「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

なんか凄いぞポドルスキー!!

2017年07月31日 21時32分45秒 | サッカー選手応援
土日にわたり開催されたJリーグ19節の結果が出揃ったところで、ネット論評などもチェックしながら話題を絞り込んでいました。

いつくか書き込みたいと思いますが、最初はやはりポドルスキーでしょ。神戸では「ポルディ」という愛称で呼ぶことになっているようですが、私はポドルスキーで行きます。

デビュー戦でいきなり2ゴール。昔いましたねぇ、そういう選手が・・。そう「ナカータ」こと中田英寿選手です。

ポドルスキーは世界王者ドイツ代表の10番を背負ったことがある人だそうですから、ナカータ選手よりずっと格上かも知れませんが、それでも、なかなか出来るものではありません。

そもそも、実は私は、ポドルスキー選手のことを、それほど詳しく説明できません。ですから基礎的な事実関係はどうしてもネット検索で確認してからになります。

調べなくてもわかるような凄い選手で、Jリーグに来てくれる選手なんて、そうはいませんよね。それにしてもよく来てくれましたね。

なんでも彼がトルコのガラタサライに所属していた時から神戸はオファーを出していたらしく、大物獲得に定評のある神戸らしいですよね。わかります?神戸の「大物食い」。

かつてはミカエル・ラウドルップ、そしてトルコの王子さまイルハン・マンススなどが神戸でプレーしました。

さて、ポドルスキー選手、Wikipediaには、かなり詳細に紹介されていました。読んでみましたがドイツ代表として2006年、2010年、2014年と3回のW杯出場、EUROも2008年、2012年、2016年と3回出場ですから、凄い実績です。

ただ、今ひとつ印象がないことも事実で、Wikipediaを読んでみて「だから、あまり覚えてないんだよな」という感じでした。

でも、もう、そんなことどうでもいいわけです。神戸で爆発してくれれば「さすがスーパースターだ」となります。

【ここから13行は8月1日に加筆しました】
神戸のオーナーである楽天の三木谷会長は、ポドルスキー選手の入団会見で、その意義をこう説明したそうです。

「日本が世界で第3位の経済大国ということを考えれば、Jリーグが国際的なリーグになって日本全体を盛り上げていく、世界の人がJリーグを観ているという状況を作り出せる。そうしたなかでJリーグが一団となって、夢のあるスーパースターを日本に連れて来る流れのきっかけになるのではないかと思っています」(2017.7.30 thepage.jp)

まぁ、「金も出すけど口も出す」で有名な三木谷会長の話なので、表向きの発言とは思っても、こう言ってもらうといいですよね。三木谷会長はバルセロナのユニフォームスポンサーとしても大金を使っており、飛び抜けた大金持ち経営者だからできることで、他のチームが、これに続くかと言えば、なかなかどうして。

さしあたり初戦の2ゴールは「なんか凄いぞポドルスキー!!」

次の書き込みでは「昌司を育てる大岩監督の親心」とでも題しておきましょう。明日書けるかどうかわかりませんが、お楽しみに。

そして最後は「浦和、ベドロビッチ監督解任、どうなるチルドレン」でしょ。
では、また。
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サッカーカレンダーの空白期間、さながら嵐の前の静けさ・・

2017年07月16日 16時23分33秒 | サッカー選手応援
我らがJリーグが3週間もの中断期間に入っていて、世界のサッカーカレンダーは、まさに空白期間真っ只中という感じです。

昨夜、クラブチームの国際親善マッチ、浦和vsドルトムント戦を見ましたが、ドルトムントの選手たちはかなりバテバテ気味でした。

こんな酷暑の日本は、どうひいき目に見てもゲームには不向きです。
プロ野球の世界では、欧州サッカーのオフ期間のような時期を「ストープリーグ」と呼びます(古いなぁ、おじさんしかわからないよなぁ)

つまり、各チームの補強担当者が昔、だるまストーブを囲んで選手の移籍を交渉したことから付いた呼び方ですが、欧州サッカーのオフ期間はいまですから、さしづめ「プールサイドリーグ」とでも呼びましょう。

つまり各クラブの補強担当者と代理人たちが、高級リゾートホテルのプールサイドで交渉している風景でしょうか。

そんな場所で交渉が行われたかどうか、定かではありませんが、ビックニュースが飛び込んできました。本田圭佑選手の移籍情報です。メキシコ・パチューカへの移籍、誰の想像も超えた移籍先ですが、パチューカと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、12月に行われるクラブワールドカップの常連チームだということです。

さぁ、本田選手の移籍も決まって、次はといえばロシアW杯アジア最終予選の最終決戦ともいえる8月31日の豪州戦と9月5日のサウジ戦です。

決戦の時は刻々と迫ってきます。いまのこの時期は、さながら嵐の前の静けさといったところでしょう。

【以下4行は7月17日加筆しました】
今回の本田選手の移籍情報などは、さしずめ本人から「豪州戦といったら、4年前を思い出してくれなきゃ」と日本のサッカーファンに込めたメッセージのようでもあります。「天王山の豪州戦と言えば『本田圭佑』が欠かせないんじゃありませんか?」と。

ハリル監督も、そろそろスタッフとともに集めた情報をもとに豪州戦の戦略を練り始める頃です。あとは、各選手が万全のコンディションを整えて参集できるかどうかにかかっています。

代表が再集合してから国際テストマッチがないのが心配ですが、おそらくJリーグチームとテストをするでしょう。

また刻々と状況をレポートしたいと思います。
では、また。


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バルセロナのスポンサーになった楽天の野望??

2017年07月12日 21時18分14秒 | サッカー選手応援
タイトルに「野望??」とクエスチョンマークをつけました。
実は、今日のネットに「明日7月13日、メッシもネイマールもピケも日本に大集合、楽天の会見に参加」という記事が載って初めて知りました。

「楽天とバルセロナ」というキーワードで検索をかけてみると、出るわ出るわ、次のような記事が出てきました。

①なぜ楽天はバルセロナに257億円払うのか(東洋経済オンライン)2016年11月17日
②胸には「RAKUTEN」...楽天とスポンサー契約のバルサ、来季新ユニを発表(サッカーキング)2017.05.30
③バルサのスポンサーになぜ楽天が?三木谷浩史会長に独占直撃(Number web)2017/05/08
④『楽天』ではなく『Rakuten』…バルサのユニフォームの胸に日本企業名が記される(ゲキサカ)2017.05.29

つまり「知らぬは私ばかりなり」でした。それこそ小柳ルミ子さんのブログ、前から読者になっていれば、こんなトンチンカンなことにならなかったのでしょうけれど。ずいぶん情報音痴になったようです。

これらのうち、やはり③の「三木谷浩史会長に独占直撃」の内容が一番気になるところです。
独占インタビューの中から、少し引用してみます。

【以下、Number web2017.05.08からの引用です 】

アリババか、アマゾンか、ファーウェイか、そして楽天か――。

 新スポンサーを巡っては、数日前からメディアでさまざまな予想がされていた。楽天は第4候補。だが、壇上のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が口にしたのは、「楽天」の名だった。

 その契約内容は世間を驚かせた。

 4年契約。1年延長のオプションつきで、金額は年間5500万ユーロ。カタール航空との現契約を大幅に上回り、5年となると日本円で総額320億円を超える、サッカー史上最高規模のスポンサー契約だ。

年間65億円に上るスポンサー料に勝機はあるのか?

 バルトメウ会長に呼ばれた三木谷浩史・楽天代表取締役会長兼社長が壇上に姿を現し、流暢な英語で質問に答える。バルセロナではあまり馴染みのなかった「Rakuten」の名は、その日から街の至るところで話題となった。

 会見後、カンプノウ内のVIPルーム。ピッチ上での撮影を終えた三木谷浩史氏が姿を現す。ジェラール・ピケの仲介によってクラブ側と接触してからこの日に至るまで、1年以上の時間がかかったという。満足感もあったのだろう、表情は柔らかい。

 聞きたいことはいくつもあった。

 楽天という企業とバルサが手を組む意味はどこにあるのか。多くのクラブの中から、バルサというクラブを選んだ理由は。そして年間65億円にも上るスポンサー料、そこに勝算はあるのか――。

 バルサのフラッグに視線をやり、ソファに腰かける。三木谷氏はこれから始まろうとするバルサとの歩みについて、ゆっくりと語り始めた。

――サッカー界に大きなインパクトを与えた今回の契約、まず楽天がバルサのスポンサーになった理由を聞かせてください。

「楽天という会社は今までも新しい分野にどんどん出て行くというアプローチをしてきました。12年前、プロ野球に参入した時にもみなさん驚かれたと思います。'02年に東京ヴェルディのスポンサーになった時も、当時の我々からすれば、規模感でいうと60億円くらいの価値がありました。今回は事業ではないのですが、ブランディングという意味で本当に新しいアプローチでした。

 フットボールの世界では、今までは自動車メーカーや航空会社など、伝統的な大企業がスポンサーになるというのが通例でした。そこに楽天のようなIT企業、しかも新興のベンチャー企業が、バルサのような歴史あるクラブのスポンサーになるというのは、昔は想像できなかったことです。正直なところ、最初は我々にも『本当にできるのか』、『楽天を選んでもらえるのか』という不安もありました。交渉にも長い時間がかかりました。ただ、話し合いをしていくうちに、バルサと楽天は非常に相性が良く、お互いにとってメリットが大きいパートナーシップだという結論になり、合意に至ることができました」

広告宣伝費と考えれば、もう採算にあっているんです。

――年間65億円を超えるスポンサー料に勝算はあるのでしょうか?

「年間65億円という金額は、広告宣伝費という考えに立つと、経済効果的にはもう十二分に採算はあっているんです。世界でのブランドの露出効果を考えた場合、実際に広告換算したらいくらになるのかということを考えると、少なくともその数倍の価値はある。今後はそれをいかに我々が、株式会社として利益につなげていくのか。これからの我々の仕事次第ですし、それを回収していくことも必要だと考えています。別に名前を売るだけが我々のビジネスではなく、スポーツを通じて楽天が目指す方向性、サービスの方向性を、みなさんに理解していただければと思っています」

(中略)

――野球、Jリーグ、バルサ。企業としてスポーツに力を入れている印象があります。

「スポーツビジネスに力を入れているというより、『スポーツ・アンド・カルチャー』という認識でやっています。人間のこれからの生活は、さらなる効率化を目指すと共に、いかに豊かなものにするのかが必要になってきます。その意味では、芸術、文化、スポーツは極めて重要です。様々な出版社や新聞社が文化事業、スポーツ事業を行っているように、これからは我々のようなインターネット企業も、文化の面を強化していく時代に世界的に入っていくのではないか。今回の契約はグローバルなフットボールビジネスにとって、ターニングポイントになるかもしれません」


【以上が引用部分です。引用にしては長すぎるのですが、結局「楽天の野望??」の真相を知るためには、こうなってしまいました。このレポートは、サッカーライターの豊福晋氏によるものです。それもご紹介してご容赦いただこうと思います】

タイトルにつけた「楽天の野望??」、それがもし本当に野望だとすれば、それは、かつて新聞社やテレビ局といったメディアが担っていたスポーツ、芸術、文化といったジャンルでのスポンサード活動を、これからはネットメディアがとって変わろうという野望かも知れません。

確かに時代の潮流ですよね。日テレが20数年にわたってトヨタカップを続けてきて、いまなお世界クラブワールドカップを続けていますが、ネット企業がその一翼を担える時代になったということのようです。

ですから、ある意味、それは「野望」でも何でもなく、自然の成り行きといってもいいかも知れません。

それにしてもスゴイですよね、最長5年の契約に日本円で総額320億円を出すというんです。Jリーグの10年間独占放映権を獲得したDZANの1200億円もスゴイと思いましたけれど、楽天も十分スゴイです。

【ここからは7月13日に加筆しました】
もう一つ、時代の変化を感じたことがあります。かつてシャープが長らくマンチェスター・Uのユニフォームスポンサーになっていました。キャノンやパナソニックのロゴも欧州のサッカースタジアムの映像の中でよく見かけました。

日本の企業のロゴがめっきり少なくなって久しく、韓国や中国企業のロゴが目につくことが多くなりました。今回の楽天の契約が、日本企業の反転攻勢のキッカケにならないだろうか。そういう願望を抱くわけですが、そう簡単なことではありません。またいつの日かの夢ですね。

では、また。

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満を持して登場・解説者小柳ルミ子さん

2017年07月10日 20時36分07秒 | サッカー選手応援
今日のyahooニュースに「小柳ルミ子、サッカー解説者デビューへ!「浦和-ドルトムント」で副音声初挑戦」という記事が載りました。

記事を読んでみましたら「年間2190もの試合を観戦し、12年間も観戦記を付け続けている筋金入りのサッカー通が、長年培った独自データを武器に新境地に挑む!  世界中のサッカーを網羅する芸能界随一のサッカー通が満を持して解説者デビューだ!」とあります。

さらに「A4版ノートに12年間つづってきた自作の観戦記「ルミ子ノート」は100冊以上に及び、槙野に「現役選手やJクラブのスカウティング(分析担当)よりも(試合を)見ている。ぜひ、分析担当で(来てください)」と言わしめた。」とあります。

「槙野」とは浦和レッズの槙野選手で、 昨年12月のサンケイスポーツ大型企画「極対談」で実現した対談相手とあります。

さっそく「小柳ルミ子オフィシャルブログ」を訪問しました。2~3日分を読ませていただきましたが、ちょうど明日放送の「アメーバTV」の対談企画で、バルセロナのDF、ジェラール・ピケと対談するといって、それはもう大変な喜びようが伝わってくる書きぶりでした。

スゴイですよねぇ、もう今の若い方には小柳ルミ子さんといっても、わからない方も多いかと思いますが、歌謡界に一時代を築いた歌手ですし、その後も多くの話題を提供してくれた芸能人です。

私は、正直なところ、彼女がそれほどのサッカーファン、バルセロナサポーターであることを知りませんでした。むしろ、これから彼女の博識ぶりを知っていこうと思います。

15日(土)の浦和vsドルトムント戦は副音声での登場とか、録画方式で副音声録画ができるようでしたら、ぜひ録画したいと思います。

それにしてもありがたいですよねぇ。彼女のブログを読むと、ホントに「サッカーを愛する」という言葉が似あう方です。こういう方がサッカーの素晴らしさを発信してくださるとホントに心強いです。

また一人、芸能界の「サッカー組」に大物メンバーが加入した気分です。
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「たらればドリーム」大物外国人選手の場合

2017年07月09日 19時28分32秒 | サッカー選手応援
昨日、Jリーグ18節の試合の中で、NHK-BSが放送したカードは神戸vs仙台戦でした。理由は神戸に元ドイツ代表・ポドルスキー選手が加入したためです。ハーフタイムにはポドルスキー選手を放送ブースに招き全国のサッカーファンに紹介してくれました。

夜のNHK-BS「Jリーグタイム」では、解説出演の宮澤ミシェル氏が「私が現役の頃、リトバルスキー選手がチームメイトだったことで、いろいろなことを学び刺激を受けたのを思い出します」と語ってくれました。

久しく忘れていたJリーグへの大物外国人選手、これも「DAZN」効果でしょうか? チームの強化費用が潤沢になり、大物外国人への投資が再び可能になるかも知れないと予測されていましたが、今回のポドルスキー選手はその第一弾でしょうか?

これまでも、C大阪へのディエゴ・フォルラン選手、清水へのユングベリ選手、神戸へのミカエル・ラウドルップ選手など単発的に加入した例はありますが、Jリーグ草創期のような、ジーコ、リネカー、リトバルスキー、ラモン・ディアス選手など多数の選手がキラ星のように名前を連ねた時代、その後もスキラッチ、レオナルド、ジョルジーニョ、マッサーロと続いた時代、まさにドリームな時代でした。

これはもう「たらればドリーム」を期待したくなります。誰が来てくれるのか皆目わからない世界ですが、3人、4人と名前を連ねればドリーム時代再来です。

あと1年ぐらいしたら、また「その後」をお届けしたいと思います。
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Jリーグ監督新時代到来か?

2017年07月09日 18時42分14秒 | サッカー選手応援
今シーズンのJリーグ、いよいよ後半戦がスタートしました。今日開催の浦和vs新潟戦を除く8試合終了後の順位は、大変興味深いものです。
首位・C大阪、2位・鹿島、3位・川崎、4位・柏です。

お気づきの方も多いと思います。

C大阪・ユン・ジョンファン監督44歳、鹿島・大岩剛監督45歳、川崎・鬼木達監督43歳、柏・下平45歳、見事なまでの監督新時代です。

しかも・ユン・ジョンファン監督が以前鳥栖の監督を務めた経験者である以外は、全員トップチーム初采配、柏の下平監督は2シーズン目ですが、鬼木監督は今シーズンから、大岩監督に至ってはまだ1ケ月ちょっとの経験です。

なんということでしょう。Jリーグ監督というのは、こうも簡単なものなのか、いや、それだけの識見・力量を備えた人が見事なまでに揃ったのか、この順位は瞬間風速的な記録かも知れませんが、記録的な状況であることには違いありません。

いずれにしても後々の検証事項にしたい状況です。
おそらく専門のライターが、近く何らかの論評を寄稿してくれるでしょうから、その時にまた加筆したいと思います。
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「たらればドリーム」J2の場合

2017年07月06日 19時57分07秒 | サッカー選手応援
さる6月24日の書き込みで「『たらればドリーム』C大阪の場合」というテーマを取り上げました。

今回は「たらればドリーム」の第二弾といったところです。これからも時々第三弾、第四弾といこうと思います。

さて「『たらればドリーム』J2の場合」、主役は水戸ホーリーホックです。水戸は今シーズン好調なようです。「水戸が快進撃」と表現した記事も見かけました。

なぜ水戸をとりあげたか、それは水戸がJ1に昇格するイメージがどうしても湧かないからです。では水戸は最近のチームかといえば、決してそうではありません。

水戸は西暦2000年シーズンにJ2に参入したチームです。
このシーズンのJ2チームは次のとおりです。
コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
水戸ホーリーホック
大宮アルディージャ
浦和レッドダイヤモンズ
湘南ベルマーレ
ヴァンフォーレ甲府
アルビレックス新潟
サガン鳥栖
大分トリニータ
お気づきかと思いますが、水戸を除く全チームが現在もJ1を戦っているか、過去にJ1で戦ったことがあるチーム(山形、大分)です。

つまり2000年以降、いまだにJ1経験のない唯一のチームが水戸なわけです。
【ここから3行は7月6日に加筆しました】
しかも、水戸より後にJ2に参入して、先にJ1に昇格したことがあるチームも、2001年J2加入の横浜FC(2007年J1昇格)、2012年加入の松本山雅(2015年J1昇格)と2チーム、先を越されています。

水戸ホーリーホックのサポーターの皆さん、エライです。この長きにわたり応援を続けている情熱、称賛に値いします。

ですから「もし水戸が昇格したら」まさにドリームです。ガンバレ水戸!!
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広島よ、お前もか・・・。森保監督辞任の意味するものは。

2017年07月06日 18時41分41秒 | サッカー選手応援
7月4日、サンフレッチェ広島の森保監督の辞任が発表されました。ちょうど2シーズン制だとすれば前期終了時点での辞任という区切りを選んだのでしょう。

この辞任について7月6日付けのwebスポルティーバで、原田大輔氏が「広島・森保監督の退任に思う。クラブはビジョンを見失っていないか」という長文コラムを発表していて、詳しい状況がわかりますので、ぜひ皆さんもお読みください。

私は、さる4月6日付けで「広島は降格などしない! そう信じて見守ります。」という書き込みをしました。

その時もwebスポルティーバ誌が、「優勝もJ2降格も紙⼀重。J1という、ある意味で特殊なリーグゆえの難しさを、広島はまさに⾝をもって証明している。」と警鐘を鳴らしてくれましたが、私は、それに抗うように、

「でも、私は「広島は降格などしない!」と断言したいのです。 そう信じて見守ります。何を根拠に?と、問い詰められるわけですが、根拠などありません。あるのは、昨年の名古屋、2012年のガンバ大阪のように、クラプとしてお粗末なことにはなっていないという見立てです。

つまり、私は森保監督という指揮官が指揮している限り、必ず戦力を立て直し巻き返してくれると信じて見守りたいということです。」と声を大にしました。

私としては「やはり4年間で3度J1制覇したようなチームが、簡単にJ2降格してはいけないという思いもあってのことです。かつて1997年から2002年までの6年間に3度J1を制覇したジュビロ磐田が2014年J2に降格してしまいました。

もう二度とそういうチームが出てはいけない、それが栄光の歴史を持つチームの責任でもあるという思いが強くあります。」ということだったのですが、7月6日付けの原田大輔氏のコラムは、こう指摘しています。少し長くなりますが引用します。

「そもそも広島は、育成型クラブだった。森﨑和幸がその象徴であるように、かつてはユースから昇格した選手たちがトップチームに多く名を連ねていた。

 ところが、2012年にクラブ史上初のJ1優勝を成し遂げたことで状況は一変する。そのサッカーに見惚れた選手たちが広島でプレーしたいと集まるようにもなったし、実際J1連覇を成し遂げるほどの実力がある選手たちが揃ってもいた。そうしたなかでも、森保監督は一時期、世代交代を図ろうとした。その起用はかなり強引にすら映ったが、それは森保監督がクラブの未来を見据えていたからに他ならない。

もちろん、若手選手たちが主力を脅かすほどの結果を示せなかったという背景もある。だが、FW浅野拓磨(シュツットガルト)の海外移籍はいい意味での誤算だったとはいえ、MF川辺駿(ジュビロ磐田)、MF野津田岳人(清水エスパルス)、MF宮原和也(名古屋グランパス)といった次世代を担うはずだった選手たちを、こぞって安易に期限付き移籍させる事態に陥っている。

本来ならば、佐藤寿人や森﨑浩司がいなくなった今季、その彼らが主力を担っていたはずである。クラブがそうした土壌を作れず、指揮官が描いていたビジョンは大きく狂ったと言えるだろう。

3度目のJ1優勝を達成した2015年はFWドウグラス(アル・アイン)が21得点を挙げ、昨季はFWピーター・ウタカ(FC東京)が19得点を挙げて攻撃を牽引したように、コンビネーションサッカーから個の力に頼ったサッカーへと徐々にシフトしていったのも、そのためであろう。J1初優勝を飾った2012年から考えれば、毎年主力を引き抜かれ、上積みどころか、新たにチームを作り直さなければならないなかで、森保監督は3度のタイトルを獲得したのである。

 言い換えれば、クラブは本来、哲学としていたビジョンを失いつつあるのではないだろうか。それは今季、先発に名を連ねているメンバーを見れば明らかである。結果的に森保監督が責任を取る形で退くことになったが、この結果を、この現状を、クラブはどう受け止めるのか。」

ここまでが引用部分です。

「あぁ、広島よ、お前もか」と言いたくなります。つまり昨年の名古屋、2012年のガンバ大阪と同じではないか、と。

いや、同じどころか数段深刻かも知れません。なぜなら、誰もがクラブと一心同体の存在と考えていた森保監督にしてさえも、ビジョンを共有できないクラブに変質してしまったのであれば、あと誰が立て直せるでしょうか?

暫定的に指揮を執ることとなった横内昭展ヘッドコーチに何か処方箋があればですが、どうなのでしょう。

冒頭書きましたように、まだ前半戦を終えたばかりで、立て直しが十分利く段階ですが、クラブが右往左往してしまうようだと、あっという間に時間が経ってしまいます。

ただ、私はあきらめました。さる4月6日付けの書き込み「広島は降格などしない! そう信じて見守ります。」は取り下げます。なぜなら信じて見守るのは森保監督が続けてこその広島だったからです。

今回の森保監督の辞任は「プロは結果がすべての世界」という責任論からの辞任ですが、同時に広島との決別でもあります。途中で投げ出してしまった広島には戻れないわけで「もう戻らない」覚悟の上での辞任です。

このような形でクラブは、いたずらに功労者を失ってしまうのです。不幸なことです。私にとっての今シーズンの広島は「ジ・エンド」となります。辛うじてJ1残留を決めるのかJ2降格か、シーズンを終えても触れることはないと思います。

残念なことです。


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