「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

東アジア杯を見ていて、さまざま不安にさいなまれ、そして感涙にむせぶ。

2013年07月28日 22時26分21秒 | サッカー日本代表

リアルタイムで東アジア杯最終戦、韓国vs日本戦を見ながら書いている。

書きたい衝動に駆られたのは、当然のことながら相手が韓国であり、私たちが考える通常の試合とは別な力が働いていることが大いにあり得るからだ。

あり得ると断定的に書くのは、歴史が証明しているからだ。2002年日韓W杯の韓国の成績は、歪んだ形で得たものだ。

現在、韓国は政治的に極めて日本に対して挑発的である。もはや常軌を逸した態度としかいいようがない。そのような中での日韓戦である。何か別な力が働く可能性があるのでは、と思うほうが常識的だ。

もちろん、それを働かせるのは選手・ベンチではない。試合の組み方、審判団、その他諸々、ピッチ外の仕掛けが施される可能性があるということだ。

もっとも試合に直接影響を与える可能性があるのは審判団だ。いま私たちは、試合をそのような眼で見なければならないほど不信感を抱く環境なのだ。

そうしているうち試合は終わり、結果は2-1、日本の勝ちだ。

けれども、私は「何事もなかった」と見ているのではなく、あまり露骨な形で韓国に勝利させるほどは条件が整わなかったのだと見ている。

つくづく思うのは、日本人ほどフェアプレー精神旺盛な民族はないということだ。上記のような私の見解は、通常の日本人から見れば「何もそこまで不信感をもって見る必要はないのでは」と感じる人が多いだろう。

でもそれは、世界標準から見れば「これほど単細胞なお人好しな民族はない」ということになるわけで、こと地球規模のスポーツの世界を知っている民族なら決して抱かない感覚だ。

リアルタイムで見ていた日韓戦は1-1のまま後半ロスタイムまで進んだ。私は審判団がどう韓国に決定的チャンスを与えるジャッジを与えるのか、とにかく不安にさいなまれていた。とても純粋に試合の成り行きを見てなどいられない。それが地球規模のスポーツの世界にあり得る不安なのだ。

しかし、そういう場面は訪れず、逆にロスタイムに天才・柿谷がゴールを決め感涙にむせぶ結末となった。審判団はできるだけ目立たない形で韓国をバックアップした。ロスタイム5分、いまはアディショナルタイムを呼ぶが、その5分というのは、明らかに韓国へのプレゼントだ。通常のジャッジなら3分以内でしかない。しかし、その長さは日本に味方してしまった。

さまざまな不安にさいなまれていたからこそ、感激のインパクトも大きく、ただ、ただ「偉い」と叫ぶことになったのだ。

試合終了のホイッスル直前には、相手のシュートをゴールライン上で豊田陽平がはじき返した。

柿谷、豊田。今回の代表で活躍して欲しいと、日本の多くのサッカーファンが願っていた二人が、いい仕事をしてホイッスルが鳴った。

だから、なおのこと涙が止まらないのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ「サッカー文化フォーラム&アーカイブス」のwebサイトを立ち上げます

2013年07月14日 14時19分51秒 | サッカー文化

6月初めに、ビデオ映像をデジタル変換してHDDに取り込む作業が、ちょうどビデオテープ1000本分になりました、とご報告しました。

そして、なるべく早く、それをファイルメーカーのデータベースを通じてweb公開し、皆さんが映像も含めて検索できるようにしますと、申しあげましたが、この1ケ月ほどの中で、ずいぶん準備が進みました。

一つは、3年前から作っていたAdobe イラストレーターのデザイン画のうち4枚をHTML・CSSコーディング処理することにしたのです。これは、ここ最近急速に話題が増えてきた「クラウドソーシング」という仕組みにより可能になりました。

私は、3年前に、約半年ほどweb制作の基礎的なことを学習したことから、ごく最近まで、自分でHTML・CSSコーディング処理するつもりでいたのですが、実はデザインが結構細かいためコーディング作業の経験量が少ない私にとっては気が重いことで、これまで放置していました。

これから、ますます自分ではできないと考えていたところに、このクラウドソーシングという仕組みが現れたわけです。

ご存知のかたには「釈迦に説法」ですが、クラウドソーシングのいいところは、少量の外注作業でも引き受けてくださる方が多く登録していただいており、こちらも可能な予算でお願いできる点です。

私がweb制作の基礎的なこと知っていることもあって、仕事をしてくださる方とのやりとりも、ある程度スムーズにできています。

また、このクラウドソーシングの仕組みを利用したことで、ファイアストレージといった未体験のツールも利用することになり、ネット利用の経験がさらに積み上がるというメリットも味わっています。

というわけで、まもなく、このブログにもwebサイトのURLタブをつけることができると思います。

もう一つは、ファイルメーカーによるデータベース構築のブラッシュアップ作業です。昨年秋にデータベース入力作業を始めたものの、HDD化作業と並行しての入力作業が進まなかったのですが、パソコンを小型のものに買い替えて、出先での余裕時間を利用して作業ができるようにしたことから、少しデータ量がたまってきました。

この試合や番組のデータカードに、映像ファイルのファイルパスを埋め込む作業ができておらず、方法がわからないでいましたので、昨年からお世話になっている神戸在住のファイルメーカーの師匠に連絡し、3時間のweb講座をやっていただきました。これも便利なもので、スカイプとチームビューアというネット交信ツールで、居ながらにしてできてしまいます。

師匠によれば、データベースweb上に公開するといってもルーターの設定がうまくいくかどうかわからないので、保証の限りではないとのことでした。それでも、テストしてみなければ何とも前に進まないということです。おそらく、8月上旬頃には、「サッカー文化フォーラム&アーカイブス」というwebサイトを通じてデータベースにアクセスしていただき、個別の映像も検索していただけるものと思っております。

そのあとに取り組む課題は、映像そのものをネット上で自由にみていただくための、映像使用許諾の問題です。一口に試合映像、番組映像といっても、それはすべて放送からの録画映像ですから、個人で楽しむ目的以外の利用ができない制約があります。

これをネット上で皆さんに自由に見ていただくには、どのようなハードルを超えればいいのか、これは、こういうことに慣れた専門会社にお願いすることになります。また、こういうwebサイトの価値を認めてくださって、スポンサーになっていただく方も探さなければなりません。

「夢追い人」の挑戦は、まだまだ終わりのない道のりのようです。また、経過ご報告しますので、お待ちください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする