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Touch the Wind!

~気ままに出かける旅とグルメの記録 along the ROUTE527~

小松左京さんに合掌!

2011-07-28 20:16:52 | 雑感

私の中では日本人作家で、漫画と言えば「手塚治虫」、SFと言えば「小松左京」だ。その小松左京氏の訃報が報じられた。合掌!

3・11の東北大震災はプレート型の地震。私が最初にプレートで起きる地震を知ったのは「日本沈没」を見てからだ。昭和48年公開の映画では、コンニャクをプレートに見立てた説明が今でも記憶に残っている。
日本沈没を予言する田所博士の「科学者に必要なものは、直観とイマジネーションだ。」という言葉も印象深かった。

映画では「日本沈没」よりも後となった「復活の日」。原作は昭和39年なのでこちらが先。主人公の吉住が地震学者と言う設定なので、執筆に当たり地震に関する知見を深めたことが、日本沈没執筆に繋がっている、という話を聞いたことがある。(日本沈没は昭和39年から執筆が始まった)

「さよならジュピター」という映画があったが、同時期にアーサー・C・クラークの「2010」が公開された。どちらの映画も「木星の核はダイヤモンド」を想像させている事に驚いたものだ。偉大なSF作家の論理的SF思考の到達点は同じだったということか?

因みに筒井康隆氏のパロディーSFで「日本以外全部沈没」というのもあった。日本以外の世界の国々が全て沈んでしまい、難を逃れて日本へ来たセレブ達が、日本人に媚を売って生きていくというストーリー。
これも面白かったな。

コメント (2)
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