映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『レイチェルの結婚』

2009年06月15日 | Weblog
レイチェルの結婚 - goo 映画

よい

ジョナサン・デミ 監督
アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、マーサー・ジッケル、アンナ・ディーヴァー・スミス、アニサ・ジョージ、デブラ・ウィンガー 出演

バックマン家の次女キムが9ヶ月ぶりに更生施設から帰宅する。2日後に姉レイチェルの結婚式を控え、手作り挙式の準備で大わらわの自宅には新郎の友人ら見知らぬ人々が溢れ、所在無さと疎外感でキムは苛々をつのらせて行く。そんな妹の身勝手な態度にレイチェルは怒りを爆発させてしまう。依存症の治療を続けるキムの存在は気まずさと緊張感をもたらし、一家に辛く悲しい過去の記憶を否応なく甦らせるのだった。



アン・ハサウェイを単なるかわいこちゃん(死語)だと思っていたら、とんでもなかった!

『マーゴット・ウェディング』と印象が似ているが、本作のほうが比較的(笑)わかりやすい構成になっている。あちらも本格的演技合戦であったが、こちらも同じでなおかつ、主人公の逃げ場がほとんどない!
父ともめたら姉も一部を認め、姉ともめて実母のところに行ったらまた別のことでもめる。だからといって、キム(アン・ハサウェイ)だけがはみだし者、問題児というわけではない。

ジャンキー時代の性格は不明だが、すくなくとも今は問題を突き詰めようとするタイプなのだ。ひとつひとつ突き詰めて片をつけようと努力するのだが、はぐらかされたり、ほかの用事ができたり(なにせ結婚式直前なのだ)、突発事故やグーパンチをくらったりする……。

食洗機対決のところと姉妹でお風呂でいろいろ準備(笑)をしているところがすばらしかった。

監督がホームビデオを意識しているからかもしれないが、ねむい(ソフトフォーカスというかピントが合っていないような)映像と手ブレは意見がわかれるところかもしれない。


『マーゴット・ウェディング』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/19bf628a74b63e13b2a4a997b52e91df