歩[步] ホ・ブ・フ・あるく・あゆむ 止部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f5/e83559175a0bad1f14662723512d5cdc.jpg)
解字 左右の足を上下に配した形で、前にあるく意を表す。旧字体で「步」になったが、新字体では、上が止、下が少の「歩」に変化する。
意味 (1)あるく(歩く)。あゆむ(歩む)。「散歩サンポ」「歩行ホコウ」 (2)立場。「地歩チホ」 (3)ぶ(歩)。割合。「歩合ブアイ」 (4)将棋のふ(歩)。「歩兵ホヘイ」
イメージ
「あるく」(歩・渉・陟・騭・捗)
音の変化 ホ:歩 ショウ:渉 チョク:陟・騭・捗
あるく
渉 ショウ・わたる 氵部
解字 「氵(水)+歩(あるく)」の会意。水の流れを歩いて渡ること。川などを渡ることを言う。川は常に流れが変化するので浅いところを選んで注意深く渡るので、へる・経過する意に、また、川をいくつも渡って広い範囲を歩く意ともなる。
意味 (1)わたる(渉る)。川などをわたる。「徒渉トショウ」 (2)へる。経過する。「渉歴ショウレキ」(いろいろと経験をへる)(3)広い範囲を探しあるく。「渉猟ショウリョウ」(広く渡り歩いてさがす) (4)関与する。「干渉カンショウ」
陟 チョク・のぼる 阝部
解字 「阝(はしご)+步(あゆむ)」の会意。阝フには、丘の意と梯子(はしご)の意とあるが、ここでは梯子の意。陟チョクは梯子を歩む、即ち高い所にのぼること。
意味 (1)のぼる(陟る)。高い所にのぼる。「陟降チョクコウ」(のぼったりおりたりすること) (2)すすむ。高い位につく。
騭[隲] シツ・チョク・のぼる 馬部
解字 「馬(うま)+陟(のぼる)」の会意形声。馬がのぼること。馬によってのぼること。隲は異体字。
意味 (1)のぼる(騭る)。「騭降チョクコウ」(のぼりおり) (2)さだめる。「品騭ヒンシツ」(品物に評価を加える) (3)おすうま。雄馬。「牡騭ボシツ」(おすうま) (4)名前。「桑原隲蔵くわばらじつぞう」(日本の東洋史学者。隲は異体字)
捗 チョク・はかどる 扌部
解字 「扌(て)+步(=陟。のぼる)」の会意。手を使って高い所にのぼる意で、のぼる意にさらに手をくわえて、仕事などが一段とすすみ、はかどる意に用いる。新指定の常用漢字のため、右辺は「步」であるが、「歩」と表記しても可。
意味 はかどる(捗る)。仕事が早く進行する。「進捗シンチョク」(仕事が順調にすすむ)「捗捗(はかばか)しい」(物事が順調にすすむ様子=捗(はか)が行く)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
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解字 左右の足を上下に配した形で、前にあるく意を表す。旧字体で「步」になったが、新字体では、上が止、下が少の「歩」に変化する。
意味 (1)あるく(歩く)。あゆむ(歩む)。「散歩サンポ」「歩行ホコウ」 (2)立場。「地歩チホ」 (3)ぶ(歩)。割合。「歩合ブアイ」 (4)将棋のふ(歩)。「歩兵ホヘイ」
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「あるく」(歩・渉・陟・騭・捗)
音の変化 ホ:歩 ショウ:渉 チョク:陟・騭・捗
あるく
渉 ショウ・わたる 氵部
解字 「氵(水)+歩(あるく)」の会意。水の流れを歩いて渡ること。川などを渡ることを言う。川は常に流れが変化するので浅いところを選んで注意深く渡るので、へる・経過する意に、また、川をいくつも渡って広い範囲を歩く意ともなる。
意味 (1)わたる(渉る)。川などをわたる。「徒渉トショウ」 (2)へる。経過する。「渉歴ショウレキ」(いろいろと経験をへる)(3)広い範囲を探しあるく。「渉猟ショウリョウ」(広く渡り歩いてさがす) (4)関与する。「干渉カンショウ」
陟 チョク・のぼる 阝部
解字 「阝(はしご)+步(あゆむ)」の会意。阝フには、丘の意と梯子(はしご)の意とあるが、ここでは梯子の意。陟チョクは梯子を歩む、即ち高い所にのぼること。
意味 (1)のぼる(陟る)。高い所にのぼる。「陟降チョクコウ」(のぼったりおりたりすること) (2)すすむ。高い位につく。
騭[隲] シツ・チョク・のぼる 馬部
解字 「馬(うま)+陟(のぼる)」の会意形声。馬がのぼること。馬によってのぼること。隲は異体字。
意味 (1)のぼる(騭る)。「騭降チョクコウ」(のぼりおり) (2)さだめる。「品騭ヒンシツ」(品物に評価を加える) (3)おすうま。雄馬。「牡騭ボシツ」(おすうま) (4)名前。「桑原隲蔵くわばらじつぞう」(日本の東洋史学者。隲は異体字)
捗 チョク・はかどる 扌部
解字 「扌(て)+步(=陟。のぼる)」の会意。手を使って高い所にのぼる意で、のぼる意にさらに手をくわえて、仕事などが一段とすすみ、はかどる意に用いる。新指定の常用漢字のため、右辺は「步」であるが、「歩」と表記しても可。
意味 はかどる(捗る)。仕事が早く進行する。「進捗シンチョク」(仕事が順調にすすむ)「捗捗(はかばか)しい」(物事が順調にすすむ様子=捗(はか)が行く)
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