Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」川村泰祐

2010-05-11 01:56:37 | cinema
のだめカンタービレ 最終楽章 後編
2010日本
総監督:武内英樹
監督:川村泰祐
原作:二ノ宮知子
脚本:衛藤凛
出演:上野樹里、玉木宏

最近お金がないのと、粒オケの練習しないといけないのと、夜クラシック聴くのにはまっているのと、ツイッターにはまっているのとで、映画を全然みていない&ここに書くのがおろそかになっている。いかんいかん。

その結果なのか、いつも記事のしたのほうにくっつけてるランキングボタン。これは映画ブログランキングで登録してるんだけど、ランクが面白いように急降下していて笑うしかない。わはははは。

試しにこちらをご訪問いただいた方がみなポチポチとしていただけたらどうなるだろうか?というのをやってみませんか?ちょっとひと手間、ぽちっとやっていただけないでしょうか?(笑)

人気blogランキングへ
↑ぽちぽちと。


********

で、のだめの後編を観てまいりました。ずいぶん前に^^;
公開日前にTVで前編の特別編集版を観てしまったために、頭の中で前編後編がごっちゃになってもうわやわやなのです。

後編はどちらかというと今度はのだめの番、という感じで、彼女のコンヴァトでの苦闘とか、千秋がどんどん成長していくのに対する自分のあり方への不安とか焦りとか、そういうことが主軸に置かれてる。

なので、音楽映画としてはちょっと地味な感じがしないでもなかった。指揮者コンクールでの3指揮者競演(千秋にジャンにカタイラねw)や豊富なオケ曲の披露、マルレオケの迷演から再建へのドラマなど、前編はやはり見た目にも音的にも派手だったよな。

それに対して後編は、なにしろオクレール先生の方針でのだめはコンクールにも出られないし、ひたすら膨大な課題を鬱々と弾いたり、千秋が別居して落ち込んだり、孫ルイに千秋との共演さき越されてこれまたがっくりしたりと、なにやらダウナー気味。

いちおうのハイライトであるミルヒーとのコンチェルトだって、もしかしたらのだめにとってはよくなかったのかもしれない的含みを持たせてるしね。

思うに、これはのだめが成長するか挫折するかの岐路にある瞬間の物語であって、それはそれでいいんだけれど、このさきのだめがどう成長していくかがすごく興味がある。原作も含めて、そこまで続いて欲しかったなと思わずにはいられん。

まあただ、この後の成長をずっと追っていっても物語の肌触りとしてはこれまでの焼き直しになってしまうのかもしれない。一旦舞台をパリに移すことでそのマンネリ感を乗り切ってきたこの物語、さらに先というのはどうやったらいいのか想像ができないな。
いったんはここで中断的ハッピーエンドをもたらして、このあとどうなるんだろうという想像の楽しみを永遠に残すってのもいいかもしれない。

*****

パリ観光的な楽しさも今回はあまりなかったと思う。
それこそポンデザールくらい?

映画館での楽しみとしてはオケの重低音があるけれど、オケ自体の出番も少ないのでちょっと欲求不満。

よかったのはヤドヴィが出てきてくれたことですかね(笑)吹き替えを蒼井優がやってました。でも彼女たちの音楽の楽しみ方はなんだか素朴すぎる気もする。

のだめや清良や孫ルイの弾きっぷりはなかなか迫真で感心したのだが、彼らの中で一番演奏してる感が上手なのは黒木くんだと密かに思っている。



人気blogランキングへ
↑なにとぞぼちっとオネガイします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする