映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『女ガンマン・皆殺しのメロディ』

2015年10月17日 | Weblog
ふつう

バート・ケネディ 監督
ラクエル・ウェルチ、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・カルプ、ジャック・イーラム、ストローザー・マーティン、クリストファー・リー、ダイアナ・ドース、 スティーヴン・ボイド 出演

銀行を襲ったクレメンツ三兄弟。彼らは、逃亡用の馬を盗むために、町外れの牧場に向う。兄弟は、地主のクローデルを殺し、その妻ハニーをレイプして去った。復讐を誓う彼女は、賞金稼ぎのプライスと組むことにする。プライスは、ガンさばきをハニーに指導、二人はクレメンツたちを一人ずつ倒してゆく……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3959





奇妙な味の作品。

ラクエル・ウェルチの肌がもっとも露出しているシーンは二枚目の写真の、風呂にはいってパンツの大きさを体になじませるシーンで、レイプシーンもあるが1971年の作品らしいので、おとなしいものである。

クレメンツ兄弟にコメディ要素が多くあり、もしかしたらコメディ要素よりも残虐要素を多めにしたほうがよかったのではないかと思うこともある。

また、クリストファー・リーのガンメイカーのところにでてきた黒ずくめのガンマンがラストにも出てくるが、こちらはあきらかに説明不足である。

ロバート・カルプも強いのか弱いのかわかりにくい。

『バロン』

2015年10月17日 | Weblog
よい

テリー・ギリアム 監督
ジョン・ネヴィル、サラ・ポーリー、エリック・アイドル、オリヴァー・リード、ジョナサン・プライス、ロビン・ウィリアムズ、ユマ・サーマン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ピーター・ジェフリー 出演

中世のドイツ、少女にせがまれた男爵が、襲い来るトルコ軍を撃退するために、昔の仲間を探しに旅立つ……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18721





スティングも出演しているらしいのだが、わからなかった……。

冒頭の、龍の口になぞらえた大砲を見ただけで、ああ美術にお金をかけてるなということがわかる。舞台の太陽の細工もそうである。

美少女がサラ・ボーリーでヴィーナスがユマ・サーマン。さすがである。

ジョナサン・プライスと死神に、既成概念と権力と死を象徴させて、それにさからう主人公が小気味いい。

これだけ観ていて楽しい作品もめったにないぞ。

メイキングで、エリック・アイドルが、「キューブリックとギリアムの作品には出ないのが基本(トラブルが多すぎるので)」とまじめな顔で言うのがすばらしい。

『トカレフ』

2015年10月17日 | Weblog
わるい

パコ・カベサス 監督
ニコラス・ケイジ、レイチェル・ニコルズ、マックス・ライアン、マイケル・マグレイディ、ピーター・ストーメア、パシャ・D・リチニコフ、オーブリー・ピープルズ、 ダニー・グローヴァー 出演

裏社会から足を洗い、妻と娘と幸せな生活を送るポール。そんなある日、最愛の娘が何者かにさらわれ、ほどなく死体となって発見される。凶器がトカレフと分かり、ロシアン・マフィアの犯行を確信するポール。昔のギャング仲間の力を借り、なりふり構わぬ犯人探しを開始するポールだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348888





脚本がひどい。警察が無能すぎるのだ。
犯人を見つけられず、ニコラス・ケイジを自由に泳がせる。この両方がないと成立しない話なのだ。

そして、真相がわかったときにどうして拳銃をあそこに置くのか? さっぱりわからない。

確認するのが遅いぞ、ニコラス・ケイジ。