草原や笹原の尾根、富士山や南アルプスの展望、そして対照的に静かな針葉樹林の中を歩いて来ました。
穏やかな 2024年 を迎え『何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風無し。』石川啄木の詩がピッタリと思っていた矢先の夕方、能登地方に大地震そして2日には羽田空港での航空機事故、年明け早々にどうして❓ と思ってしまいました。
能登地震は日を追うごとに被害の甚大さが報道され、東日本大震災の再来です。
火山大国である日本の背負う運命でもあり、関東の南側には北アメリカプレート、フィリピン海プレートそしてユーラシアプレートの3つが接する場所があり、首都直下型地震、南海トラフ地震、神奈川の国府津~松田断層などいつ地震が発生しても可笑しくない状況です。
でも、災害が発生した時には皆さんで助け合う心が日本人には有り、唯一の心の支えとなっております。 能登地震で被災されました地域の皆様の一日も早い平穏が訪れますようお祈り致します。
新年初の山歩きは大菩薩峠を目指してみました。 当初の山行計画では、上日川峠~石丸峠~大菩薩峠~雷岩~大菩薩嶺~雷岩~福ちゃん荘~上日川峠の周回コースを計画しました。
ところが冬期 は丸川峠入口から上日川峠への林道が全面通行止め となっており、車は丸川峠入口駐車場に停め、歩きで 昔ながらの大菩薩道を登りました。
計画変更で日も短くなっていることから、当初予定の大菩薩嶺(標高 2057m)登頂は諦め、介山荘のある大菩薩峠から福ちゃん荘~上日川峠へと下りました。
丸川峠入口駐車場到着、8時丁度。 30分で準備を済ませ出発。
通行止め を抜けて林道を登り、次の左折点で林道と別れて近道 となる登山道を登る。
15分ほど登ると芦倉沢に架かる橋の先に千石茶屋が見え、 そちらに進む。通過、8時 45分。
上日川峠まで車で行けるようになった現在、裂石から昔の大菩薩道を歩く人は少なくなりましたが、今回は昔の人の思いを 噛みしめながら急登に取り付きました。
所々に深く窪んだ溝は、長年にわたる人の往来によって侵食された結果で、歴史が感じられます。
遠く迂回していた林道のガードレールが頭上に見え林道に合流。 9時 53分。
わずかに林道を登ったら、再び登山道に入る。
2度目のガードレールが見え林道に出たら、目の前にロッヂ長兵衛前の上日川第一駐車場が見えた。 当初の予定では、ここまで車で来る予定でした。 寒さでレンズの一部に結露が発生し、気付かずボケが出た。
広々したロッヂの前に人影はなし。 道路を挟んだロッヂ西側のキャンプ場でソロキャンプをされている方にお会いし挨拶を交わした。今回の山行で初めてお会いした唯一の人でした。
上日川峠は大菩薩連嶺への表玄関ともいうべきところで、大菩薩峠へは車道の左側につけられた登山道に取り付く。
私は通常のコースとは変えて石丸峠へと進路を取り、南東方向に下る。
緩く上り下りしている登山道を進むと沢を2 ~3回、横切る。
小さな沢でキラキラ輝く宝石の様な氷を発見、撮影して「アレ?」と結露に気付いた。 慌ててフィルターを外し、レンズの清掃をした。
笹に囲まれた登山道を越え
カラマツ林の明るい道を進み
徐々に登りが続くようになってくると、石丸峠入口のバス停のある車道に出た。 通過、10時 53分。
車道を横断して、再び笹に覆われた登山道を登るが、この登りが予想外に厳しかった。
二度目の車道に出て、右手に進む。 通過、11時 17分。
二度目の車道に出たら東に進み、石丸峠に向かう最後の登山道に取り付く。
最後の登山道は尾根状の所に出るまでが、なかなか厳しい。
後方が開けて、とても気持ちの良い尾根で、綺麗な富士が顔を出した。
急登も一段落すると、山腹を絡んで登って行く。
そしてカラマツ林を抜けると前方の稜線上に笹原の尾根が見えてきた。
明るく開けた笹原の道は、歩いて いて最高に気持ち良い。
12時 15分、展望最高の石丸峠に到着しました。
上日川峠から石丸峠のコースは2度目となりますが、前回は曇天で素晴らしい景色を目にすることがなく、今回は好天の中をノンビリ歩くことができ最高でした。
本当に元日から地震や航空機の火災やら心配な年明けになりましたね。
私達の住んでいる所も富士山の噴火や関東大震災とかの恐れもあり、それを考えると怖いですね。
大菩薩峠、忠さんがよくマラソン大会で走っていましたね。
丸川峠からの富士山、綺麗ですね✨✨
私は2日から先週まで、みかんの収穫をしていました。
結構頑張ったので、久しぶりに足がつりました(笑)
今日は山本眼科に行きますが、先月は小田原駅前で諸田夫妻に会いました。
おや、ひょんな所でと少し立ち話をしましたが、知り合いに会うことも楽しい事ですね。
今日は美味しいお昼を食べてきます(笑)
こちらこそ、本年も どうぞよろしくお願い致します。
今年は新年早々にビックリでした。
年頭に「自然災害に対する気を緩めるな!」というお告げかも?と理解し、以前使ったキャンプ用品のテントやコンロ、ランプ、トイレ、浄水器、等を確認し、非常食や水の確保をしました。
こんな時に山歩きなどしていて良いのか?とも思いましたが、この寒い時期に風の強い尾根などを歩いていると強風の中を耐えるには何があると助かるのか?、そして水の大切さを、身をもって知ることが出来ます。
避難小屋で1人で過ごした時もシュラフが有れば快適に寝られるかというと、決してそんなことはありませんでした。
山に入っていると自然が色々なことを教えてくれることが、有難いです。
諸田さんに会われましたか?お元気そうで何よりです。