映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『インヒアレント・ヴァイス』

2015年10月02日 | Weblog
よい

ポール・トーマス・アンダーソン 監督・脚本
ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、キャサリン・ウォーターストン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ、エリック・ロバーツ、セレナ・スコット・トーマス、マーティン・ショート 出演

ロサンジェルスに住むヒッピーのなれの果ての私立探偵ドック。ある日、そんな彼の前に今も忘れられない元カノ、シャスタが現われる。彼女はなんと、不動産王として知られる大富豪ミッキー・ウルフマンの愛人に収まっていた。彼女の相談事というのは、ミッキーの妻とその浮気相手が、自分とミッキーを罠にはめようと企んでいるというものだった。普通なら絶対関わりたくない案件だが、他ならぬシャスタの頼みとあっては断ることもできず、渋々ながら調査に乗り出すドックだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351706




善意対悪意というか、世界はその両方で成り立っているというか、どちらもクスリと女が好きで、どちらの側にもそれらに対抗するような人間がいて、どちらの側にしても破滅しかけている人間は存在する。

主人公はダメ人間なのだが、誰かを裏切ることはないし、足を引っ張ることもない。それが敵側の人間であっても。ことばの約束を大事にするともいえる。

ところが、相手は平気で監禁、殺人までしてくるので、それらをどうやりすごすのかが……、そんなにうまく描かれてはいない(笑)。

元カノはいったいどこに行っていて、何がきっかけでもどってきたのか? 刑事は主人公の車にあれを入れて何をさせたかったのか? 

ベニチオ・デル・トロは絶対に弁護士には見えない(笑)。