映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『秒速5センチメートル』

2014年01月12日 | Weblog
ふつう

新海誠 監督・原作・脚本
声の出演 水橋研二、近藤好美、花村怜美、尾上綾華

小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く…。貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」の3編を収録した連作短編アニメーション。監督は「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」の新海誠。ありふれた日常の中で繰り広げられる男女の心の機微を美しい映像でリリカルかつノスタルジックに綴る。
ストーリーはallcinem,aより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326527#1



iTunesの無料レンタルで観たので、画像なし。

キャラクターデザインは好みではないが、止め絵的な背景が美しかった。

第一話と第二話は理解できたと思うのだが、第三話がさっぱりわからなかったので、ネットで解説ページを探した(笑)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1284892507

こちらを参考にして、やっと第三話が理解できたつもりになったのだが、それだと第三話だけひどいデキということになる。

ひきずるくらいならこの男は大学時代に何をしていたのか? 高校時代に手紙なりメールなりだせなかったのか? 懐かしい土地を訪れるくらいなのに、声もだせないのか?

雰囲気だけで第三話を成立させようとしているようだ。

それとこの主題歌って『月とキャベツ』でも使われてなかったか?

『最終目的地』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ジェームズ・アイヴォリー 監督
オマー・メトワリー、シャルロット・ゲンズブール、ローラ・リニー、アンソニー・ホプキンス、ノルマ・アレアンドロ、アレクサンドラ・マリア・ララ、真田広之 出演

アメリカの大学院生オマーは、自殺した作家ユルスの伝記を執筆すべく遺族の公認を求めるも、あえなく拒絶されてしまう。しかし恋人に鼓舞され、直接面会して説得するため南米ウルグアイの人里離れた亡き作家の邸宅へと向かう。そこでは作家の妻、作家の愛人とその娘、作家の兄とそのゲイの恋人が奇妙な共同生活を送っていた。さっそく交渉を始めると、兄のアダムからは条件付きながらすんなりと公認を得られた一方、妻のキャロラインには頑なに反対されてしまう。そんな中、作家の愛人アーデンとの距離が急速に縮まっていくオマーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342922



自分や周囲の状況を微妙にわかっていない人間たちの人間ドラマ。

そこに、水たまりのことを流砂だと思い込んで足をつっこむような大馬鹿マヌケ野郎(ただしイケメン)がやってくることで、それぞれの人間が刺激を受け、状況に変化があらわれる……。

こういう大人のドラマは日本では受けないのだろうな。

エンディングがイージーすぎる。

『愛、アムール』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ミヒャエル・ハネケ 監督・脚本
ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール、アレクサンドル・タロー、ウィリアム・シメル 出演

パリの高級アパルトマンで悠々自適の老後を送る音楽家の夫婦、ジョルジュとアンヌ。ところがある朝、アンヌが突然の発作に見舞われ、夫婦の穏やかな日々は終わりを迎える。検査の結果、病気が発覚したアンヌは手術の失敗で半身に麻痺が残る事態に。“二度と病院には戻りたくない”とのアンヌの願いを聞き入れ、ジョルジュは自宅での介護を決意する。自らも老いた身でありながら、これまで通りの生活を貫こうとする妻を献身的に支えていくジョルジュだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344164





国の制度や文化によって、選択肢に違いがでてくるはずなので、評価にも幅があるはずである。

無理心中という文化がある日本からすると、それほど奇異には感じられないエンディングであった。
しかし、病院に入れないという約束を守るためには、ほかに取るべき道がなかったのかどうかがわからない。

「自宅で、なんて考えちゃダメよ。介護でとも倒れしちゃうわよ」と介護ヘルパーの資格を持っている女性から言われたことを思い出したが、だからといっていい答えが日本にあるのかどうかもわからない。

以下ネタバレ







まあ、キリスト教圏からすると、このような善意に近いものから生まれる(もしくは悪意のない)殺人に関しては大騒ぎしがちである。

『REDリターンズ』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ディーン・パリソット 監督
ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ブライアン・コックス 出演

元CIAエージェントのフランクは、恋人サラと2人でようやく手にした平穏を満喫していた。そんなある日、元相棒のマーヴィンが現われ、フランクを新たなミッションに誘う。これを断固拒否するフランクだったが、思わぬトラブルに巻き込まれ、結局スパイの最前線に舞い戻るハメに。32年前、フランクとマーヴィンは、米ソ冷戦下のモスクワで小型核爆弾製造に関する極秘プロジェクトに関わった過去があった。そして今、その極秘計画が再び動き出し、彼らは核爆弾を奪ったテロリストとの濡れ衣を着せられ、各国諜報機関から命を狙われる事態に。自分たちの汚名を晴らし、行方不明になった核爆弾を発見すべく、真相解明へと乗り出すフランクとマーヴィンだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346408





映画館で観た。

1よりも落ちるが、それでもおもしろい。

「見るなよ。絶対見るなよ」という上島竜兵ギャグ。

英国女王をやって賞もたくさんもらっているヘレン・ミレンに、自分が英国女王だと思い込んでいる精神病患者を演じさせるところと、『ニキータ』にもでてきた遺体処理方法がツボであった。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズの処理がちょっと雑。