凹 オウ・くぼむ 凵部
解字 中央がくぼんだ姿を描いた象形。対語は凸。
意味 くぼむ(凹む)。へこんでいるさま。「凹凸オウトツ」「凹版オウハン」(印刷の版面の凹んだ部分にインクを満たして印刷する方式)「凹面鏡オウメンキョウ」
イメージ
「くぼむ」(凹)
「同体異字」(兕)
「凹の対語」(凸)
発音の変化 オウ:凹 ジ:兕 トツ:凸
同体異字
兕 ジ 儿部
解字 甲骨文字はツノが牛の角と同様の表現をした字形で、水牛と考えられる。狩猟の対象とされた。なお、犀サイか水牛か不明の別の系統の字形もある[甲骨文字辞典]。篆文は「凹(つの)+豕シ(いのしし)の変形」となり、現代字は豕⇒儿に変化した兕となった。後代には、水牛の意味が忘れられ、野牛に似た一角の獣とされた。
意味 (1)水牛。「水兕スイジ」(牛に似た水の獣。水牛) (2)野牛に似た一角の獣。皮は堅厚でよろいを作り、角はさかずきを作る。「兕甲ジコウ」(兕の皮製よろい)「兕觥ジコウ」(兕の角のさかずき))「兕虎ジコ」(兕と虎。猛獣)「兕丹坊ジダンボウ」(日本のアニメ「死神」の登場人物) (3)犀のオス。
凹の対語
凸 トツ・でこ 凵部
解字 中央が突き出た姿を描いた象形。対語は凹。
意味 でこ(凸)。中央が突き出ているさま。「凸版トッパン」(印刷版面の凸起した部分にインクをつけて印刷する方式)「凸凹でこぼこ」
曲 キョク <まげる>
曲 キョク・まがる・まげる 日部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f1/66faab643b8eeccd5cdeff8523db998c.jpg)
解字 まがったものを描いた象形。金文は角になったところがある曲尺など、篆文は竹などをまげて編んだ籠類の象形。いずれもまがった所があるので、まがる意となる。現代字は曲の形になり、字形の上でまがった表現の部分はなくなった。
意味 (1)まがる(曲がる)。まげる(曲げる)。折れまがる。「曲折キョクセツ」「曲線キョクセン」「湾曲ワンキョク」 (2)よこしま。正しくない。「曲学キョクガク」(学問の真理をまげる)「歪曲ワイキョク」(ゆがめ曲げる) (3)音楽のふし。また、作品。「作曲サッキョク」「曲目キョクモク」
イメージ 「まがる」(曲・髷)
音の変化 キョク:曲・髷
まがる
髷 キョク・まげ 髟部
解字 「髟(かみのけ)+曲(まがる)」の会意形声。髪の毛を束ね、曲げて結うこと。
意味 まげ(髷)。わげ。髪をまげて束ねること。「髷物まげもの」(時代劇・時代物)「丁髷ちょんまげ」(江戸時代の男の髪の結い方のひとつ)
<紫色は常用漢字>
解字 中央がくぼんだ姿を描いた象形。対語は凸。
意味 くぼむ(凹む)。へこんでいるさま。「凹凸オウトツ」「凹版オウハン」(印刷の版面の凹んだ部分にインクを満たして印刷する方式)「凹面鏡オウメンキョウ」
イメージ
「くぼむ」(凹)
「同体異字」(兕)
「凹の対語」(凸)
発音の変化 オウ:凹 ジ:兕 トツ:凸
同体異字
兕 ジ 儿部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e0/751021f1ab16031a2bfd6508eaa5dc41.jpg)
解字 甲骨文字はツノが牛の角と同様の表現をした字形で、水牛と考えられる。狩猟の対象とされた。なお、犀サイか水牛か不明の別の系統の字形もある[甲骨文字辞典]。篆文は「凹(つの)+豕シ(いのしし)の変形」となり、現代字は豕⇒儿に変化した兕となった。後代には、水牛の意味が忘れられ、野牛に似た一角の獣とされた。
意味 (1)水牛。「水兕スイジ」(牛に似た水の獣。水牛) (2)野牛に似た一角の獣。皮は堅厚でよろいを作り、角はさかずきを作る。「兕甲ジコウ」(兕の皮製よろい)「兕觥ジコウ」(兕の角のさかずき))「兕虎ジコ」(兕と虎。猛獣)「兕丹坊ジダンボウ」(日本のアニメ「死神」の登場人物) (3)犀のオス。
凹の対語
凸 トツ・でこ 凵部
解字 中央が突き出た姿を描いた象形。対語は凹。
意味 でこ(凸)。中央が突き出ているさま。「凸版トッパン」(印刷版面の凸起した部分にインクをつけて印刷する方式)「凸凹でこぼこ」
曲 キョク <まげる>
曲 キョク・まがる・まげる 日部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f1/66faab643b8eeccd5cdeff8523db998c.jpg)
解字 まがったものを描いた象形。金文は角になったところがある曲尺など、篆文は竹などをまげて編んだ籠類の象形。いずれもまがった所があるので、まがる意となる。現代字は曲の形になり、字形の上でまがった表現の部分はなくなった。
意味 (1)まがる(曲がる)。まげる(曲げる)。折れまがる。「曲折キョクセツ」「曲線キョクセン」「湾曲ワンキョク」 (2)よこしま。正しくない。「曲学キョクガク」(学問の真理をまげる)「歪曲ワイキョク」(ゆがめ曲げる) (3)音楽のふし。また、作品。「作曲サッキョク」「曲目キョクモク」
イメージ 「まがる」(曲・髷)
音の変化 キョク:曲・髷
まがる
髷 キョク・まげ 髟部
解字 「髟(かみのけ)+曲(まがる)」の会意形声。髪の毛を束ね、曲げて結うこと。
意味 まげ(髷)。わげ。髪をまげて束ねること。「髷物まげもの」(時代劇・時代物)「丁髷ちょんまげ」(江戸時代の男の髪の結い方のひとつ)
<紫色は常用漢字>
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