「仮想敵国第1位=中国」とする日本の防衛戦略・戦術は、「武力攻撃事態=事変=戦争」を想定している

2015年05月12日 01時33分41秒 | 政治
◆「仮想敵国第1位=中国」とする日本の防衛戦略・戦術が、着々とその実像を見せ始めた。安倍晋三首相、中谷元防衛相は5月14日、「安保関連法案」(自民、公明両党が11日、与党協議会で正式合意)を臨時閣議で決定し、15日国会に上程、6月24日会期末となる国会会期を1か月超延長して、7月下旬から8月上旬に成立させる。
 今回の「安保関連法案」は、集団的自衛権行使を可能とする「武力攻撃事態法改正案」など関連法案で、「武力攻撃事態=事変=戦争」を想定し「切れ目のない」対処を行おうとしている。また、陸海空3自衛隊を米軍の行動に伴って「地球規模」で展開できるようにしているので、「米欧」VS「ロシア・中国」の対立構図に「中東~ASEANイスラム教諸国」を巻き込む「第3次世界大戦」への即応を可能にする安保法制の整備と言っても過言ではない。
しかし、国連安保理事会との関係は、必ずしも明確ではなく、どちらかと言えば、「米英両国軍」を中心とする極めて私的な「有志連合軍」に陸海空3自衛隊を参加させることが、大前提になっている。
◆この「安保関連法案」の国会成立を睨んで、中谷元防衛相は5月10日、「沖縄・宮古島に配備を計画している陸上自衛隊「警備部隊」について、島中部にあるゴルフ場『千代田カントリークラブ』と北部の『大福牧場』の2カ所の用地を取得し、部隊を配備する方針」を固め、これに基づいて、左藤章防衛副大臣が11日、宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に配備方針を伝えた。下地敏彦市長は、「部隊の受け入れに同意」しているものの、手続き上、
「市議会にも諮って決めたい」と答えた。中谷元防衛相は、「部隊の受け入れに同意を得られれば防衛省は2016年度政府予算案の概算要求に用地取得費として数十億円を計上することを決めている。すなわち、「仮想敵国第1位=中国」共産党人民解放軍からの武力攻撃に対する「備え」を万全にする目的で、沖縄県宮古島への陸上自衛隊配備を粛々と実行しているのだ。
 宮古島は、沖縄本島から宮古海峡を経て南西に約290km、東経125度、北緯24度に位置し、太平洋と東シナ海の間にある島で、南西諸島西部の島嶼群宮古列島に属し、先島諸島の一部を成している。面積は158.87km²。宮古島市は2005年10月1日、平良市と宮古郡伊良部町・上野村・城辺町・下地町の5市町村が合併(新設合併)して誕生した。総人口5万1583人(推計人口、2015年2月1日)
だが、防衛省が「警備部隊の施設として(1)駐屯地(2)訓練場(3)隊員宿舎-を整備し、2018年度末までに約600人の隊員を擁する部隊配備を完了する」ことを計画しているので、下地敏彦市長ら賛成派は、人口増と経済的効果を期待している。
 宮古海峡では、中国海軍の艦艇、空軍機、公船などによる領海、領空侵犯が頻発しており、陸上自衛隊は、宮古島内で「1カ所に地対艦ミサイル(SSM)、もう1カ所に地対空ミサイル(SAM)を置く」態勢で、「武力攻撃事態」に備える。
 なお、海上自衛隊潜水艦隊は、宮古海峡域の海中で潜航して、中国海軍、空軍の動静を常備監視して、すでに「武力攻撃事態」に備えてきている。
【参考引用】 
 産経ニュースは5月11日午前5時、「陸自警備部隊、宮古島2カ所に配備 ゴルフ場と牧場、市長に伝達へ 用地取得費の数十億円計上へ」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 防衛省は10日、沖縄・宮古島に配備を計画している陸上自衛隊「警備部隊」について、島中部にあるゴルフ場「千代田カントリークラブ」と北部の「大福牧場」の2カ所の用地を取得し、部隊を配備する方針を固めた。左藤章防衛副大臣が11日、宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に配備方針を伝える。下地氏から部隊の受け入れに同意を得られれば防衛省は平成28年度予算案概算要求に用地取得費として数十億円を計上する。
 防衛省は警備部隊の施設として(1)駐屯地(2)訓練場(3)隊員宿舎-を整備し、30年度末までに約600人の隊員を擁する部隊配備を完了させる。1カ所に地対艦ミサイル(SSM)、もう1カ所に地対空ミサイル(SAM)を置く。
 宮古島の警備部隊は、東シナ海で挑発を強めている中国軍の海・空戦力ににらみを利かせるため、艦艇と航空機に対処するSSMとSAMの配置を重視している。宮古島や周辺離島で災害が発生した場合も警備部隊が対応にあたる。
 中国を念頭に置く南西防衛強化に伴う警備部隊配備は鹿児島・奄美大島に続くもので、防衛省は沖縄では石垣島にも配備する方針。
 左藤氏は11日、石垣市も訪問し、中山義隆市長に部隊配備に向けた調査に着手したい意向を伝え、了承を得られれば約1年かけて配備候補地を絞り込む。石垣島でも宮古島と同規模の部隊を配備し、SSMとSAMも配置する。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
プーチン大統領は「第2次大戦勝利70周年パレード」で最新鋭兵器を見せ「砲艦外交」復活を印象づけた

◆〔特別情報①〕
 ロシアのプーチン大統領が5月9日、モスクワの赤の広場でソ連崩壊後、最大規模の「第2次大戦勝利70周年パレード」で全世界に最新鋭の兵器を見せつけたことから、帝国主義・植民地主義時代に欧米列強が使った「砲艦外交」の復活を強烈に印象づけた。「砲艦外交」とは、艦砲射撃の威力を誇示して、「敵国に圧力をかけて意志を押し付け、外交的な成果を上げる」という戦略戦術だ。「大陸国家=陸軍国家」であるロシアは、第2次世界大戦の際、「重戦車軍団」でヨーロッパ解放し、勝ち抜いた伝統をいかんなく発揮し、ウクライナのポロシェンコ大統領ばかりでなく、NATO諸国の最高指導者らを振るえ上がらせたのだ。俄かに「米ソ冷戦時代」に逆戻りしてきた。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓


「まぐまぐ」からのご購読は下記からお申し込み頂けます。


板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ



第42回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年6月7日 (日)
「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」、二者択一の岐路に立つ
~日本列島を襲う「天変地異」の下、世界を救う指導者が登場する
                       

◆新刊のご案内◆
2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら)
クリエーター情報なし
ヒカルランド


ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた
板垣 英憲
ヒカルランド


地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
4月開催の勉強会がDVDになりました。
第40回 板垣英憲『情報局』勉強会
出版記念講演
二度目の55年体制の衝撃!
あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求!
日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》
(平成27年4月5日開催)

その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『高杉晋作が経営者だったら』(2008年3月25日刊)

目次

第一章私の内なる晋作
テレビドラマを通じて高杉晋作と出会う
孫子の兵法は吉備真備から大江氏、毛利氏に継承


 高杉晋作は、「孫子の兵法」を学び、これを実戦に活用した歴史上の人物です。晋作が組織した「奇兵隊」の名前は、『孫子』の「およそ戦いは正を以って合し、奇を以って勝つ」(兵勢篇第五)の言葉に由来しています。『孫子』がいかなる書なのか、ざっとまとめておきます。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。

『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)

『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)

板垣英憲マスコミ事務所
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする