Touch the Wind!

~気ままに出かける旅とグルメの記録 along the ROUTE527~

納得できない用語3「フロントウィンドウ」

2012-06-30 17:00:00 | 納得できない用語

まあ、気にしなければどうってことないし、どうでもいい話です。
自動車の運転席の前に付いているガラス部分ですが、「フロントウィンドウ」なんて言いますね。間違いではないでしょうが、ウィンドウ=窓という感じがシックリとこないのです。

車が発達する過程で、トップが無かった頃は風除けが必要でウィンドシールドが造られたのでしょう。やはりルーツを辿って「ウィンドシールド」と呼びたい。


納得できない用語2「ミラーレス一眼」

2012-05-03 17:00:00 | 納得できない用語

ミラーレス一眼は、パナソニックが1988年に出した、LUMIX DMC-G1が元祖。
通常の一眼レフは、撮影用レンズの後部に配置されたレフレックスミラーを使って反射させた光をファインダーに導き、撮影するものとほぼ同じ画像を確認することができるファインダー機構を備えている。つまり、レフとはレフレックスを指している。
一眼とは、撮影用とファインダー用とに同じ1つのレンズを使うことを意味している。

従って、ミラーレス一眼には、レフレックスミラーがない。↑
定義からすると、ミラーが無く、1つのレンズで撮影用とファインダー用を兼ねる機構があるので、通常のコンパクトデジカメもミラーレス一眼に該当する。ファインダー代わりの液晶画面が付いてるからね。

俗に言われている、ミラーレス一眼は、本来、「レンズ交換式デジタル一眼カメラ」と言うのが正しいはずだ。
この辺を分かってるニコンやフジといったメーカーは「レンズ交換式○□△カメラ」という呼び方で差別化している。偉い!


一眼レフと呼ばれるカメラには、このようにレフレックスミラーが付いている。通常はペンタプリズムを使って、ファインダーに映像を導くのだが、廉価カメラはペンタミラーという鏡を使ってごまかしている。
一眼レフの命はファインダー。やはりペンタプリズムを使った中級機以上を使いたいね。


納得できない用語1「ミッション車」

2011-10-15 15:37:43 | 納得できない用語

私的に、「この言葉は使い方がおかしい」と気になる言葉シリーズを不定期で掲載してみようかと思います。あくまでも私的な引っかかりです。念のため。

記念すべき第1回は、「ミッション車」です。近年、手動変速機を備えた自動車のことを、こう呼んでいるようです。

ミッションとは英語のmissionと思いますが、意味としては「使節[派遣](団), 伝道(団); 特殊任務[使命]; 在外大[公]使館; 伝道事業; (時にM-) 布教活動[施設]; 救済センター; 天職; 【軍】(特に空軍の)出撃; (宇宙船の)飛行任務」です。

「ミッション車」とは、「特殊任務車両、布教活動車、出撃用の車両…」と言うことになるのでしょうか?違いますよね。

おそらく、動力伝達装置・変速機の英語、transmissionの後ろをとったものと思います。でも、transmissionにはマニュアルとオートマチックがあるので、マニュアル車だけを指すのもおかしい。
まったく、意味不明の語法です。
因みに、MTはManual Transmission、ATはAutomatic Transmissionの略ですよね。

最近はメーカーカタログも変速機をミッションと記載している例が多いようです。でも、HONDA CR-Zはトランスミッションと記載があります。車づくりの原点を大切にしてるんだな~と好感が持てます。
言葉は生き物ですが、略しすぎて意味不明の言葉が使われるのは悲しいことです。