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ペトリ様って誰だろう

2013年07月09日 | コンサルティング

先日、ある寿司屋の前を通りかかったら「本日の御予約」に「一階 ペトリ様」と書いてありました。「ペトリ」から何を思い出すでしょうか。

私は、全く何も思い浮かばない人が半分、と見ています。そして残りの半分は(1)「ああ、ペトリカメラね。親父が持っていたな。値段の割には良いカメラだったよ」、(2)「ペトリ皿、理科室にあったシャーレのことでしょ。カビを培養して観察したなあ」、(3)「ペトリネットの発案者ですよね。離散分散システムを数学的に表すネットワーク図の・・・」ではないでしょうか。

実は私の知人何人かに「ペトリ」で何を連想するか聞いてみたところ、上記の3つに分かれたのです。おもしろいことに、(1)、(2)、(3)を全部知っている人は1人もいませんでした。特に(1)を思い浮かべた人は60代前後でした。それより下は(2)、理系の学生は(3)が多かったです。極めて稀な例ですが「オランダのピアニスト」という答えもありました。

言葉と体験は深く結びついています。特に、その言葉を初めて耳にしたときの記憶が何かのエピソードと結びついていると、決して忘れないようです。ペトリと聞いてすぐに頭の中でカメラやシャーレやネットワーク図の書かれた紙を持っている自分が頭に浮かぶわけです。

研修の場で、このような「エピソード」にまつわる記憶を使ったワークをやることがあるのですが、10年、20年前のことでも鮮明に記憶が残っているようです。講師のことは忘れても、研修で身につけたことを職場で実践して良いエピソードを作ってほしいものです。

ところで、お寿司をおいしそうにつまんでいるペトリさん、一体どんな人でしょう。ちょっと気になっています。

(人材育成社)


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