初夏 から「アザミ」や「クガイソウ」等のお花畑になり、特にピンクの濃淡色で咲く『ササユリ』 が目を楽しませてくれました。 ここから 2038m峰 辺りまでが、このルートの展望や高山植物のハイライトであります。
北沢山(標高 1969m) 山頂からの景色を10分ほど楽しみ、8時 35分 前進。
北沢山山頂からの「ササユリ」と西方向に聳える御嶽山。
北沢山からコイノコ(標高 2035m)までは約 0.8Kmなのですが、小さなアップダウンを繰り返しながら進みます。
この時期は沢山の花々が咲き誇り、疲れを忘れてしまう花街道なのです。
ヤナギの様な葉を持つ「ヤナギラン」。気持ち良さそうに伸び伸びと青空に向かっていた。
茎や葉をちぎると、苦みのある白い乳液を出す「ニガナ」と淡いピンクの上品な「ササユリ」。
尾根沿いにはササユリの群落が見られビックリ、心躍る嬉しさを感じました。
8時 53分、アヤメ山通過。 遠く南アルプスが雲に浮かんでいました。
直ぐそばには、外花被片の基部に黄色と紫色の網目があり、葉は剣状の細長い葉数枚を付け直立しているアヤメが目に付いた。
気持ちの良いコイノコへの尾根を行く。
アッ コイノコの山頂が見えた。
9時丁度、コイノコ(標高 2035m)に到着。 正面に経ヶ岳が見える。 10分の小休止をして経ヶ岳(標高 2296m)に 向かう。
9時 20分、2038m峰に到着。
当初は最高地点の経ヶ岳を目指したが、目的は「ササユリ」というか? 花を見ることが主であり、花をメインにということで良い時期に来られたことを謳歌すべく 『お花畑街道』 をゆっくり観賞しながら戻ることにした。
天気が良くて花々がより綺麗に見えます。 ササユリ、ノアザミ、ヒヨドリソウ。
陽当たりの良い東斜面に咲くササユリ。
クガイソウの蜜を吸うアサギマダラ。
白色の小さな頭状花を密生するヒヨドリソウが登山道に色添えをしていた。
北沢山を 10時 25分通過。 北沢山山頂から下山する南方向に聳える木曽駒ケ岳を含む中央アルプスの雄大な山塊。
茎の先に花を一個ずつ下向きに開く、キバナノヤマオダマキ。
11時 40分、里見平通過。
里見平から見た。伊那市街と南アルプス、手前には朝登って来た国道 361号線が見える。
11時 45分、眼下に権兵衛峠駐車場が見えた。 50分には無事スタート地点に戻りました。
最近はピークハンターではないので、経ヶ岳迄は行かなかったが、作られた庭園の花々とは違った大自然の花はより素晴らしいと感じました。
ネイチャーでのガイドも無いので、一か月に2回以上は山に出掛ける様にしています。
それで2~3万歩、歩いているくらいです。
コロナが五類になり社会に動きが出て来たようですが、高齢者にはまだ安心はできず極力人混みは避けています。
でも、家に居てボケるといけないからと言って、ヤマハ音楽教室は強制で通わされています。
それと湯河原でのバンド活動や箱根ジオガイドの活動も少し活発化してきたので少しずつ動いています。
以前の様に「山へ行こう!」というのですが、家で小説を読むのが好きだと言って、出る気は無いようなのです。
忠さんに連れていってもらった白馬岳の雪渓を登ったあとのお花畑、綺麗でした!
テレビでも、あの絶景は見れますが、実際自分の足で登れるか不安を抱え何時間も登り続け、たどり着いたあの咲き誇るお花畑。
今でも鮮明に頭の中に残っています。
あの雪解け水がどっと流れているのを、みんなに飲ませてくれたレンジャーの方たち。
疲れた身体に本当に冷たく美味しい水でした。
忠さん、ピークハンターでなくていいんです。
無事に家に帰る。
これが一番大事です。
私の山の師匠に偉そうに言って申し訳ありません。
家で待っている家族を大事にね!