その人が呼ばない名前

老人と呼ぶにはまだかわいそうなくらぃの或る男性利用者は、麻痺があり痰が酷く上手く排出できない。
食事は自立だが、ミキサー。

とにかく、食べるのが早い。
誤嚥が心配。

なので、小鉢に小分けしてるのだが、、

お茶はゼリー状。

ティースプーンで掬うスピードが早過ぎ。お茶ゼリーもスプーンで掬いきれずナイロンエプロンを伝って下に落ちていく。

とにかく、なくなるのは早く

御飯！
御飯！
って、叫ぶ。

して、
××さん、ご飯とって!
ワタクシの名前を呼ぶ。
が、
もーちょっとゆっくり食べてくださいよ^^
などと、声掛けしようものなら、、
別のスタッフの名前を呼ぶ。

比較的ケアに関わってるからか、ワタクシもずいぶん名前を呼ばれる^^;

しかし、
名前を呼ばれないスタッフもいる。

して、
そのスタッフ連中の雰囲気を考察すると、、
フムフム(ー。-)y-

そーいえば、
名前を呼ばれることに関して…
以前、勤めていた施設で、日頃からよーくお喋りしてくれてた９０代の認知症の女性がいた。
ある男性スタッフが覚えさせた、といってた通り、其の名前が他の男性スタッフに対しても呼称のよぅになってた^^;
ワタクシの顔は認識してて挨拶も謝辞のことばもしていただけてたのに、名前は「其のスタッフの名前」を言われてしまってた。
それには、いささか嫉妬も混ざってたが、、ここにきて業務が日常的に忙しいので名前を呼ばれるといぅのは、なにかの要求な訳で
何度も何度も名前と要求を叫び、スタッフがその人の所へ行き要求が満たされるよぅな声掛けをするまで続く。
五月蠅くて面倒だったりもする^（ ゜ ρ ゜ )^

意味は・・・ない、かも。

夜勤があけて休みも終わる。

一昨日、夜勤の始まりはNCの回数と音量と、、比較的いつもと変わらなかった、ものの...

明けて、昨日の早朝、ずり落ちといぅか、くるまイスへの乗り損ねっぽぃ事故があった。

意思表示ありの場合のトイレ誘導時には必ず、ブレーキ、フットプレート、手すり、、と声掛けしながらのケアなのだが、
自立に近い利用者は自らトイレに行かれ用が済んでからNCを押すケースはある。

その利用者もそれだった。

昼間は意思表示があって誘導する、便座に座るまでのケア。用が済んだらNCしてくださいといった手順。

夜はスタッフが極度に少なくなるし、まして早朝ともなると同じ時間帯にトイレが満杯状態になるので我先にと急ぐキモチは
分からなくはない。

でも、
くるまイスのブレーキをしないで立つのは…

立つときは壁に固定の手すりに掴まるからまだ良いのだが、用が済んでからはくるまイスのアームレストを掴んで座ろうとする
ので、、乗り損ね～、ずり落ち～する(￣ロ￣)/

けっきょく、
トイレのタイルにへたり込んでる女性の利用者をくるまイスに移乗してからNSを呼んで問診。バイタルチェック。

早番やら日勤スタッフが出勤してくるころに事故報告書を提出。Doc受診してなんにもない状態の確認をとってから家族へ連絡、
となった。

が、、
ここを退所して家に戻っても畳の自宅でくるまイスを利用しなけりゃホントに意味がない。
車やバイクの運転もしない、自転車にも乗らないひとばかりだし。
ここでこぅなんだもの、ブレーキといぅ単語も忘れてしまぅ、、かもなぁ^^;