初めて地元で行われる毎年恒例の火渡り・火伏まつりを見学してきました。 会場は小田原市中里にある延寿山成就院「満福密寺」と言うお寺です。
仏舎利が奉納されており、また相模平野随一の大梵鐘『離合の鐘』を完成させたお寺としても名高いとの事です。
火渡りの祭事には関東一円から修験者達が集結し、湯立て式、山伏問答など千年来と言われる秘技が公開されました。
私も初めての参拝で、冷やかし半分でしたが、山伏姿の修験者20名ほどの方々の真剣そのものの迫力ある山伏問答、そして火渡りなど千年来の秘技に感服いたしました。
テレビカメラも入っていましたが、この祭事はもっと沢山の方々に是非見て頂きたいと感じました。
“火渡り”とは修験道に伝わる儀式で、火の中をくぐることで災害から身を守り、種々の厄を焼き尽くそうと言うものだそうです。 縦・横数メートルに組んだ薪で護摩を焚き、その焚き火の上を思い思いの祈願を胸に素足で渡る。
貴重な民俗文化財であるこの催事に修験者の方々の真剣な取り組みが見てる者に充分伝わりました。 素晴らしく感動いたしました。
正月飾りの後始末の行事ですが、燃やす時の煙に乗って、新年に訪れた年神様が天上に帰られると信じられていたようです。
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