5月はブナ林の新緑が美しく、6月はヒメサユリの咲く、越後 川内(かわち)山塊の最高峰『粟ヶ岳』(あわがたけ:1292.7m)に行って来ました。
関越自動車道の小出ICを 6時 40分に降り、三条市《旧下田(しただ)村》北五百川(きたいもがわ)の登山口に向かい、途中の左手、五十嵐川の先に❝八木ヶ鼻❞という岩壁が迫って見えた。
また、田植えの終わった綺麗な棚田を見ていると「ふるさと」唱歌を口ずさみたくなる様な風景でした。 登山口に 8時 10分に到着。
途中の道の駅で登山準備は済ませておいたので、8時 20分に出発した。 こちらの登山口である駐車場がスタートの一合目となっている。 最初は林道歩きで湿気も多く山ビル に注意しながら前進。
林道を1Kmほど進むと右側の岩壁から滝の様に流れ落ちる水を除け、間も無く進むと二合目の表示を 8時 32分に通過、赤さびた鉄橋を渡り徐々に高度を上げて行く。
登山道は樹林帯の中であり、ヒンヤリとした空気が漂っていた。 小休止を入れながら登る。
8時 57分、三合目の八汐尾根を通過。 ここは尾根といっても登りの途中であった。
四合目、9時 16分通過。 ここ4合目は粟石跡とも称し、大岩があったようですが昭和 39年の新潟地震で沢に落ちてしまったとのことです。 粟薬師の水場、9時 30分通過。 キツイ登りが続く。
粟薬師奥ノ院と避難小屋のある五合目通過、9時 45分。 樹林帯の中の平地であった。
六合目の天狗の水場、10時10分通過。 目的の花❝ヒメサユリ❞が姿を見せはじめ、皆さんに元気が出てきた。
10時 47分、七合目通過。 森林限界を抜け出たようである。
八合目である「午の背(うまのせ)」に 11時 15分着。 岩稜の細尾根で非常に左右の景観が良かった。5分の立ち休憩し前進。
振り返ると今登って来た登山道が遠望できた。 あと二合で山頂だ 頑張ろう。
でもヒメサユリがお出迎えしてくれるので、中々進まない
九合目、11時 38分通過。 ここは粟ヶ岳の肩で山頂まで約 400m、最後の登りに汗を流す。
バンザ~イ 11時 55分全員無事登頂しました。30分の休憩と昼食。
山頂にいる時は、風は無かったが空全体を雲が覆い遠望が利かなかったことが残念だった。
12時 26分、下山開始。 川内山塊のこれから歩く山並みが見渡せ、空は明るくなってきた。
登山道は右側が切れ落ちて安全対策のロープが張られていたが、不思議と危ない所に綺麗なヒメサユリが見られ、冷や冷やしながらも皆さんで写真を撮った。
下りは早いもので、20分ほど下ったら粟ヶ岳山頂が一山向うになってしまった。 手前のガスの掛かる山姿は北峰(1246m)である。 寂しい
下山方向に目をやれば、これから向かう赤い屋根の粟ヶ岳ヒュッテ(避難小屋)が確認できた。
下山道は急斜面であり気が抜けない。先ほど見えた赤い屋根の「粟ヶ岳ヒュッテ」に 13時 22分着。10分の休憩を取った。
ここからの下りはガレ場、ハシゴ、やせ尾根を行く。
やせ尾根は両脇にヤマツツジ等 新緑の灌木があり危機感無く歩いていると事故につながり易いので、皆さんで声掛け合って注意喚起した。
大栃平着、14時 25分。5分休憩。 ここからは標高 1537mの袴岳を主峰とする「守門岳」が遠望できた。 守門岳は袴岳、晴雲岳、大岳、中津又岳の名峰からなっています。
№3の第一ベンチ着、14時 50分。5分休憩。
ここからは中央登山道ハイキングコースを第二ダムに向けて下るが、赤土の滑り易い急斜面で気の抜けない下りに皆さん緊張しきりでした。 疲れが出てくると下りが異常に長く感じるが、ようやくダムが見えてホッとした。
第二ダムを渡り、中央登山口に全員無事下山、15時 30分。
お疲れ様でした。
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