京都大学の講義「中国文字文化論 全14回」が昨年(2016)11月にユーチューブにアップされた。これは2013年の前期講義(全学共通科目)として京都大学教授の阿辻哲次氏が4月18日~7月25日の間、14回にわたって行われた講義を公開したもの。
阿辻先生は漢字学の泰斗であり、漢字に関する多くの書籍を出版されている。私も、初期の研究書である『漢字学―『説文解字』の世界』(東海大学出版会、1985)、『図説 漢字の歴史』(大修館書店、1989)から始まり、教養書である『漢字の字源』(講談社現代新書、1994)、『部首のはなし』(中公新書、2004)『部首のはなし<2>』(中公新書、2006)、『近くて遠い中国語―日本人のカンちがい』(中公新書、2006)、それに近年の著作である『戦後日本漢字史』(新潮選書、2010)まで、多くの著書を読んで参考にさせていただいた。
この碩学が大学で講義しておられる様子を見る事ができる。私は期待して視聴した。1回が約1時間30分の講義である。かなり長いが、本に例えると1章くらいの内容である。回の内容によっては、先生の著書を読んでいるので分かったつもりでいたが、実際に視聴してみると先生のしっかりとした話しぶりに改めて感心した。その内容は先生が中国で収集した資料や写真、また現地で売っていた実物のミニチュア製品などを材料に、体験談も交えて漢字を総合的な角度から語る姿には、本を読む以上の説得力を感じた。この講義をブログで紹介したのは、こうした形でまとめておいて私自身も、あとで何回も見たいからである。
なお阿辻哲次教授は、今年(2017年)3月末で京都大学を退職された。その時の講義である、京都大学 2016年度退職教員最終講義 阿辻 哲次 教授「電子時代の漢字研究」(2017年3月15日)が、ユーチューブにアップされているので、これも併せて最後に追加させていただいた。
ユーチューブの画面
第1回 漢字の特徴 2013年4月18日
https://www.youtube.com/watch?v=-5A1-xqeN7A
第2回 漢字の起源をめぐって 2013年4月25日
https://www.youtube.com/watch?v=qIwIvCCP7Bw
第3回 甲骨文字の世界 2013年5月9日
https://www.youtube.com/watch?v=cm5zz1BoZ8M&t=228s
第4回 青銅器の銘文-金文について 2013年5月16日
https://www.youtube.com/watch?v=C0e7TJwgEKA
第5回 春秋戦国時代の文字文化 2013年5月23日
https://www.youtube.com/watch?v=8XLZhzT4sv0
第6回 始皇帝の統一帝国と漢字 2013年5月30日
https://www.youtube.com/watch?v=pCdWn_5kwZU
第7回 さまざまな書写材料 2013年6月6日
https://www.youtube.com/watch?v=JuzPTwV3n0Y
第8回 漢字の学習・教育・研究 2013年6月13日
https://www.youtube.com/watch?v=eFgaelwN_lA
第9回 儒教と漢字 2013年6月20日
https://www.youtube.com/watch?v=eBRrTfr-OZs
第10回 規範と審美一科挙と書道藝術 2013年6月27日
https://www.youtube.com/watch?v=SVL-Q9WlZww
第11回 印刷のはじまり 2013年7月4日
https://www.youtube.com/watch?v=oLjfdk2fRuY
第12回 日本への漢字の伝来 2013年7月11日
https://www.youtube.com/watch?v=cqt-mlkmoZE
第13回 中国の文字革命 2013年7月18日
https://www.youtube.com/watch?v=bxWd9I13wJs
第14回 現代日本の漢字文化 2013年7月25日
https://www.youtube.com/watch?v=k_VcLL4DAq4
京都大学 2016年度退職教員最終講義
阿辻 哲次 教授「電子時代の漢字研究」2017年3月15日
https://www.youtube.com/watch?v=A3FOIkyep2I
阿辻先生は漢字学の泰斗であり、漢字に関する多くの書籍を出版されている。私も、初期の研究書である『漢字学―『説文解字』の世界』(東海大学出版会、1985)、『図説 漢字の歴史』(大修館書店、1989)から始まり、教養書である『漢字の字源』(講談社現代新書、1994)、『部首のはなし』(中公新書、2004)『部首のはなし<2>』(中公新書、2006)、『近くて遠い中国語―日本人のカンちがい』(中公新書、2006)、それに近年の著作である『戦後日本漢字史』(新潮選書、2010)まで、多くの著書を読んで参考にさせていただいた。
この碩学が大学で講義しておられる様子を見る事ができる。私は期待して視聴した。1回が約1時間30分の講義である。かなり長いが、本に例えると1章くらいの内容である。回の内容によっては、先生の著書を読んでいるので分かったつもりでいたが、実際に視聴してみると先生のしっかりとした話しぶりに改めて感心した。その内容は先生が中国で収集した資料や写真、また現地で売っていた実物のミニチュア製品などを材料に、体験談も交えて漢字を総合的な角度から語る姿には、本を読む以上の説得力を感じた。この講義をブログで紹介したのは、こうした形でまとめておいて私自身も、あとで何回も見たいからである。
なお阿辻哲次教授は、今年(2017年)3月末で京都大学を退職された。その時の講義である、京都大学 2016年度退職教員最終講義 阿辻 哲次 教授「電子時代の漢字研究」(2017年3月15日)が、ユーチューブにアップされているので、これも併せて最後に追加させていただいた。
ユーチューブの画面
第1回 漢字の特徴 2013年4月18日
https://www.youtube.com/watch?v=-5A1-xqeN7A
第2回 漢字の起源をめぐって 2013年4月25日
https://www.youtube.com/watch?v=qIwIvCCP7Bw
第3回 甲骨文字の世界 2013年5月9日
https://www.youtube.com/watch?v=cm5zz1BoZ8M&t=228s
第4回 青銅器の銘文-金文について 2013年5月16日
https://www.youtube.com/watch?v=C0e7TJwgEKA
第5回 春秋戦国時代の文字文化 2013年5月23日
https://www.youtube.com/watch?v=8XLZhzT4sv0
第6回 始皇帝の統一帝国と漢字 2013年5月30日
https://www.youtube.com/watch?v=pCdWn_5kwZU
第7回 さまざまな書写材料 2013年6月6日
https://www.youtube.com/watch?v=JuzPTwV3n0Y
第8回 漢字の学習・教育・研究 2013年6月13日
https://www.youtube.com/watch?v=eFgaelwN_lA
第9回 儒教と漢字 2013年6月20日
https://www.youtube.com/watch?v=eBRrTfr-OZs
第10回 規範と審美一科挙と書道藝術 2013年6月27日
https://www.youtube.com/watch?v=SVL-Q9WlZww
第11回 印刷のはじまり 2013年7月4日
https://www.youtube.com/watch?v=oLjfdk2fRuY
第12回 日本への漢字の伝来 2013年7月11日
https://www.youtube.com/watch?v=cqt-mlkmoZE
第13回 中国の文字革命 2013年7月18日
https://www.youtube.com/watch?v=bxWd9I13wJs
第14回 現代日本の漢字文化 2013年7月25日
https://www.youtube.com/watch?v=k_VcLL4DAq4
京都大学 2016年度退職教員最終講義
阿辻 哲次 教授「電子時代の漢字研究」2017年3月15日
https://www.youtube.com/watch?v=A3FOIkyep2I
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