のスキャン取り込みだけで終わりかというと、そうではありません。冒頭でもご紹介したとおり、すでに5200タイトルのデータになっているわけですが、一つひとつのデータを、データベースソフト「ファイルメーカー」にカード化しているからこそ累計5200という数字が出てくるわけです。

この作業もルーチンのようなものですが、欠かせない作業です。ビデオ画像などは、試合や番組のタイトルから始まり、放送もしくは試合年月日、放送時間、放送局、試合であればその「結果」、番組であればその「内容」等々、いろいろな情報をデータベースに記録しなければならず、結構な作業になります。

後々まで頼りにされる記録を残すためと思えば、もう、ずいぶん年寄りですが、気力・体力を出来る限り長く保ち続けたいと思います。

デジタルの恩恵は、私のような一般個人でも志を抱けば、そこそこのことが出来るという点にあります。
これからまた、折々、作業の進み具合を書き込ませていただきます。アナログ情報の減り具合に皆さんもお付き合いいただければと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森保監督の固定メンバー主義、疲労困憊で終戦のリスク

2019年01月27日 10時18分17秒 | サッカー選手応援
森保監督は、アジアカップ準々決勝ベトナム戦でも、大方の予想を裏切り、中2日前のサウジ戦から、最前線の武藤を北川に替えただけ、固定メンバーで臨みました。

それでも、早めの選手交代で活性化を図るかと言えば、最終の交代がその北川に替えて大迫、次が残り11分になってから原口に替えて乾、最後は89分に南野に替えて塩谷という遅さです。

南野選手については、初戦のトルクメニスタン戦のあとも書きましたが、日本チームのトップ下ということで対戦相手に相当警戒される立場ですから、彼自身がこの苦境を乗り越えなければなりませんが、チームとしての工夫も必要です。

今大会の南野選手の様子を見ていると、どうしても、かつての香川真司選手とダブって見えてしまいます。それは、キレッキレの時はスーパーな活躍でチームの中心なのですが、一旦おかしくなると、ゲームから消えてしまうほど存在感をなくすタイプだという点です。

今回、若手三銃士の一人、中島翔哉選手の離脱が、南野選手にマークが集中している点で大きく影響していると思います。

中島翔哉選手に代わって原口選手が入っていますが、最近の原口選手は、すっかり大人のプレーというか、強引にタテに仕掛けたり、カットインしてシュートを打つといった単独プレーより、中の選手を活かしたり、守りに戻るという場面が増えています。

相手チームにしてみれば、中島、南野、堂安と三枚並んだ時の守りにくさは相当なものですが、南野、堂安の二枚だけであれば、脅威は半減しているかも知れません。

そういう観点から中島翔哉のいない場合のプランBは、原口選手より乾貴士選手のほうがいいように思います。かといって原口選手をベンチにおいておくつもりはさらさらなく、ここは南野選手を下げてフォーメーションで工夫したいところです。

一方、原口選手を含めて、これまでの戦いに出続けた選手の疲労の蓄積を考えると、どうして、ここまで「メンバー固定主義」で来たのかと思います。
私の見立てでは、森保監督の基本姿勢は、この試合でタイトルをとるために長期プランのメンバー編成を崩すのではなく、あくまで東京五輪を見据えて、その主力選手はどんなことがあっても使い続けるという姿勢ではないかと思います。

その考えに立てば、今夜のイラン戦に負けても、それはそれで仕方がない、7試合までは届かなかったが6試合までき来たので「よし」とする考えではないかと思います。そういう前提に立てば、準々決勝のベトナム戦にああいう起用法をとったのだと思います。

ただ、連れてきた他の選手たちの力を結集して勝ち上がる変幻自在の采配という点では、ずいぶん不満足なやり方で、これが、この先も続くようでは「いつか見た光景」と同じになってしまいます。

さる2016年10月、ロシアW杯アジア最終予選の胸突き八丁の頃、ハリルホジッチ監督が、当時のビッグ3・本田、岡崎、香川にこだわって世代交代をしない、当時の「メンバー固定主義」を何度も何度も指摘して、それが11月11日のテストマッチ・オマーン戦で実現して、その直後、15日の大一番・サウジ戦に、やっとビッグ3がスタメンでない布陣で臨んだことがありました。

ああいう、薄氷を踏む思いを、森保監督もしそうな感じで、この先が思いやられます。

ともあれ、今夜のイラン戦、負けて当たり前の采配の中、何か驚くような布陣を組むのか、それとも使い続ける南野選手あたりが爆発するのか、はたまた「やっぱり半端ない大迫」選手あたりの活躍で決勝をもぎとるのか・・・・、ですね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森保ジャパン初招集メンバーからアジアカップ初戦までの変化

2019年01月11日 08時15分23秒 | サッカー選手応援
2019年を迎えて10日もたたないうちに、いきなりビッグタイトルイベントです。歳月は留まることなく、監督、選手たちも次々と入れ替わり、時代が移ろいます。

ロシアW杯の感動と興奮も、すでに過去形で語らなければいけないようです。

昨年8月30日に発表された、森保ジャパン初招集メンバーから9月、10月のテストマッチを経て、がっちりとメンバーが固まっていく様子を見てきました。

前線なら大迫選手をワントップに、二列目に中島翔哉選手、南野拓実選手、堂安律選手を並べた布陣。ボランチの1枚は柴崎岳選手、DFは吉田麻也選手、長友佑都選手、酒井宏樹選手。つまり8人は鉄板(テッパン)です。

その弊害が、今回の初戦に早くも出てしまいました。一つはボランチの部分です。結局、本来のボランチの選手を使わず、冨安健洋選手を持ってきました。

森保監督の選手を見る眼の確かさには敬服していますが、問題は見込んだ選手だけに固執して、他の選手が眼中にないかのような采配になってしまうことです。

それは二列目の三銃士にも言えます。テストマッチで南野拓実選手があれだけ素晴らしい活躍をしたわけですから、対戦相手に徹底的に研究されて、今回はその良さを封じられてしまいました。

南野選手が、今後、それをどう乗り越えていくかということも課題ですが、采配を振るう監督には、そうなった時のプランBが当然あって然るべきですが、入れたのはトップ下が本職とは言えない北川選手。つまり、理にかなった起用や選手交代とはいえず「えぇ〜、そういう起用になっちゃうの?」という采配になっているのです。

次の試合の南野選手の使い方あるいは布陣がどうなるのか、なにせトップ下をこなせそうな選手といえば、柴崎岳選手ぐらいしか思いつかない招集メンバーです。出場機会に恵まれていないとはいえ、森岡亮太選手あたりを呼び続けておかないと、プランBにならないと思います。

最後の問題はGKです。初戦で先制を許した権田選手の処理。あれが中村航輔選手だったらと思った方が相当いたと思います。

森保監督のGKのチョイスは、今後のアキレス腱になるかも知れません。基本的に現在の日本のGKが人材不足であるという問題はあります。けれども、中村航輔選手を選考外にしていては、大きな禍根を残しかねないと思います。

そんなわけで、いろいろ懸念事項がありますが「だから言わんこっちゃない」ということのない結果を願うしかないようです。

問題は、森保監督が、自分の見込んだ選手だけに固執して心中するような悲惨なことは、あまり長く続けないで欲しいということです。なにせ先が長いのですから・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする