色 ショク・シキ・いろ 色部

解字 篆文は「上にのる人+卩セツ(かがんだ人)」の会意。かがんだ女性の上に男性が乗る形で、性交するさまを示す。現代字は、卩⇒ 巴に変化した色になった。セックスには容色が関係するところから、顔かたちや姿・いろどりの意味を表わす。
意味 (1)いろ(色)。いろどり。「色彩シキサイ」「彩色サイシキ」 (2)表情。顔かたち。「顔色ガンショク・かおいろ」 (3)おもむき。ようす。「景色ケシキ」「特色トクショク」 (4)男女の感情。「色情シキジョウ」「好色コウショク」
イメージ
「性交するさま」(色)
「同体異字」(絶)
音の変化 ショク・シキ:色 ゼツ:絶
同体異字
絶[絕] セツ・ゼツ・たえる・たやす・たつ 糸部

解字 金文は𢇍ゼツで「上下の幺幺(糸束二つ)+刀(かたな)」の会意。上下の幺幺(糸束二つ)を刀で切る形で糸束を切断すること。絶の古字。篆文は𢇍ゼツが「糸+刀」に変化し、発音を表す卩セツ(ゼツ)を付けた。旧字は卩⇒ 巴に変化した絕ゼツになった。ところが新字体は右辺⇒色に変化させた絶になった。したがって、絶の右辺の「色」は色彩の「色」とは関係ない。絶は糸束を刀で切る意であり、斷(断)の字と構造が同じで、絶と断はほぼ同じ意味となる。同じ意味同士の漢字を合わせた言葉に「断絶ダンゼツ」がある。
意味 (1)たつ(絶つ)。うちきる。やめる。「絶交ゼッコウ」「断絶ダンゼツ」 (2)たえる(絶える)。たやす(絶やす)。とぎれる。「根絶コンゼツ」「廃絶ハイゼツ」 (3)遠く離れる。「隔絶カクゼツ」 (4)ことわる。「拒絶キョゼツ」 (5)すぐれる。はなはだ。「絶景ゼッケイ」「絶妙ゼツミョウ」
<紫色は常用漢字>

解字 篆文は「上にのる人+卩セツ(かがんだ人)」の会意。かがんだ女性の上に男性が乗る形で、性交するさまを示す。現代字は、卩⇒ 巴に変化した色になった。セックスには容色が関係するところから、顔かたちや姿・いろどりの意味を表わす。
意味 (1)いろ(色)。いろどり。「色彩シキサイ」「彩色サイシキ」 (2)表情。顔かたち。「顔色ガンショク・かおいろ」 (3)おもむき。ようす。「景色ケシキ」「特色トクショク」 (4)男女の感情。「色情シキジョウ」「好色コウショク」
イメージ
「性交するさま」(色)
「同体異字」(絶)
音の変化 ショク・シキ:色 ゼツ:絶
同体異字
絶[絕] セツ・ゼツ・たえる・たやす・たつ 糸部

解字 金文は𢇍ゼツで「上下の幺幺(糸束二つ)+刀(かたな)」の会意。上下の幺幺(糸束二つ)を刀で切る形で糸束を切断すること。絶の古字。篆文は𢇍ゼツが「糸+刀」に変化し、発音を表す卩セツ(ゼツ)を付けた。旧字は卩⇒ 巴に変化した絕ゼツになった。ところが新字体は右辺⇒色に変化させた絶になった。したがって、絶の右辺の「色」は色彩の「色」とは関係ない。絶は糸束を刀で切る意であり、斷(断)の字と構造が同じで、絶と断はほぼ同じ意味となる。同じ意味同士の漢字を合わせた言葉に「断絶ダンゼツ」がある。
意味 (1)たつ(絶つ)。うちきる。やめる。「絶交ゼッコウ」「断絶ダンゼツ」 (2)たえる(絶える)。たやす(絶やす)。とぎれる。「根絶コンゼツ」「廃絶ハイゼツ」 (3)遠く離れる。「隔絶カクゼツ」 (4)ことわる。「拒絶キョゼツ」 (5)すぐれる。はなはだ。「絶景ゼッケイ」「絶妙ゼツミョウ」
<紫色は常用漢字>
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