goo blog サービス終了のお知らせ 

菅直人首相は、野党に主導権を奪われ、政権延命のみのために小沢一郎元代表の首を差し出そうとしている

2010年12月13日 19時32分59秒 | 政治
◆選挙のプロである小沢一郎元代表が予測していたように茨城県議選で民主党が大敗した。当選者54人のうち民主党当選者はわずか6人だった。衆院北海道5区補欠選挙、松戸市議選、茨城県議選と連続3連敗、この流れがこのまま続けば、4月の統一選でも大敗する危険性が高い。
 しかし、肝心要の菅直人首相は、相変わらずの「ノー天気」ぶりである。毎日新聞が12月13日付け朝刊で、「菅首相:支持者らに「仮免許を経て、これから本番」との見出しを付けて、その「ノー天気」ぶりを以下のように伝えている。 
 「菅直人首相は12日夜、東京都内であった支持者との年末交流会で『これまでいろいろあったが(首相就任から半年間の)仮免許を経て、これからが本番だ。自分がやりたいことを出していきたい』などとあいさつした。出席者が明らかにした。会合は非公開で、支持者らを前に不安定な政権運営の現状が思わず口に出たようだ。自民党の石原伸晃幹事長は13日、党本部で記者団に『そんな人たちに(政権を)お任せするわけにはいかない。一刻も早く辞めていただきたい。衆院解散・総選挙を目指す』と反発した。【宮城征彦】」
 この「仮免許」発言に対して、元べ平連闘士の小沢遼子さんが、日本テレビの番組「ミヤネ屋」で「免許停止ですよ」と菅首相を痛烈批判、「このままでは民主党は熔けてなくなる」とコメントしていた。まさしくその通りである。
◆自民党など野党は、「国会への証人喚問」を求めており、公明党も同様なのだが、菅首相の姿勢は、姑息である。公明党との連携の条件として「小沢一郎元代表の政治倫理審査会招致」を提案しているのであり、よく考えると本来身内である小沢一郎元代表の首を差し出す見返りに、国会運営に協力してもらい、「衆参ねじれ現象」を解消しようという小手先の算段にすぎない。要するに、主導権を野党に手渡している構図である。政権延命のためには、仲間も敵に売り渡すことも厭わないという「左翼」特有の小賢しさである。数多くの同志や恩人を裏切って菅首相や仙谷由人官房長官の心の卑しさを物語っている。歌舞伎の市川海老蔵さんを「1人で殴った」と自供している元暴走族リーダーの伊藤リオン容疑者が仲間を守ろうとしているのに比べると、菅首相や仙谷官房長官は、暴走族にも劣る輩 
である。
◆原口一博前総務相が13日午前、民主党の小沢一郎元代表を支持するグループが開いた会合で「政権交代を勝ち取ったトップ(小沢氏)のクビを差し出して何をしようというのか」と批判したのは、当然のことであった。元を正せば、菅首相が参院選挙で「消費税アップ」を掲げて戦い大敗し「衆参ねじれ現象」を起こしてしまったのが、今日の民主党の苦難の始まりであった。それを小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題に責任転嫁しているところに最大の問題がある。
 この会合には、松野頼久・衆院議院運営委員会筆頭理事ら約40人が集まり、小沢一郎元代表の招致を促す方針を決定する構えの岡田克也幹事長ら「党内に混乱を招く暴挙を断じて許すことはできない。猛省を促す」と批判する決議文を採択、党本部で岡田幹事長に手渡した。また小沢一郎元代表に近い政務三役は、副大臣・政務官の辞任も検討しており、民主党は分裂の危機に直面している。
 朝日新聞は13日、役員会の結果について、次のように報じた。
 「民主党は13日午後、党本部で役員会を開き、小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席について(1)小沢氏が自主的に出席するよう岡田克也幹事長が説得する(2)小沢氏が応じない場合は政倫審招致を求める議決をすることを含め、岡田幹事長に一任する、ことを確認した」
◆これに対して、小沢一郎元代表を支持するグループは、「両院議員総会開催」を求める署名運動を促進することを決めている。この日は、小沢一郎元代表の親衛隊「一新会」の17人も会合を開いており、表立った会合に衆参合計57人が集まったことになる。「両院議員総会開催」には、衆参412人のうち、138人が署名すれば、執行部は、開催しなくてはならない。
 冷静に考えてみると、NHKの世論調査でも、政党支持率は、自民党が民主党を上回ってきており、もし衆院解散・総選挙が行われれば、民主党候補者は、枕を並べて討ち死にする恐れが大である。それならば、いまから離党して、国民人気の高い政党に鞍替えした方が得策である。となれば、小沢一郎元代表は、心機一転、一統を率いて、新党を結党する道を選択すべきである。自民党の旧田中派を糾合する準備も進んでいるそうなので、早急に決断するに越したことはない。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国CIAが、マイケル・ジョナサン・グリーン教授との密約を守っている小沢一郎元代表の評価を高め、信頼を寄せてきた

◆〔特別情報①〕
 「家庭内別居ならさっさと別れろ」ということか。テレビ朝日系列 ANNが12月12日発表した世論調査結果によると、菅政権の最新の支持率が23.6%と、菅政権過去最低を更新し、小沢元代表が民主党分裂の動きを見せていることについては、52.3%人が容認する考えを示していることがわかったという。
 民主党の岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長ら、12月13日の役員会の後、なぜかうっすらと笑みを浮かべていた。小沢一郎元代表を政治倫理審査会に招致する問題を「幹事長に一任」することを決めただけで、実際には、事実上「先送り」したにすぎないのに、この「笑み」の意味するところは、一体何か。

づきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


こちらも連載↓

『平成動乱 小沢一郎の野望』序章―世界の新たな秩序づくり



序章

世界の新たな秩序づくり 

 地球上の戦国時代は、終わった。欧米列強が弱い民族を侵略する弱肉強食の帝国主義時代から米ソ超大国が覇権を争う東西冷戦対決の時代を経て、地球はいま、ようやく新たな秩序づくりのスタート地点についたばかりである。

づきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」~板垣英憲が解説~No.48
第四篇 秘密結社フリーメーソンリー

第一章 総説

第三節 標語と進み方と其の批判

前回からのつづき

 第一に述べるのは絶対に封する平等である。一つの物と他の物とを較べ、一人の人と地の人とを較べると、どこかに差別があるのが本當である。多量に同じ型で造る弾丸でも撃て見ると極少いが差別がある。一町歩の田地と十町歩の田地とは之を較べると一と十の比が立つ程大さが違ふ、併し飛行機に乗つて五千米も高く昇つて俯瞰すれば、何れも碁盤の一つの目位にしか見えない、況んや世界地図の上に之を書き入れて見ようとしても鉛筆の先の記るし得ない程小さいので何れも平等である。まして況んや無限の空間から見れば一町歩も、十町歩も共に等しい程小さい。此の關係を数学の式で現はすと

づきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集ではこちらを連載中



『カルロス・ゴーンの言葉』第2章 モチベーションを高める言―言葉20 会社のために払う努力は必ず報われる―◆信賞必罰を徹底しなければならない

第2章 モチベーションを高める言

言葉20 会社のために払う努力は必ず報われる

私がこれを特に強調したのは、一人ひとりが会社のために払う努力は必ず報われることを伝えたかったからです。日産のような再生をかけた企業ではこの信賞必罰の精神を会社で共有することはとても重要です。

◆信賞必罰を徹底しなければならない

 改革を進める経営トップには、リーダーとして強い使命感と責任感が要求される。カルロス・ゴーンは言う。
 「責任ある人が自らの行動を変えないかぎり、そして業績を評価する尺度が明確にならないかぎり、物事は変わっていきません。また、業績とはグローバルベースの業績であり、日本のみの業績ではありません

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集(申し込み日から月額1000円)

板垣英憲マスコミ事務所
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする