ニンジンといえば、どうしても、料理の脇役的なイメージの食材で、
野菜が苦手な人達の間では、今一のようですが、
私の畑では、春夏採り、秋冬採りと、概ね一年中作っています。
日本国内の1世帯当たりのニンジン年間平均購入量を総務省が集計したランキング
(平成20~22年 都道府県庁所在市及び政令指定都市を集計)では、
地域別のにんじん消費量日本一は、沖縄県の那覇市で、年間13,477gだそうです。
沖縄で、ニンジンを使った郷土料理といえば、やはり「ニンジンしりしり」でしょう。
ニンジンが主役で、たっぷりと食べれる、体にやさしい、美味しい料理ですよね!
ご存知のように、ニンジンに含まれるβカロテンは、油と一緒に摂取すると吸収率がアップし、
活性酸素を除去する作用や抗がん作用があり、生活習慣病予防にも効果的です。
【材料】 (4人分)〔換算:小さじ=5ml 大さじ=15ml カップ=200ml 1かけ=10~15g〕
・ニンジン・・・・・・2本
・卵・・・・・・・・・2個
・昆布だし(粉末)・・少々
・塩・コショウ・・・・少々
・だし醤油・・・・・・大さじ1
・醤油・・・・・・・・小さじ1
【作り方】( 調理時間、約10分 )
1)ニンジンを荒めのスライサーで千切りにします。(注1)
2)卵は割りほぐして、だし醤油で味付けしておきます。
3)フライパンに油を熱して、ニンジンをしんなりするまで炒めます。
(中火でゆっく炒めるとニンジンの甘味がまします)
4)しんなりしたら、昆布だしと塩・コショウで味付けをして、
そこに、卵を流し入れて混ぜ、卵に火を通したら、出来上がりです。
※(注1)沖縄では、ポピュラーな調理器具(しりしり器)が、各家庭に常備されていて、
このおろし金に似たスライサーで、ニンジンをすり下ろす(しりしりする)
事から、この料理の名前がついたのだとか・・。
※ 沖縄では、ツナ缶詰やポークランチョンミート(SPAM)を入れたりもするそうです。