倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

自分を信じることが大事。It is important to trust oneself.

2014-02-27 07:28:21 | Weblog
子どもの為の防災ストレッチに取り掛かかりながら、大事なことを思い出しました。

スポック博士の、今でも忘れられない言葉は、「自分を信じる」ということです。

「私の本は驚くほど売れたが、その頃は育児書というものがなかったからだ。

人は親になると不安になるから本から知識を得ようとする。

しかしこれが親達を邪魔していることを親は知らない。

子供は親が確信を持って育ててくれることを望んでいるのだ。

私はこの子を心身共に健やかに育てる」という思いがあれば、手探りの方法でも元気になる。

自分はこの子の親だという確信が持てずに本などに頼ろうとするけれど、どの親子も画一ではないのだから、

親としての確信を持つことだ」と。

「スポック博士の育児書」で有名なベンジャミン、スポック博士のメーつセージです。

スポック博士の育児書は日本でも子育てに欠かせないバイブルでした。

1939年に出たこのベビーチャイルドケアの本は、全米はおろか世界各国で39億冊売れたというのですから、大変

なセンセーショナルでした。

何百万人もの両親が抱いていた不安を一掃してくれるものでした。

美智子皇后様も皇太子をお育てになる時にスポック博士の育児書を参考にされたそうです。

私はバーモントの九司道夫先生主催の、マクロビオティツクコンフレンスの講師として呼ばれた折に、スポック博士と初めてお会いしました。

スポック博士は東洋医学というより、日本的なものに心惹かれましたと言って、ご夫妻からメインの自宅に招待して頂き、心導ワークショップを開いていただきました。


スポック博士の凄いところは、自分の自説を晩年になり覆された事です。

「育児書にはミルクを飲みなさい」と書かれていたにもかかわらず、日本のマクロビオティツクに出会い、「ミ

ルクは体に悪い」という事を、記者団の前で発表されたから、「私達を間違った道に連れて行った」と。

ミルク業界又世界中の人から、避難の声が起こりましたが。

スポック博士は、怯まず、「私は分かってくれる記者団の前で話をしました。真実は雫のように滴り落ちてくるもの、その時に必要なことを伝えて行くことです」と。

私は、当時スポック博士は、公的には公表されないだろうと思っていましたが、日本へ帰国後のある日新聞記事

に「ミルクは体に悪い」と大きく報道されているのを見て、「やったあ! 」と、小躍りして嬉しく思いました。

天才とは他人への思いやりの方が、自分の事より絶対的に強い人物に、与えられる才能というものですね。



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