函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

勘違いから起きた寺田屋事件!!

2008-09-08 | 歴史
久光の上洛によって篤姫の立場は微妙になってきましたね
家茂にまで疑いの目を向けられるとは…
大奥での篤姫は四面楚歌状態ですね

いよいよ前代未聞、外様大名が建白書持参で上洛するので
す。
上洛する薩摩も、待ち受ける朝廷や幕府も初体験。
右往左往するのは仕方ありません

久光が動き出した事により全国の尊王攘夷派は一気に活気
づいたのです
いよいよ薩摩による討幕が始まると??
寺田屋に集結した面々は生粋の尊王攘夷派なのです。

彼等が突出しないようにと必死に説得する帯刀と大久保で
すが、万策尽きた感じでしたね
遂に断を下した久光ですが、有馬をはじめとする純粋な若
者たちが多数犠牲になったのです
それも、同士討ちなのですから討つ方も討たれた方も普通
の神経ではなかった事でしょうね。
元々敵同士ではないのです。
寺田屋に集結していた有馬らを討った薩摩藩士もその後、
悲惨な末路をむかえた者もいるようです
気がふれた者までいたと言います
今でも同士だと思っている仲間を藩命で討たなければなら
ないのです。
純粋な若者達には何とも酷な命令ですね
察して余りある事件です。
時代が大きく動こうとする時、犠牲は付きものなのですが
何ともやり切れない感じがしますね

ドラマでは薩摩が幕政改革を進める為、有馬らが捨石とな
り久光の朝廷での信頼を高めるべく自らが犠牲になった様
な脚本でしたが、この時期はまだ尊王攘夷派が幅を利かせ
ていた時代です
彼等は久光が必ず討幕を実行してくれると信じていた筈で

その為に上洛したのだと…
しかし、この時期の久光に討幕の意思は全くなく、その事
に反発した薩摩藩士が幕府寄りの関白邸や京都所司代邸を
襲撃する為に寺田屋に集まったとのが本当のところではな
いのでしょうか
藩主でもない久光の捨石になるなんて彼等は少しも考えて
いなかった筈なのです。

個人的には今回の大河ドラマは脚色のし過ぎではなのでは?
と思っている僕なのです

結果論かも知れませんが、あと数年もすれば薩摩が討幕に
向けて立ち上がったのです
時勢を把握していなかった若者達の暴挙とは云え、あたら
若い命を捨てる事もなかったのです

寺田屋に集結した面々は、薩摩軍が討幕軍だと勘違いをし、
中々動かない薩摩軍を自分達が突出する事によって動かそ
うとしたのです。
元を正せば全くの勘違いから始まった事件だったのかも知
れませんね??

この後
朝廷からの勅許を携えた久光が江戸へ向かう事になります
いよいよ生麦事件が起こるのです。
薩英戦争の要因となった事件ですが、薩摩が英国と戦争す
る事によって攘夷が無謀且つ無意味な事だと知ることとな
るのです
そう考えると久光の上洛も歴史を変えた大きな事件だった
のかも知れませんね


CMです




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