映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『迷子の警察音楽隊』

2010年06月22日 | Weblog
ふつう

エラン・コリリン 監督・脚本
サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ、カリファ・ナトゥール 出演

ちょっと昔の話。イスラエルに新しくできたアラブ文化センターでの演奏を依頼されたエジプトの警察音楽隊。さっそく揃いのスーツに身を包み、イスラエルの空港に降り立つ一行。しかし何かの手違いか、空港に出迎えの姿はなく、誇り高き団長トゥフィークは自力で目的地を目指すことに。ところがたどり着いた先は、目的地と似た名前の全く別の場所。そこは、ホテルなんて一軒もない辺境の町。途方に暮れた一行は、食堂の美しい女主人ディナの計らいで、3組に分かれ、食堂、ディナの家、そして常連客イツィクの家に分宿して一夜を過ごすことになるのだったが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328959#1



歴史と地理に弱くてもそれほど困らないつくりになっていた。

ローラースケート場みたいなところでのデート指南はよかったが、あとはず~~っととまどいというか躊躇というかおずおずとした様子の連続である。

かつての敵国で今でもそれほど仲はよくなくて、かたや大都会かたやど田舎に住み、それでも共通するものがあることがわかるとほっとできるが、それ以上のことはなにも起こらない。

変わりがないことの強調で喜ぶ人々もいるのかもしれないが、わたしはあまりおもしろみを感じなかった。