日々の覚書

MFCオーナーのブログ

パソコンとマイコン

2008年09月25日 22時25分10秒 | 与太話

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パソコン(パーソナル・コンピューター)が登場したのは、1970年代後半であるらしい。もちろん、それ以前より既にコンピューターという概念、というかコンピューターそのものは存在した。けどその頃のコンピューターというのは、やたらとデカくて一部屋占領してて、飛行機の操縦席をさらに広げたような操作卓で動かすもので、壁一面にオープンリールデッキみたいなのが何十台も並べられ、やたらあちこちでライトが点滅し、細長い紙にパンチ穴を開けたものがぞろぞろと吐き出されてくる、と、そういうものだった(あくまで僕個人のイメージです^^;)。そんなコンピューターが、小型化・軽量化されて、机の上にも置けるようになった訳だ。パソコンというのは、非常に画期的な発明だったに違いない。

僕の実生活にパソコンが関わってくるのは、90年代以降だけど、20歳過ぎた頃にはパソコンの存在は知ってたと思う。周囲に持ってるのはいなかったけど^^; でも、一般にも販売されていたらしい。東野圭吾の『白夜行』にも、80年代初頭(推定)にパソコンゲームのソフトを盗み出して、コピーして転売する、というエピソードがある。理工系大学の研究室なんかには、おそらくパソコンが置いてあったりしたのだろう。うちは文系なもんで、そんなのはなかったけど^^;

そういや、その頃のパソコンって、データやソフトを、カセットテープに保存していたんだっけ? 知り合いが、当時データを保存してあるカセットテープを、フツーのカセットデッキで再生してみた事があるらしいが、ただノイズが聞こえるだけだったそうな。

しかし、僕の感覚では、あの頃の最先端はパソコンより、使い勝手のいいワープロだった。テレビCMでも、頻繁にワープロが登場するようになっていたし。でも、僕が初めてワープロに触れるのは、就職してから3年後、80年代も終盤に差しかかった頃だ。とことん遅れていたのである(笑)

しかし、あの頃のワープロってデカかったよなぁ。ワープロ専用機だというのに(やや意味不明)。うちの会社で使ってたワープロは、一昔前のデスクトップパソコンくらいの大きさだった。しかも、記録媒体はフロッピーではあるが、3.5インチでない、もっと薄くて大きいヤツだった。ソノシートみたいな感じ、と言えば分かって貰えるかな(笑)

余談だが、フロッピー・ディスクを発明したのは、かの発明王ドクター中松というのが通説になってるみたいだが、実際は違うらしい。

平成に入る頃、社内にコンピューター・オンライン・システムが導入される。日本IBMの指導を仰いで構築されたのだ。数千万円かかったらしいけど(笑) 全部署・全支社営業所に、同じ型のパソコンが設置され、製商品の発注や在庫管理は、全てパソコンで行うようになった。地方の営業所にいながらにして、本社の倉庫の在庫状況も画面で分かるのである。当時は、ついに我が社も最先端企業の仲間入りか、なんて感激したけど、今思うとさほど大したものではなかったような(笑) しょっちゅう故障して毎日のように、定時後にメンテナンスなんてやってて、ログインしたままでいると、何番のパソコン落として下さい、なんて電話がかかってきたりして、仕事も残ってるので結構鬱陶しかった記憶がある。で、メンテナンスが終わるまで一時間くらい待って、その後また立ち上げて仕事の続きやったりしてた。そう、時はバブル真っ只中、結構忙しかったのだ(笑)

そのオンライン・システムは今も健在だ。全社的にWindowsマシンに入れ替えるのに伴い、ソフトの改修工事をした以外は、ほとんど変わる事なく、現在に至っている。そう、ほんと、昔のままだ。今どき、マウスを使わず、ファンクションキーで操作するアプリケーションなんて、まずないと思うが、うちのシステムは今でもそうである(笑) Enterキーの代わりに、Ctrlキーを使うようになってるし(笑) 正に、旧態依然(爆)

所で、僕はずっと“パソコン”と“マイコン”は違うものだと思っていた。マイコンの事を“マイ・コンビューター”の略だと思い込んでて、笑われた事もあるのだが、その時にマイコンとは“マイクロ・コンピューター”なのだ、と教えられた。で、家電などでも「マイコン制御」と謳う物も出始めていたから、要するに、箱ではなく、基板みたいな物と信じるようになったのだ。

でも、最初の頃、パソコンがマイコンと呼ばれていたのは事実らしく、同じ物と解釈してても間違いではなかったのだ。もちろん、“マイ・コンビューター”という意味ではないのだけど(笑) でも、“マイ・コンピューター”と“パーソナル・コンビューター”、似たような意味だよね(笑)

という訳で、今日のネタは、↑の看板を見て思いついたものである。オチなくて、すいません(爆)

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リーマン、尾道ラーメンを食す

2008年09月24日 17時48分45秒 | モバイル投稿
リーマン、尾道ラーメンを食す

初体験(のはず)である。スープはあっさり系だけど、味は濃い。飲んだ後に食べるといいかも。スープにたくさん浮かんでるのは、背脂ってヤツ?

写真のラーメンは550円也。昼食ではないのでいいのだ(笑)

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リーマンのせいで小遣い減らされる

2008年09月23日 11時34分08秒 | 時事・社会ネタ

またまた読売新聞の読者川柳コーナーからである(笑)

海の向こうのリーマン・ブラザーズ破綻の影響は、こんな所にも及んでいる、という事らしい。サブプライム恐るべし(こればっか)

ま、「リーマン? 何それ? サラリーマンのこと?」なんて言ってたはずの奥さんが、そのリーマン破綻を錦の御旗に、亭主の小遣いを減らそうとしてるのであれば、実に交渉上手というか何というか、経費削減の為には何でも利用するという逞しさには脱帽である(爆)

ま、亭主に隠れて億単位の不動産投機してました、しかも失敗しました、なので節約しなくちゃ、という奥さんなら、もっと凄いけど(爆爆)

皆さんのお宅は大丈夫ですか?(意味不明)

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今日は何の日?

2008年09月22日 22時33分11秒 | 与太話

今日、注目の(笑)自民党総裁選の投票が行われ、下馬評通り、麻生幹事長がブッちぎりで新総裁に選出された。ただ、このニュース以外は陰惨なものばかりで、新聞の一面眺めてるだけで滅入ってくるので、今回は時事ネタはやめておく。

最近小耳に挟んだのだが、来年の9月に5連休があるそうな。へぇ~、と思い来年のカレンダーを見てみると、確かに9月19の土曜日から23日の水曜日まで5連休である。来年の敬老の日は9月の第三月曜日で21日という事になり、23日が秋分の日なので、間に挟まれた22日も休日となって、つまり19・20日の土日から5連休になるという訳だ。もし、24・25日の木曜と金曜も休んでしまえば、9連休になってしまう訳で、これは確かに大型連休だ。ゴールデンウィークならぬシルバー・ウィークなんて言うらしい。敬老の日が含まれているからか?(笑)

ま、なんというか、今年はたまたま15日が第三月曜日だった為、9月15日=敬老の日だったから気づかなかったけど、いつの間にか敬老の日は9月15日ではなく、9月の第三月曜日になっていた。前にも言ったけど、連休が増えるのは結構だが、こういう休日の制定は止めて欲しいと思う。つーか、祝祭日の意味がない。成人の日、体育の日など、昔から祝日として決まってるのに、第三月曜とか第二月曜とかに変更されてしまって、何故休日なのか知らずに休んでいる人も、かなりいるはずだ。今の小学生とかは、間違いなく敬老の日や体育の日を知らないに違いない。いいのか、こんなことで。

連休を増やせば、皆が旅行に行ったりするのが多くなって消費が進む、などと浮世離れした事を夢想するお役人や政治家たちのせいで、意味のない休日が増えた。いずれ、文化の日も建国記念日も勤労感謝の日も憲法記念日も、○月の第三月曜日とやらに変えられて、全く意味のない休日になるのだろう。ただ休めばいいってもんじゃないよ。特に就学児童はね。

と話がそれてしまったが(笑)、ついでに、ブログのネタ探しも兼ねて(笑)、今日9月22日はどんな日だったのか、ちょっと調べてみた。

う~む、9月22日とは、1945年に西武鉄道が発足し、1950年に日大ギャング事件が起こり、1960年にマリ共和国がフランスから独立し、1975年に韓国で民防衛隊が発足し、1980年にイラン・イラク戦争が本格化し、1989年に千代の富士が通算最多勝記録を樹立し(965勝)、1997年にX-JAPANが解散表明をし、2003年に小泉再改造内閣が発足した日であるそうな。割と地味な日かも(笑)

9月22日に生まれた有名人の中に、デビッド・カバーデイルがいたのには、ちと驚いた。いえ、別に意味はありません^^; あとやはり歌手だが、鈴木雅之、石井竜也、今井絵理子も9月22日生まれ、水泳の北島康介も9月22日が誕生日だ。皆さん、お誕生日おめでとう!

9月22日に亡くなった人は、あまり知ってる人がいない。道元、横井庄一、淡谷のり子、ジョージ・C・スコットくらいかな。ま、あくまでも、僕が知ってる人というだけなんで、あまり気にしないで下さいね^^;

てな訳で、今日は9月22日だったので、明日は23日、秋分の日である。土日休んで、一日仕事してまた休む。いわゆる飛び石連休だ。いずれ、この言葉も死語になるんだろうな(笑) その意味を噛みしめて、明日はゆっくり休みましょう(なんのこっちゃ)。

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容疑者X

2008年09月21日 13時43分19秒 | 映画

東野圭吾の『容疑者Xの献身』は、彼の全作品中5指に入る傑作と言っても過言ではない。ま、この作品で東野圭吾は今さらながら(笑)の直木賞を受賞したが、そんなのは単なる付け足しに過ぎない程の名作である。と、僕は思う。

その『容疑者Xの献身』が映画化される。去年、『探偵ガリレオ』がテレビドラマ化されたが、その映画版という感じらしい。キャストもほぼ同じようだ。という事は、テレビドラマで主役を務めた福山雅治がメインの内容になるのだろう。ちょっと違うような気もするが、まぁいいでしょう(笑)

近頃は、映画の公開前に、専用サイトをオープンするのが当たり前になっているようで、『容疑者Xの献身』も、専用サイトがある。これを見る限りでは、原作の内容に忠実なようだ。つーか、『容疑者Xの献身』は東野圭吾ならではの、緻密な構成と秀逸なトリックが肝のミステリーであるので、映画化するにあたって、原作にはないエピソードや登場人物を加える訳にはいかないわな(笑)。テレビの方は見てないので、原作にはない柴咲コウの役どころがどんなものなのか、やや気にはなるが。

ストーリーは、おそらく皆さんだいたいはご存知だろう。天才数学者だが高校教師をしている男が、アパートの隣人母娘の犯罪を隠蔽すべく知恵を絞る話だ。恐るべき頭脳を持つ男が生み出した完全犯罪を崩す事が出来るのか、というミステリー的側面と、何故この天才数学者は、危険を冒してまで隣人母娘を救おうとするのか、という一種の人間ドラマが交錯する、極上のストーリー展開である。正に東野圭吾の面目躍如。この天才数学者を演じるのが堤真一、という事で、原作のイメージからするとカッコ良すぎる気がしないでもないが(笑)、実力はある人と思うし、どんな芝居をするか、楽しみでもある。

東野作品って、これまでにもいくつか映画化されている。『秘密』『ゲームという名の誘拐(映画名:G@ME)』『レイクサイド(映画名:レイクサイド・マーダーケース)』『手紙』など。『白夜行』『時生』はテレビドラマになったし、秋から『流星の絆』もドラマになるらしい。なんというか、僕のような素人が言うのも何だが、東野作品って、映像化しやすいような気がする。読んでいても、風景が浮かんでくるし、登場人物も混乱しないように書かれていて、人間関係とか把握しやすいし、構成もきっちりしていて、現在と過去の書き分けもはっきりしている。まるで台本のようでもあるので、小説を冒頭からそのまま映像にしていけば、映画として完成するんじゃないか、とすら思える。僕ですら、映像のイメージが浮かぶくらいだから、専門家からすれば、これほどやりやすい素材はなかろう。但し、映像を作る側の勝手な思いこみを許さないような部分があるような気もするが。

ちなみに、東野圭吾自身は、「小説と映像作品は全く別のものであるので、映像化の際自分は一切注文をつけない」という主義だそうな。ただ、あまりにも科学的にあり得ないエピソードを付け加えられるのは困るそうだが(笑)。彼は、かなり理詰めで小説を書くタイプだそうだが、映像作家の中にはひらめきで作る人も多くいて、その辺で意見が異なるケースも多いらしいのだが、後で考えてみると、映像として見る場合には、専門家のアイデアの方が面白い、と思える事も多く、そこでまた迷いが生じたりもするらしい(笑) だから、基本的にお任せにしてるのだろう。

個人的には、他の東野作品では、『天空の蜂』あたり映画化して貰いたいな。遠隔操作で乗っ取られた超大型ヘリを巡る攻防を描いた作品だ。飛行中のヘリから子供を救い出すシーンなんて、読んでいても手に汗握るくらいだから、映像になったら凄い迫力だろう。サスペンス&スペクタクル巨編として、いい線いくんじゃなかろうか。

あと、ミステリーとしては異色の『どちらかが彼女を殺した』とか『私が彼を殺した』といった所も、映像化すると面白いのではないかな。この2作品共、犯人が明かされず、読者が推理する、という内容になっている。小説と同じくラストは、「犯人はあなたです」と刑事が指さした所で終わり、なんてどうでしょう?(笑) 映画にするなら、懸賞金付き犯人当てクイズなんてキャンペーンも出来そうで、話題性十分と思うけどね(笑)

という訳で、『容疑者Xの献身』10月4日より公開である。見たい...

コメント (8)
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