goo blog サービス終了のお知らせ 

乳幼児、少年たちを虐待死から救うため、児童相談所に強い権限を持たせるよう法整備を急げ!

2007年03月19日 15時41分00秒 | 政治
2歳児虐待、搬送後死亡 千葉県警、母親ら逮捕 (産経新聞) - goo ニュース
◆NHKが数年前にアメリカのテレビ・ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」を放映していた。ケリー役を演じていた女優、ジェニー・ガースが訪日した際、インタビューに応えて、ドラマの内容について解説していたのが思い出される。そのなかで、ケリーは「このドラマは、アメリカで起きている社会問題を取り上げている」と話していた。「ビバリーヒルズ」は、「高校白書」以来、ビデオを取っているので、再度、見てみようと思っているが、アメリカのテレビ会社が、娯楽番組の形で連続ドラマを制作しているとだけ考えていたのが、大きな間違いだった。社会問題を真剣に取り上げていたことに敬服させられたものである。
◆確かに結婚、離婚、麻薬、銃器、DVなどの問題のほかに、親による子どもの虐待問題がテーマにもなっていたのを思い出し、ケリーの解説がよく理解でき、納得も出来た。同時にテレビ・ドラマの見方について教えられた。
ドラマを振り返ってみて、改めて驚かされたのは、日本で言うところの児童相談所のような機関の担当者が、警官を伴って家庭を訪れ、虐待されている子どもを親から強制的に引き離し、保護して連れていく場面があった。裁判により、親は子どもとの接触も禁止される。アメリカ社会でも親による子どもの虐待が多発していることに衝撃を受けたばかりでなく、子どもの保護に懸命に取り組んでいることに感心させられたものである。
◆アメリカ社会で子どもの虐待に対して現実にどのように対処しているかは、ドラマだけでは正確に把握できないが、日本で起きている子どもの虐待への取り組みがいかに生温いものであるかを痛感させられる。児童相談所は、ほとんど物の役に立っていない。親たち大人の暴力に対して、乳幼児はもとより子どもは、無抵抗である。しかも、大半の虐待は、密室で行われる。これは、暴行、傷害、傷害致死、殺人罪などレッキとした犯罪である。その兆候を察知していながら、「死」という最悪事態を招いているのが、実態である。
◆千葉県松戸市で2歳の幼児が1月21日、離婚して間もない若い実の母親と内縁の夫から虐待されて内臓破裂で死亡していたという報道(3月17・18日)に接し、柏児童相談所の怠慢に怒りを爆発させたい気持ちに襲われた。千葉県警捜査一課も松戸東警察署も、若い実の母親と内縁の夫の2人を傷害容疑逮捕していた事実を画していたようだが、不可解である。この際、児童相談所に警察権を含めて強い権限を持たせるよう法整備を急ぐべきである。
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする