素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛰ 奥秩父:瑞牆山登山 ⛰

2015年11月07日 | 日本百名山

ゆったりとした山容を重ねる奥秩父の山々の中で、珍しく岩峰を重ねた山、花崗岩の城塞瑞牆山(2230m)を登って来ました。

中央高速、須玉ICを8時50分に出て、みずがき湖ビジターセンターから増富温泉の逆、鹿鳴橋大橋経由で瑞牆山荘に向かい10時10分到着。                                             この時間、既に駐車場は満杯で仕方なく広い路肩に止めた。                  10分ほどで準備を済ませ10時23分出発。

奥秩父の西端に位置し、特異な岩峰群で構成され、その凛々しい姿には誰もが感動し、どこをどうして登ればあの山頂に到達できるのか と不思議に思う人が、多いのではないでしょうか。                                         でも時間的には無理のないコース時間であり、登りは厳しいが一度は登りたい山です。

「みず」は美称であって、みずみずしい垣の意だといわれ、金峰山(2599m)の手前に設置された垣と見た、と思うと山名にうなずける。                      城塞は城を守る意味があり、そのせいか人を寄せ付けない巨岩、倒木、木の根が多く、ハイキング気分では少々厳しいと思う。

瑞牆山荘の前からシラカバやミズナラの中を行くコースで、傾斜が増すとジグザグに登り、林道を横切り里宮参道入口と標示された登山道に取付く、10時45分。

                                                                              そこから間もなく行くと里宮上部の尾根に出る、11時通過。           以前は格好の良い瑞牆山の展望が効いたようだが、現在はカラマツが伸びてしまい葉は散っているが枝が邪魔で見にくいのが残念である。

尾根沿いに緩やかに登ると富士見平小屋が見え、水場ありの標示板も見え、一寸水場に立ち寄り一杯ご馳走になった。冷たくて美味しい。               木立の中にはキャンプ場があり、水場も近いし、トイレもあり、中々の環境である。

                                                                       富士見平小屋到着、11時17分。                          小休止し11時半出発。小屋前からの富士は雲が多く見えなかった。

金峰山へは小屋を正面に見て右に進むが、私たちが登る瑞牆山へは左へ向かう。    鬱蒼とした樹林帯の中、目指す山を目の前に「下るの、何故 」と思いながら下って行く。

                                                                            道は石や木の根ばかりで歩きにくい。

下り切ると天鳥川に出た。丁度12時。                      明るい河原で昼食と休憩を取り、12時25分出発。

天鳥川を渡ると、桃太郎岩という大きな岩が目に飛び込む、10m以上ある大岩だが真っ二つに割れている。                             私など、その隙間に入れてしまうほどである。

桃太郎岩の横に掛けられた階段の取付きから、いよいよ瑞牆山本体への登りが始まる。

                                                                       瑞牆山自体がが岩盤であるため樹木の根が露出しており、根を張りきれない樹木は倒木となっており、下ばかり気にしていると倒木に頭をぶつけたりするので注意が必要である。

2つ目の階段を過ぎてからも同様の登山路で岩や木の根を頼りに急登が続く。     木の根は階段の手すりの様で、多くの人が利用するせいかワックスを掛けたようにピカピカとなった根を沢山見かけた。                           樹林帯の中に低木でありながら沢山のシャクナゲの群落が続いていた。                6月頃が時期なので、その頃にまた来てみたいと思った。

13時20分頃、大ヤスリ岩の基部を通過。                   下から見上げた時のビックリした大岩が今横である。「もうそろそろ山頂かな?」と感じた。この岩には岩登りをしているクライマーを見かけることもあるらしい。

13時50分、弘法岩と黒森分岐と言う鞍部を通過。                  ここから右に回り込み、シャクナゲ林の中を抜け出ると山頂の巨岩の上に出た。    万歳  万歳  お疲れ様。13時53分登頂。 

                                                                       不安がられていた方も居たが全員が山頂に立てて本当に良かった。

                                                                               天気はまずまずであったが雲が多く、好天なら見えるはずの富士山や金峰山の五丈岩、

                                                                            八ヶ岳、浅間山等の展望が無く、残念であった。 14時22分下山開始。

急な下りであり、ストックは仕舞って頂き、慌てずにゆっくり下るようお願いした。

                                                                       若いパーティーと抜きつ抜かれつしながら、声を掛けあい楽しく下ることができた。

                                                                         全員無事、瑞牆山荘着16時50分。 暗くなる前に下山でき良かった。                                   岩山を見て心配された方もいたようですが『案ずるより産むが易い』 皆さんの頑張りが勝っていました。本当にお疲れ様でした。 

 

 


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