Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

寒い日

2006-01-24 10:36:11 | diary
昨日は出勤日。家をでるまでは重苦しい気分だったが、なんとか出勤。
今週はあとは金曜日に出勤でクリア。がんばろう。

以下、昨日の話。

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職場では相変わらずメールの整理に明け暮れる。
整理してもまた次の出勤日までには同じくらいのメールが溜まっている。
整理しては溜まる。
これを延々繰り返して給料もらっちゃだめですか?などと冗談を飛ばしてすごす。

退社後、残った雪がガチガチに固まっているところをヨチヨチと歩いて、駅に近い書店に。
そこで、遂に出た!イーガンの「順列都市」重版!!発見
アドレナリンが一気に吹き出し、寒い懐からなけなしの千円札を出して上巻を買う。
(下巻はブックオフで発見済み)

順列都市〈上〉

早川書房

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順列都市〈下〉

早川書房

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その後スタバにしけ込む。スタバと言えば、先日「無脂肪ラテ」宣言をしたが、そうそうに挫折。また通常ラテに戻ってしまった。だってまずいんだもんノンファットラテ。やっぱりラテの本質はあのファット部分にあるんだな。

チェンバロレッスンまではまだ5時間ある~ということで、「カラマーゾフの兄弟」続きを読む。
この小説は「私」という特権的な筆者が、すべてを見通してカラマーゾフ家の些事や事件を見てきたかのように語る形式を持っているので、読む側も神のような視点で物語を俯瞰できる。まあ普通の小説形式ってことだけど。
でも描かれる内容は人生のテーマパーク状態といいますか、宗教から科学まで、信仰から背徳までって感じですごい幅を持っている。面白い。

などと思っていたら、スタバでは派手にお客さんにコーヒーをぶっこぼす事件が発生していた。床にひろがるコーヒー、平謝りする店員さん。(ああ、あなたの気持ち、お察しします;;)お客さんはそう被害も大きくなかったようで、「大丈夫ですよ」と穏やかに言っていた。ここで「クリーニング代よこせぇえぇぇ!」などという騒ぎになっていたら、さぞいたたまれなかっただろう。まあそうなっても仕方がない状況だけど。

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さすがにおしりが痛くなってきたので、早めにチェンバロレッスンに。
・・・と、待合室のいつも座るベンチが、見慣れぬおばさんに占拠されている。仕方なく他のベンチに。
するとしばらくしてそのおばさんが沈黙を破る。
おたく、うた?
いきなり「おたく、うた?」という質問ってありかなあ?5文字しかないよ。答える義理が私にあるかしら?
なんだか微妙な気持ちになってきたので、なるべく仏頂面で「ちがいます」とやはり5文字で答えた。
5文字には5文字で。これが私の流儀かもしれないなとこのとき気づいた。受け取っただけ与える、という・・・・器が小さいこと^^;

おかげでなんとなく勢いをそがれたままレッスンに。
全般的にリスキーな演奏になり、疲れ果てる。
先生はリスキーで聞いていて面白いと仰ってましたが・・・

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なにやら疲れ果てて家に帰る。
Mちゃんが頭痛でダウンしていて、ホリエモンさんが逮捕されていた。
なのに私はドミートリィ・カラマーゾフの裁判のことで頭がいっぱい。
ああ・なんて人生なのかしら・・・・

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今日はMちゃんは復活。私は休み。ゆっくり休もう。
コメント (6)
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