3歳の子に、去年実際の走行音と共に煙を出し走る汽車をプレゼントしてから鉄道に非常に興味を持ち出した。 パトカーや救急車もあるのに、電車の方が好きらしい。 新幹線、阪急、大雄山線、JR、こまち、はやぶさ等、私よりも詳しい。
ゴールデンウィークの前半は天気が良くないようなので、室内で見られる鉄道ジオラマでも見せてあげたら喜ぶだろうと思い出かけた。 場所は東山区の花見小路新門前通東入ル。 八坂神社の門前町として栄え、今も伝統と格式を誇る京都一の花街『祇園』の中である。 直ぐ近くに巽橋(たつみばし)があり、観光客であふれていた。
私も以前にパンフレットで見ただけなので、小さい子が入っても大丈夫なのか不安はあったが、食事もできる鉄道レストランで大人も子供も楽しめるようで安心した。 大人の人はトランクに格納した自分の電車を持ち込み、真剣な顔をして走らせていた。
鉄道ジオラマは縦5m、横25mと広大で入店して、チビちゃん興奮と大喜びで食事が運ばれても中々席に着かない。 そんな私も店内に所狭しと並べられた、鉄道雑誌、沢山の模型、実際の機関車や電車の部品、電車の名入りTシャツや靴下等、見る物に飽きない。
従業員の方は駅員さんのように制服を着用され、お客さんはカメラ付き列車を運転すると目の前のモニターで運転席からの景色を見ながら走らせ、ちゃんと運転手の帽子をかぶったりするので、雰囲気満点で大喜びである。
鉄道ジオラマの回りがテーブル席になっており、走り来る電車を見ながら食事が出来るので、チビちゃん興奮冷めやらず、勢い余ってジュースのグラスを落として割ってしまい、急に真っ赤な涙目。 でもすぐに駅員さんが来て綺麗に処理して下さり、落ち着きました。 本当に鉄道マニアの方には楽しい所だと感じました。