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山中伸弥さんの言葉

2013年07月08日 | コンサルティング

 七転八起。七転八倒。

数字の七と八を使った四字熟語ですが、毎年7月8日を迎えると、この二つの四字熟語を思い出します。

  七転八起は、七度転んでも八度起き上がる意から、何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力することの意味で、転じて人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いられることもあるそうです。

一方、七転八倒は、「激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわる」こと。転んでは起き、起きては転ぶを繰り返すことです。

 七転八起も七転八倒も、その意味するところは、たとえ負けが何度続いたとしても、決して諦めることなくその都度立ち上がりましょう、という意味につながるものと思いますが、しかし、現実にはなかなかこの言葉通りにはいかないことも沢山あります。

 さて、冒頭の写真(Wikipedia作者:Dɐ)は皆さんご存知のとおり、昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥さんです。

以前テレビで山中さんの経歴が紹介されていたのですが、ご自身はかつて整形外科の道を選んだものの、他の医者が20分で終わる手術に2時間もかかったり、点滴に失敗するなどして、指導医からは「お前は「やまなか」ではなく、「じゃまなかだ」と言われた。」とのエピソードが紹介されていました。結局、その後、山中さんは一度は諦めた基礎研究の道に再度進み、数々の努力を積み重ねながら最終的にノーベル賞を受賞されたわけで、このエピソードには勇気づけられた方も多いのではないかと思います。

 その山中さんの言葉として紹介されていたのが、「野球の打率は2割もあればいい方ですが、研究は1割でも優秀。 僕の研究室を希望する学生には『実験を繰り返しても、9割はうまくいかないことに耐えられますか?」』と聞いています。」という言葉。

いかに研究が日々の地道な実験の繰り返しであるか、しかし成果につながることがいかに難しいか、そしてノーベル賞をとられるまでの道のりがいかに大変なものであったかがこの言葉からもイメージできますよね。

 そして、これは私たちのビジネスにおいても同じこと。仕事において失敗はつきものですし、いい結果を出すためには大変な努力が必要であるということ。大事なのはたとえ失敗してもそこで決して諦めることなく立ち上がり、そしてコツコツと努力を積み重ねることなのだと思います。山中さんの言葉により、それがやがては成功につながるんだという、がんばる勇気をいただいた気がします。

ちなみに山中さんは、鴨川のほとりをよく走っていらっしゃるとのことです。私も極暑の中7月6日に四条大橋から鴨川を眺めました。じっとしていても汗が出る暑さでした。山中さんには、日本そして世界の将来の医学ためにご活躍いただきたいと思いますので、極暑の中でのランニングは是非控えていただきたいと思いました。

(人材育成社)


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